ブラジル鍼灸師団に日本の小児はりを伝える
2025年4月5~6日に森ノ宮大学にて【日本/ブラジル/ポルトガル 小児はり国際交流セミナー】が開催されました。
主にブラジルの鍼灸師団が来日、日本の小児はりを学ぶ二日間・講師陣は、井上悦子先生・足立繁久
大内アルベルト敏雄先生・森野弘高先生です。
日本小児はり学会の井上悦子先生のお招きで土曜日の午後の講座・実技を担当いたしました。
私は『東洋医学における小児科・子どもの生理学とその治療』といった内容の講義を発表しました。
東洋医学的に子どもの体質をみると…
✓子どもの身体は未完成・未発達
✓子どもは“陽”に偏っている
✓子どもの平脈は微数
といった情報はよく耳にすることです。
➣なぜ子どもは陽に偏っているのか?
➣子どもの特性を治療に活かす
➣子どもの体質に応じた治療道具(小児はり)
➣五行でみた子どもの体質
…について講義しました。
写真:調氣鍼の操作を体験するrodorigo先生とValério先生
写真:Valério先生、大内先生とツーショット記念写真
皆さん、非常に勉強熱心な方ばかり。とくにValério(ヴァレリオ)先生・rodorigo(ロドリゴ)先生はこれまで何度も日本の鍼灸を学びに来られているようで、鍼灸用語なら日本語でもある程度通じているようす。さらに鍼灸だけでなく、武道や修験道(出羽山)の修行も重ねているとのこと。彼のスピーチによれば、ブラジル小児はり学会がすでに発足され20名以上の会員もいる(たぶん…)とのこと。
写真:講座終了後に記念写真
写真:懇親会にて井上悦子先生とValério先生と。
懇親会ではブラジルでの小児はりの活動や役割なども聞け、またValério(ヴァレリオ)先生の新たな構想・提案なども聞けて非常に有意義な一日でした。