伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2024/12/25 | category:鍼の道
本記事では鍼・灸・湯液の各治法の比較について、とある医家の言葉を紹介します。 引用元は『十四経発揮』の序…ではなく、「新刊十四経絡発揮序(新刻十四経絡発揮序)」について。ここには鍼・灸・湯液の誤治における反応の遅速を挙げ、そこから鍼灸湯液の三法の効果の遅速・...
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2024/12/22 | category:ゴケイメシ(五経飯)
12月のゴケイメシは蕎麦と山薬 今回のゴケイメシはひと足早い「年越し蕎麦」をいただきました。年末・Xmasも押し迫るため、講座後の宴ではなくランチ会でいただきました。 そして蕎麦のお供として、長芋(ナガイモ)をすりおろしてトトロ蕎麦をいただきました。ちなみ...
2024/12/18 | category:発表資料
「胎毒治療から生命観」とうとうフィナーレ! 『中医臨床』12月号(179号)に寄稿しました。 胎毒を主役にした記事(胎毒シリーズ)は、振り返れば175号の【李東垣の生命観ふたたびー命門と胎毒ー】から。 李東垣は陰火学説の提唱、補中益気湯・清暑益気湯を...
2024/12/15 | category:臓腑経絡詳解
陰脈の海、任脉について 督脈に続いて任脈について紹介です。任脈に関しても「詳解」ではなく概略紹介になります。任脈は「陰脈の海」とも呼ばれます。本章では、その理由として「諸陰の総任」としても記されています。詳しくは本文を読んでいきましょう。 ...
陽脈の海、督脉について 正経十二経が終わったところで、お次は督脈について記されています。残念ながら本書の名にある「詳解」とはいきませんが、督脈の概略が記されています。 督脈は「陽脈の海」とも呼ばれます。本章では、その理由として「諸陽の都綱」としても記さ...
2024/12/13 | category:臓腑経絡詳解
終わりにして始まり 六臓六腑・十二経脈について詳解してくれていた本書もこれで最後の肝臓・肝経にたどり着きました。しかし、経絡というのは“如環無端(環の端の無きが如し)”であり、終わりは始まりでもあります。この点にも本章では随所で示唆しているように感じます。で...
胆の腑と胆経について勉強し直そう! 胆の腑と経脈の章に入りました。胆の腑は他の臓腑に比べて特殊な面があります。六腑に分類されながらも、奇恒の腑にも属します。 鍼灸学校の勉強では、胆経といえば『経穴数のやたら多い経脈…』という印象っは濃い存在ですが、ここは胆...
三焦はミステリアスな存在 三焦といえば「名有りて形無し(有名無形)」という言葉を連想します。 そもそも『内経』『難経』には、三焦の性質や機能を表わす言葉に「中瀆の腑(本輸篇)」「孤の腑(本輸篇)」「水穀の道路(三十一難)」「原氣の別使(六十六難)』などがあ...
2024/12/08 | category:内藤希哲
江戸期の俊英 内藤敬哲の医書『医経解惑論』から「見病知源の論」を紹介します。この章は“病の源を把握する”ための極意を記しています。 『傷寒論』の根底にある治病と病源を診るための真意を、『素問』『霊枢』の理をもとに説いているのが本章です。 私自身、臨床に出て...
2024/12/01 | category:内藤希哲
江戸期の俊英 内藤敬哲の医書『医経解惑論』から、仲景立六経大意の論を学びます。 ※『医経解惑論』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。 ※現代文に訳さないのは経文の本意を損なう可能...
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