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論より証拠・受講者の声
今回は東京講座【鍼薬双修】を受講した女性あはき師さん(約20年の臨床経験)の感想を紹介します。
『鍼道五経会の講座って、難しい話ばっかり聞かされるのでは?』
『古典を読んでいて、ホントに治療の腕が上がるの?』
などなど思う人もいるかもしれません。
そんな疑問を解決するには、実際に受講した人たちの言葉がなによりの答えです。
もともとは苦手だった東洋医学
鍼道五経会に入会してあっという間に二年経ちました。
入会当時、三療の資格を取ってから約二十年間ほとんど西洋医学のみで治療をしてきた身としては、いきなり本格的に古典を学ぶ会に入ることに躊躇していました。もともと東洋医学の世界観が苦手だったのですが、今後のために治療の幅を広げたいと思い迷っていました。
『苦手だし…ついていけるか不安だけれど、現状からはどう転んでも今より少しでもわかる!一ミリずつでも良くなる!』
『上昇しかないのだからとにかくやってみよう。』と、思い切って入会しました。
実際に参加・受講したところ…
久しぶりの言葉や知らない言葉がありすぎて毎回講義のたびに頭の中に「???」がいっぱいになっていました。
フリーズしていたりなんともいえない悩ましげな表情で聴いていたこともたくさんあったかと思います。
正直なところ初めは苦行のようにも感じていました。
すぐに使える技術ではない…
五経会について「わかりやすい講義、明日からすぐ使える技術というコンセプトとは正反対」と足立先生はおっしゃいます。
講義を受けていて確かにそう感じるので、初めはとっつきにくいかもしれません。けれどわかりやすい 使いやすければ良いというものではありません。そこに飛びついても一時的なものしか得られず、それ以上を考えられなければ、すぐにまた行き詰まってしまうと思います。
わかりやすくはない、すぐ得られないからこそ、積み上げてそこから自分で探しに行くという能動的な力が生まれると思っています。
単純な知識や技術ではなく
「◯◯のときは△△」…といった画一的なことを覚えるのではなく、根本の考え方を学んで、それぞれ考えた結果に導きだされた取穴などはいろいろな答えがある。というのが講義や実技のとき楽しいと思える部分です。
メンバーそれぞれの取穴を「この人ならきっとこう考えていてこれが出てくるのだろう」と背景も踏まえて想像するのが楽しいです。自分一人の力では出てこないものはたくさんあるので皆で勉強する醍醐味だと思います。
脈診や腹診も丁寧に学びます
実技も脈診や腹診を丁寧に教えていただいています。これもすぐできるようになることではないですが、その分毎回重ねて少しずつ確実に力にできます。

写真:腹診の腕を磨く
脈診・腹診はベースの型は教わりますが。治療に落とし込んだときは今まで学んできたことをミックスして活かせる。そこにも画一的なことに縛らない考えがあり、すでに長年臨床をやってきたことが無駄にならない、むしろそれぞれの特徴としてさらに羽ばたく支えとなります。
普段の臨床が変わりました
二年経ってみると普段の臨床でやっていることはかなり変わりました。患者さんの訴える細かい症状を広く拾えるようになってきていると感じます。
講義を聞いていて、先輩方は以前やった部分と繋げてもっと理解が深いんだろうと思うと羨ましいし悔しいです。
もし五経会に興味がある方がいたらぜひ少しでも早く門を叩いていただければと思います。
講座のテーマの区切りとかは関係ありません。いろいろなことを知らないと繋がらないのでぜひ!お早めに。
一緒に勉強しましょう。皆さん穏やかで楽しい会ですよ♪
苦手だった東洋医学系の鍼灸を卒後約20年にして、あらためて学び直すというその心意気が素晴らしいですね!
『どう転んでも今よりも良くなる!』といった腹をくくった考え方に共感を覚えます。
そして入会して2年…ときに「苦行」のように感じながらも、次第に古典医学への壁が低くなり、脈診に親しみ、伝統鍼灸系の思考になじんできた空気が文面からも伝わってきますね。
「普段の臨床でやっていることはかなり変わりました。」
「患者さんの訴える細かい症状を広く拾えるようになってきている。」といった現場での感想はとても嬉しい言葉です。
この先生のように長年の臨床経験をもつ臨床家であっても、伝統医学・東洋医学をイチから学び直そうという素直な気持ちがあれば、必ずその治療の幅を拡げることにつながります。
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鍼道五経会 足立繁久
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