伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2026/02/08 | category:張子和
儒門事親とは 儒門事親にも三陽頭痛に関する記述がある。 王好古・羅天益・李時珍・劉完素と、金元時代を代表する医家たちの頭痛論について調べてきた。ここで金元四大家のひとり張子和(張従正)の医書『儒門事親』についても調べておきたい。 張子和は金元四大...
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2026/02/07 | category:劉完素
王好古から李東垣、さらに劉完素へと遡る 易水派の頭痛医学について、王好古(『此事難知』)、羅天益(『東垣試効方』)、『蘭室秘蔵』(李東垣の医学を羅天益が編纂)、と、弟子から師へと遡ってきた。そして本記事では劉完素の「大頭論」を紹介したいと思う。劉完素の「大頭...
2026/02/07 | category:羅天益
東垣試効方における頭痛論 これまで『此事難知』(王好古)そして『蘭室秘蔵』における頭痛論を紹介した。この流れで『東垣試効方』も挙げておきたい。 『蘭室秘蔵』『東垣試効方』ともに、羅天益が編纂したものである。羅氏は李東垣の晩年の弟子である。この『東垣試効方』...
2026/02/04 | category:蘭室秘蔵
王好古から李東垣へと遡る 王好古の「諸経頭痛」および「大頭痛論」(『此事難知』収録)を紹介したが、易水派医学の系譜をたどり、王好古の師、李東垣が記した「頭痛論」についても調べておきたい。 本記事にて紹介する「頭痛論」は、『蘭室秘蔵』(1251年 刊行)に収...
2026/02/03 | category:王好古
六経、渇を発すこと有れば、各々経薬に随いて之を治す 本章は「大頭痛論」に続く章である。章名の通り“発渇”という症候が熱に起因するが、その熱・火がどの層・どのステージに在るのか?これをよく弁ぜよ…という内容である。 また、弁じた(診断した)後に、“経薬に随い...
大いに頭痛を論ずる 王好古の著書『此事難知』大頭痛論の章を紹介しよう。前章の「諸経頭痛」が治療法を記す各論とすれば、本章「大頭痛論」は概論でもあり、頭痛の生理学・病理学を東医的に説く章である。 ※『東垣十書』収録『東垣先生此事難知』(京都大学付属図書館...
易水派が説く頭痛について 鍼灸院に来院する疼痛疾患といえば、腰痛・膝痛・頚肩部痛…といった諸々の関節痛であろう。しかし「頭痛」という症状も上位にランクインする愁訴ではなかろうか。 先に挙げた諸々の関節痛に対する東医的治療法と、頭痛に対する東医的治療法は果た...
2026/01/24 | category:華佗伝
伝説の名医、華佗 華佗伝シリーズ第5回目となる本記事では、華佗や弟子たちではなく、当時の道士について触れられています。前回に紹介した呉普や樊阿も医術を収めつつも、導引や方薬でかなりの長寿を保ったことから、その流れを受けて道士の紹介となったのでしょうか。 ち...
華佗の弟子たち 華佗伝シリーズ第4回目となる本記事では、華佗の弟子たちについて紹介しています。投獄された華佗は自身の医術を後世に残すため医書を獄吏に渡そうとするも、獄吏は後難を恐れて拒絶します。華佗の書は焼却され、彼の医術は失伝してしまったように思えますが、...
伝説の名医、華佗 華佗伝シリーズ第3回目となる本記事では、魏の太祖・曹操に処刑された後のエピソードを引用・紹介しています。生前の華佗の治療を受け、病が治まったものの、病が再発してしまった患者が為すすべもなく…といったエピソードもあります。 ...
華佗は史書でも小説でも活躍する 華佗伝シリーズ記事が続きますが、今回は少し趣向をかえて『三国志演義』にも触れてみましょう。 『三国志演義(三國演義)』は、明代に羅貫中によって創作された小説です。中国三代奇書に属する作品とも言われています。日本でも昔から人気...
今回は華佗と曹操のはなし 本記事では建安三名医のひとり、華佗について紹介します。『三国志』に収録される「魏書(魏志)」方技伝第二十九には「華佗伝」の章があり、多くの逸話が記されています。 華佗伝シリーズ第2回となる本記事では、魏の太祖である曹操孟徳に見出さ...
伝説の名医、華佗 中国医学における名医と言えば、医和・医緩・扁鵲・倉公などが有名です。彼らが活躍した時代は春秋戦国時代のころ。さらに時代が下り、後漢末から三国時代にかけては、華佗・張仲景・董奉といった名医が知られています。 本記事では建安三名医のうち、華佗...
2025/11/08 | category:小児薬証直訣
小児薬方について 『小児薬証直訣』に収録される小児薬方の数々。すべての小児薬方を紹介することはできませんが、本記事「その3」では、その1,2では紹介できなかった薬方について、個人的にピックアップして紹介していきます。 ※画像は『類証注釈銭氏小児方訣...
小児薬方について 『小児薬証直訣』には小児薬方が実に豊富に詳細に収録されています。これらの薬方を学ぶと、銭乙先生が小児の生理・病理について深く理解し、小児薬方を考案されたことがよくわかります。これら小児の病を解く方意を学ぶことは、小児はりの向上にも直結します...
小児薬方について 『小児薬証直訣』には小児薬方が実に豊富に詳細に収録されています。小児の生理・病理を深く理解した上で、小児薬方は構成されています。この方意を知ることは、当然のことながら小児鍼灸にも活かすことができるのです。むしろ、小児はりの精度を向上させ、そ...
疳という病について 現代でも「疳」という言葉は見聞きします。「疳の虫」「疳が強い子」といった表現は一般的にも用いられるものです。しかし、現代での「疳」は、伝統医学に用いられる「疳」とは異なった意味合いで解釈されているようであります。 伝統医学を学ぶ小児...
子どもの咳症状について 本記事では『小児薬証直訣』の咳嗽の章について紹介しています。子どもの咳症状も、小児はりの臨床ではよくみられる症状のひとつです。東洋医学、とくに五行的なみかただと“肺の病”の一択になるかもしれませんが、実際にはそんな単純な病症ではありま...
腎祛と失音について 本記事では『小児薬証直訣』の「腎祛失音」の章について紹介しています。「失音」とは“音を失う”、すなわち発声障害です。 発声障害・発語障害と腎祛の関係について、短文ですが解説されています。腎虚と失音の鑑別について、本文を読んでいきましょう...
『小児薬証直訣』について 本記事では『小児薬証直訣』の吐瀉について紹介しています。子どものあげ下し(嘔吐下痢)は切実な問題です。現代ではノロウイルス・ロタウイルスなどの感染性胃腸炎が思い浮かびます。このような疾患の治療のために、鍼灸院を訪れる親子さんは少ない...
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