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『保嬰撮要』について
『保嬰撮要』(1556年)は、薛鎧・薛己の父子による小児科医書として知られています。『保嬰撮要』の著者に関する詳しい情報は論文『抑肝散の原典について』(日東医誌 Kampo Med Vol.65 No.3 180-184,2014)が参考になります。
薛氏による『保嬰撮要』には、小児科医学に関する生理学・病理学・治療学が非常に詳細に記されています。主な治療法は湯液(漢方薬)によるものですが、言うまでもなく鍼灸師にとっても学ぶべき内容であります。
個人的には「母子同服」「母子同治」の治法が記されている点が興味深いです。この「母子同治」の考え方は、一部の江戸期の小児医書にも見られ、日本にも影響を与えた小児治療法としてみて良いと思います。
本記事では、薛氏が伝えた小児診法について『保嬰撮要』脉法の章を紹介しています。
※画像は『保嬰撮要』京都大学付属図書館より引用させていただきました。
※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。
※現代文に訳さないのは経文の本意を損なう可能性があるためです。口語訳は各自の世界観でお願いします。
『保嬰撮要』 脈法
書き下し文 『保嬰撮要』 脈法
銭仲陽の云、小児の脈氣和せざるときは則ち弦急。食に傷れるときは則ち沈緩。虚驚は則ち促急。風は則ち浮、冷は則ち沈細。脈の乱れる者は不治。
『水鏡訣』に云、陰陽運合して男女形を成す、已に九竅四肢を分かちて、乃ち五臓六腑を生ず。部分既に別れて逆順を明すること難し。若し寸口の浮沈に憑(よ)らば、必ず乃ち孩子を横亡せん。須らく虎口を明じて三関を弁別し、用薬を消詳すべし。始めて差誤すること無し。
未だ三歳に至らざるは、虎口食指の第一節を看る、風関と名づく、脈初めに(風関に)見るは易治。第二節を氣関と名づく、脈の(氣関に)見るは病深し難治。第三節を命関と名づく、脈の(命関に)見るは死す、不治。
三関の青は、是れ四足驚。赤は是れ水驚、黒は是れ人驚、紫色は瀉利、黄色は雷驚なり。
三関の通度は是れ極驚の症なり必ず死す。或いは青、或いは紅。紋有りて線の如く一直なる者、是れ乳食(により)脾を傷る、必ず驚熱を発す。左右一様なる者、是れ驚と積を斉しく発す。三條有りて或いは散ずれば、是れ肺に風痰を生ず、或いは齁䶎の声に似る。赤有るは是れ傷寒及び嗽す。紅火の如くなるは是れ瀉。紅黒相い兼ねるは下痢を主る。青多きは白痢、紅多きは赤痢。紫色相い兼ねるは渇を加う。虎口の脈紋乱れるは胃氣不和を主る。青は是れ驚と積、青黒は慢驚を発す。
脈の掌に入るは乃ち内釣。指紋が裏に曲るは風盛、外に弯(まが)るは食積なり。
此れ三歳以上の法を論ず。
若し三歳以下は更に一指を用いて高骨を按じ、乃ち三関を分ち、其の息数を定める。呼吸(呼吸定息)八至なるを平脈と為す。九至を不安、十至危困とす。浮は風を主り、沈遅は虚冷を主り、実は有熱を主り、緊は癲癇を主り、洪は熱盛を主り、沈緩は虚瀉を主る。微遅は積有り蟲有り。遅濇は胃脘不利を主り、沈は乳食難化を主り、沈細は乳食停滞を主り、緊弦は腹中熱痛を主り、牢実は大便秘を主る。沈而して数なる者は骨中に熱有り、弦長なるは是れ肝膈に風に有り、緊数は乃ち驚風を患と為し四肢掣顫す。浮洪は乃ち胃口に熱有り。沈緊は腹痛有寒を主る。虚濡なる者は氣有り、又、慢驚を主る。芤は大便利血を主る。
四歳以下は一指を用いて袞転し三部を尋ね、関を以て準と為す。
七八歳は指を移すこと少し許(ばかり)
九歳なれば次第に三関の部位に依りて尋ねて取る。
十一、十二歳も亦た同じ。
十四、十五歳は大方の脈の部位に依りて診視する。
凡そ脈を看るに、先ず浮沈・遅数・陰陽・冷熱を定む。沈遅は陰と為し、浮数は陽と為す。更に兼ねて部位を看る。
青は驚風を主り、白は虚瀉を主り、赤は痰熱を主る。黒色は病甚しく、黄は脾疳を主る。此れを以て相い参(まじ)え、病を察して治療す。庶(こいねが)わくば、誤すること無し。
又、『全幼心鑑』に云う、小児半歳の際に病有らば、當に額前眉端髪際の間に於いて、名中食の三指を以て之を曲按すべし。児頭、左に在れば右手を挙げ、右に在れば左手を挙げる。食指を上と為し、中指を中と為し、名指を下と為す。
三指俱に熱するは風邪を感ずるを主り、鼻塞り氣粗く発熱し欬嗽する。
若し三指俱に冷するは、風寒の外感、飲食による内傷を主り、発熱吐瀉する。
若し食中の二指熱するは、上熱下冷を主る。
名中の二指熱するは、夾驚の疾を主る。
食指の熱は胸満食滞を主る。
又、當に脈形を参え弁じて之を主とすべし。
○流珠の形は飲食の傷れる所、内熱し、吐さんと欲し、或いは腸鳴、自利、煩躁、啼哭す。助胃膏を用いて飲食を消し、陰陽を分かつ。若し食を消して病仍(なお)作するは、香砂助胃膏を用いて、以て脾胃を補う。
○環珠の形は脾虚停食を主る、胸満、脹満、煩躁、渇、発熱す、五味異功散加山楂枳実を用いて、健脾消食す。後に六君子湯を用いて、中氣を調養す。
○長珠の形は脾傷れ飲食の積滞を主る、肚腹は痛みを作し寒熱して食せず。先ず大安丸を用い、其の積滞を消す。次に異功散を以て其の脾氣を健やかにす。
○来蛇の形は脾胃の湿熱を主る。中脘不利、乾嘔、不食、此れ疳の邪が内に作す。先ず四味肥児丸を用い疳を治す。後に四君子湯を用い補脾する。
○去蛇の形は脾虚食積を主る。吐瀉、煩渇、氣短、喘急、不食、困睡す。先ず六君子加枳実を用い、健脾消積す。次に七味白朮散を以て、胃氣を調補する。
○裏に弓反る形は、寒邪を感冒するを主る。哽氣、出氣、驚悸、倦怠、四肢稍冷、小便赤色、咳嗽吐涎す。先ず惺惺散を用い、胃氣を助け、外邪を祛(はら)う。後に五味異功散加茯神当帰を以て心血を養い胃氣を助ける。若し外邪は既に解け而して驚悸し、指の冷えるは脾氣の傷を受ける也。宜しく七味白朮散を用いて之を補うべし。若し悶乱し、氣粗く、喘促、哽氣する者は治し難し。脾虚の甚しき故也。
○外に弓反る形は、痰熱を主る。心神恍惚、驚を夾み、食を夾み、風癇、痰盛んならば、先ず天麻防風丸を以て外邪を祛う。又、五味異功散を用いて中氣を調う。
○槍の形は風熱を主る。痰を生じ搐を発す。先ず抱龍丸を用う。如し未だ応ぜざるは牛黃清心丸を用う。若し脾肺に伝え、或いは風痰の薬を過用して、一切の諸症を見わす者は、専ら脾胃を調補する。
○魚骨の形は驚痰を主る。発熱せば、先ず抱龍丸を用い之を治す。如し未だ応ぜざるは肝火実熱に属す。少しく抑青丸を用い以て肝を清し、随いて六味丸を用いて以て肝を補する。
或いは発熱し、食少なく、或いは痰盛んに搐を発するは、乃ち肝木が脾土を尅す。六君子湯加柴胡を用いて脾土を補し、以て肝木を制す。
○水字の形は驚風食積を主る。胸膈煩躁、頓悶、少食、或いは夜啼、痰盛、口噤、搐搦す。此れ脾胃虚弱、飲食積滞して木が土を尅する也。先ず大安丸を用いて飲食を消導し、次に六君釣藤鈎を以て補中清肝す。若し已に消食化痰等の剤を服しても、病の愈えざる者は、四君升麻柴胡釣藤鈎を用いて、脾氣を升補し、肝木を平制す。
○針の形は心肝熱極して風を生ずることを主る。驚悸、煩悶、困倦、不食、痰盛、搐搦す。先ず抱龍丸を用いて祛風化痰す。次に六君子加釣藤鈎を用いて平肝し脾を実する。
○関を透りて指を射る形は、驚風、痰熱の胸膈に聚まるを主る。乃ち脾肺は虧損し痰邪が乗聚す。先ず牛黄清心丸を用い、脾肺を清め痰涎を化す。次に六君子湯加桔梗山薬を用い、脾土を補し肺金を益す。
○関を透りて甲を射る形は、驚風、肝木が脾土を尅制するの敗症を主る。急ぎ六君木香釣藤鈎官桂を用いて、脾土を温補す。未だ応ぜざるは即ち附子を加えて以て陽氣を回す。生を得る者多し。
嘗て聞く古人の云に、小児は芽児と為す、草の芽や水の漚の如し。蓋し臓腑の脆嫰なるに因り、口は言うこと能わず、最も剤を投ずること難し。當に首(はじめ)に面色を察して其の所属を知り、次に虎口を験(ため)して以て其の所因を弁ずべし。實に治法の簡要と為す也。
流珠(の形)は、只一点の紅色。
環珠(の形)は差(やや)大。
長珠(の形)は丸く長い。
已上は圏子(丸形のみ)に謂うに非ず、総て皆な紅脈なり。胃氣は此れの如し。
来蛇(の形)は即ち是、長珠の散ずる(形)なり、一頭は大、一頭は尖。去蛇(の形)も亦た此れの如し。上下に分かちて朝する、故に来去と曰う。
角弓反張は、裏に向うを順と為し、外に向うを逆と為す。
槍形は直上、魚骨(の形)は分開。
水字は即ち三脈並行す。
針形は即ち関を過ぐること、一二粒の米許(ばかり)。
甲を射る(形)は、命脈が外に向う、指を透ぐは、命脈が裏に曲る。
然りと雖も、余は常に之を治するも、亦た専ら其の形脈を執(と)らざること有り。而して剤を投ずる者、葢し但だ“是の症”あれば即ち“是の薬”を服し而して亦た験多し。
小児診法について
薛氏は脈法の章において、3種の脈診法を提示しています。順に挙げていくと、「虎口三関脈診」「寸口脈診」「額前脈診」です。『校註銭氏小児直訣』において、薛氏はこれらの小児診法を「三部五脈」の中に分類しています。
虎口三関脈診について
虎口三関脈診の基本は、以下の通りです。
① 示指(本文では食指)にあらわれる脈紋を診る
② 示指三関を“風関”・“氣関”・“命関”と呼ぶ
③ 脈紋の“長さ” “色” “形”を診る脈法である
薛氏は『保嬰撮要』において、虎口三関脈診に関する情報を詳しく記しています。この点、『校註銭氏小児直訣』には無い情報だと言えます。とくに『保嬰撮要』には、実際に絵図で掲載しており、本文の内容理解を助けてくれます。
脈紋の形状としては、「流珠形」「環珠形」「長珠形」「来蛇形」「去蛇形」「弓反裏形」「弓反外形」「槍形」「魚骨形」「水字形」「針形」「透関射指形」「透関射甲形」…と、13種の脈紋パターンが挙げられています。そして、それぞれの脈紋は、固有の病態を示すことが記しています。
しかし、私(足立)個人的には脈紋形のみで病態診断を行うことが可能か?というと、そこまでに信を置けるものではないと考えています。私自身、実際に数年の間、虎口三関脈診を注意深く観察した時期がありました。その結果、現在は前述のように考えています。
しかし、その点においては薛氏も「雖然余常治之、亦有不専執其形脉。」として、脈紋の形状に拘らない趣旨の文も書き記しています。
額前の脈について
額前の脈とは、小児の頭部の脈を診る診法です。診察部位は「額前眉端髪際之間」とあり、つまりは“こめかみ”にあたります。さらに細かくみると、「以名中食三指曲按之」とあるように、三指で上中下を診るのです。さながら、寸口脈の寸関尺を三指で診るのと同様です。
また適応年齢は「小児半歳之際有病」とあり、生後6ヶ月の乳児がこの額前の脈の対象となります。
“額前の脈”を診る、とはいえども、実際に診るのは、“脈力・脈状”ではなく、“冷熱”です。三指のいずれに(もしくは三指俱に)冷熱を触知することが目安となります。
患児の年齢によって診法を使い分ける
本文には「此論三歳以上之法。若三歳以下更用一指按高骨乃分三関定其息数、呼吸八至爲平脈。」という箇所があります。冒頭の「此論三歳以上之法。」にある“此の論”とは虎口三関の論を指しています。そして「若三歳以下更用一指…」は、寸口一指脈を意味します。
となると、虎口三関脈診は三歳以上の子に適応する診法。そして、寸口一指脈診は三歳以下の子に適応する診法となってしまいます。
私見ではありますが、これは誤記でしょう。
正しくは、三歳以下には虎口三関脈診。三歳以上には寸口一指脈診、とすべきです。
このことは続く文「四歳以下用一指袞轉尋三部以關爲準。七八歳移指少許、九歳次第依三關部位尋取。十一十二歳亦同、十四十五歳依大方脉部位診視。」の流れをみると明らかです。
話を整理しますと、以下のようになります。
三歳以上、寸口一指脈診(用一指按高骨乃分三関定其息数、呼吸八至爲平脈。)
四歳以下、一指を用いて袞転し三部を尋ね、関を以て準と為す。
七八歳、指を移すこと少し許(ばかり)
九歳、次第に三関の部位に依りて尋ね取る。
十一、十二歳も亦た同じ。
十四、十五歳、大方の脈部位に依りて診視す。
また、薛氏の著書である『校註銭氏小児直訣』をみても「未至三歳看虎口三関(未だ三歳に至らずは虎口三関を看る)」とありますので、“寸口一指脈診における適応年齢”は上記の内容で良いかと思います。
とはいえ、個人的には、小児診法に厳密な年齢制限を設けてみてはいません。1~2歳の子でも、額前の脈に“熱の兆し”が現われたり、2歳の子の寸口脈を診たりすることもあります。そのときに集められる情報は収集しておく、という形で小児はりの臨床を行っています。
診察から診断へ
終盤の一文「蓋因臓腑脆嫰、口不能言、最難投剤、當首察面色而知其所属、次験虎口以弁其所因、實爲治法之簡要也。」
ここには、小児の診断において非常に重要なことが書かれています。
「蓋因臓腑脆嫰、口不能言、最難投剤」
これは小児の治療の難しい理由が書かれています。
続く文「當首察面色而知其所属、次験虎口以弁其所因、實爲治法之簡要也。」
ここには、面部氣色によって“病の所属”を知り、虎口三関脈診によって“病の因”を知る。
もちろん、面部望診や虎口三関脈診に拘らず、まず病の属、そして因を知ること。もちろん他にも虚実・病勢・方向…なども知る必要がありますが、それらを分析するための情報を診察によって集めるということが肝要なのです。
鍼道五経会 足立繁久
原文 『保嬰撮要』脉法
■原文 『保嬰撮要』脉法
錢仲陽云、小兒之脉氣不和則弦急、傷食則沉緩、虚驚則促急、風則浮、冷則沉細。脉亂者不治。水鏡訣云陰陽運合男女成形已分九竅四肢乃生五臓六腑部分既別逆順難明。若憑寸口之浮沉、必乃横兦於孩子。須明虎口辨別三關消詳用藥。始無差誤。
未至三歳看虎口食指第一節名風關、脉初見易治。第二節名氣關、脉見病深難治。第三節名命關、脉見死不治。
三關青、是四足驚。赤是水驚、黒是人驚、紫色瀉利、黄色雷驚。三關通度是極驚之症必死。或青或紅有紋如線一直者是乳食傷脾、必發驚熱。左右一様者是驚與積齊發、有三條或散是肺生風痰、或似齁䶎聲、有赤是傷寒及嗽、如紅火是瀉、紅黒相兼主下痢、青多白痢、紅多赤痢。紫色相兼加渇、虎口脉紋亂主胃氣不和。青是驚與積、青黒發慢驚。脉入掌乃内釣、指紋曲裡風盛、彎外食積。
此論三歳以上之法。若三歳以下更用一指按高骨乃分三關定其息數、呼吸八至爲平脉。九至不安、十至危困、浮主風、沉遅主虚冷、實主有熱、緊主癲癇、洪主熱盛、沉緩主虚瀉、微遅有積有蟲、遅濇主胃脘不利、沉主乳食難化、沉細主乳食停滞、緊弦主腹中熱痛、牢實主大便秘、沉而數者骨中有熱、弦長是肝膈有風、緊數乃驚風爲患四肢掣顫、浮洪乃胃口有熱、沉緊主腹痛有寒、虚濡者有氣。又主慢驚芤主大便利血。
四歳以下用一指袞轉尋三部以關爲準。七八歳移指少許、九歳次第依三關部位尋取。十一十二歳亦同、十四十五歳依大方脉部位診視。凡看脉先定浮沉遅數陰陽冷熱沉遅爲陰、浮數爲陽、更兼看部位。青主驚風、白主虚瀉、赤主痰熱、黒色病甚、黄主脾疳、以此相叅察病治療。庻無誤矣。又全幼心鑑云、小兒半歳之際有病、當於額前眉端髪際之間、以名中食三指曲按之。兒頭在左舉右手。在右舉左手。食指爲上、中指爲中、名指爲下。三指俱熱主感風邪鼻塞氣粗發熱欬嗽。若三指俱冷主外感風寒内傷飲食發熱吐瀉。若食中二指熱主上熱下冷。名中二指熱主夾驚之疾。食指熱主胸滿食滯。
又當叅辨脉形主之。○流珠形主飲食所傷内熱欲吐或腸鳴自利煩躁啼哭用助胃膏、消飲食分陰陽。若食消而病仍作用香砂助胃膏、以補脾胃。○環珠形主脾虚停食胸滿脹滿煩躁渇發熱、用五味異功散加山楂枳實、健脾消食、後用六君子湯、調養中氣。○長珠形主脾傷飲食積滯肚腹作痛寒熱不食、先用大安丸、消其積滯。次以異功散健其脾氣。○來蛇形主脾胃濕熱中脘不利乾嘔不食此疳邪内作、先用四味肥兒丸治疳、後用四君子湯補脾。○去蛇形主脾虚食積吐瀉煩渇氣短喘急不食困睡、先用六君子加枳實健脾消積、次以七味白朮散、調補胃氣。○弓反裏形主感冒寒邪哽氣出氣驚悸倦怠四肢稍冷小便赤色咳嗽吐涎、先用惺惺散助胃氣祛外邪、後以五味異功散加茯神當歸養心血助胃氣。若外邪既解而驚悸指冷脾氣受傷也。宜用七味白朮散補之。若悶亂氣粗喘促哽氣者難治。脾虚甚故也。○弓反外形主痰熱心神恍惚夾驚夾食風癇痰盛、先以天麻防風丸祛外邪、又用五味異功散調中氣。○槍形主風熱生痰發搐、先用抱龍丸、如未應用牛黃清心丸。若傳於脾肺、或過用風痰之藥、而見一切諸症者専調補脾胃。○魚骨形主驚痰發熱、先用抱龍丸治之。如未應屬肝火實熱、少用抑青丸以清肝、隨用六味丸以補肝。或發熱少食或痰盛發搐乃肝木尅脾土、用六君子湯加柴胡補脾土、以制肝木。○水字形主驚風食積胸膈煩躁頓悶少食或夜啼痰盛口噤搐搦、此脾胃虚弱、飲食積滯而木尅土也。先用大安丸、消導飲食、次以六君釣藤鈎補中清肝。若已服消食化痰等劑、而病不愈者、用四君升麻柴胡釣藤鈎、升補脾氣、平制肝木。○針形主心肝熱極生風驚悸煩悶困倦不食痰盛搐搦、先用抱龍丸祛風化痰、次用六君子加釣藤鈎平肝實脾。○透關射指形主驚風痰熱聚於胸膈乃脾肺虧損痰邪乗聚、先用牛黄清心丸、清脾肺化痰涎。次用六君子湯加桔梗山藥補脾土益肺金。○透關射甲形主驚風肝木尅制脾土之敗症、急用六君木香釣藤鈎官桂、温補脾土。未應卽加附子以回陽氣多得生者。嘗聞古人云、小兒爲芽兒如草之芽水之漚。蓋因臓腑脆嫰、口不能言、最難投劑、當首察靣色而知其所屬、次驗虎口以辨其所因、實爲治法之簡要也。
流珠只一㸃紅色、環珠差大、長珠圓長、已上非謂圏子總皆紅脉胃氣之如此、來蛇卽是、長珠散、一頭大一頭尖去蛇亦如此、分上下朝、故曰來去。角弓反張、向裡爲順、向外爲逆。槍形直上、魚骨分開、水字卽三脉並行、針形卽過關、一二粒米許。射甲命脉向外、透指命脉曲裡。雖然余常治之、亦有不専執其形脉、而投劑者、葢但有是症卽服是藥而亦多驗。

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