伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2022/07/02 | category:夢分流
三焦を表わす言葉の一つに「有名無形(名有りて形無し)」という表現があります。三焦の正体については歴代の医家たちが様々な解を残しています。夢分流では三焦はどのように解釈されていたのでしょうか?本文を読んでみましょう。 その三十五、三焦の腑の大事 『鍼道秘訣集...
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鍼灸・漢方にて治療する上で、胃氣はまさに生命線とも呼ぶべき存在です。夢分流でもやはり胃氣の有無は重要視されていたようです。本文を読んでいきましょう。 その三十四、胃氣有無の大事 『鍼道秘訣集』京都大学付属図書館より引用させていただきました 卅...
2021/05/18 | category:夢分流
四つの脈の大事 腹診を推しますが脈診についても触れられています。重要です。 その五、四つの脈の大事 『鍼道秘訣集』京都大学付属図書館より引用させていただきました 五、四つの脉之大事 脉は往古(いにしえ)より、七表八裏九道と分つといえども、加様に細かに採...
2021/05/17 | category:夢分流
学と術と心 治療者としての心持ちを非常に重視すると序に書かれていました。 『人を癒す心なら私、十分に持ってます!』と思う人もいるかもしれませんが、ただ癒したいという気持ちだけでは治療はできません。 学と術そして心の三位一体といえる境地を本書『鍼道秘訣集』では提...
2021/05/09 | category:夢分流
夢分流の書『鍼道秘訣集』の臓腑の弁を紹介します。 また腹部の臓腑配当だけでなく、その記述内容からどのような医学の影響を強く受けたのか?どのような患者層を主に診ていたのか?などを伺い知ることができると思います。 その二、夢分流の臓腑観 『鍼道秘訣集』京都大学付属...
本日は母の日ということで、それにまつわる話から…。 母を大切にする、その一心から新たな鍼術を創りあげた人物がいます。その鍼法そして書物は現代の日本にも伝わっています。 日本古流鍼術の一つ、夢分流鍼術の名を知る人も少なくないでしょう。今回はその夢分流の書『鍼道秘...
2021/03/15 | category:鍼灸茗話
鍼灸茗話の第三回はクライマックス 『鍼灸茗話』は1826年、江戸後期に発刊された鍼灸書である。石坂宗哲の娘婿、石坂宗圭が著者だとされている。 本記事、第3回ではいくつかの章については敢えて割愛させていただくとして「鍼灸の別」から一気に「要穴」っまで進みたいと思...
2021/03/14 | category:鍼灸茗話
石坂流鍼術の不妊鍼灸と避妊鍼灸 第4章禁穴は割愛させていただく。今回は第5章求嗣断嗣からの紹介である。 今回は求嗣、いわゆる不妊鍼灸である。もう一つは断嗣、避妊であり中絶治療でもある。 今も昔も跡継ぎを求める不妊治療(妊娠するための治療)は世の中に必要とされ...
鍼灸茗話とは? 石坂流鍼術の書の中でも『鍼灸茗話』は比較的よく知られている書だと思われる。 医道の日本社から『復刻版 鍼灸茗話』が出版されており、リーズナブルな価格で入手可能となっている。 本書は石坂宗哲の娘婿、石坂宗圭の著書であり、石坂宗哲の伝承が伺い知れる...
2020/01/22 | category:石坂流
石坂流の鍼術書を読むの再開 石坂流鍼術書を読むシリーズ『九鍼十二原鈔説 補瀉迎随要略』続編、かなり久しぶりの更新になります。 (前回記事は昨年夏にアップしていますね…汗 前回記事はコチラ『九鍼十二原鈔説』その1) 2020年のご挨拶にも触れましたが、石坂流鍼術...
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