伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2024/12/25 | category:鍼の道
十四経絡発揮序に記される鍼・灸・湯液の効能 本記事では鍼・灸・湯液の各治法の比較について、とある医家の言葉を紹介します。 引用元は『十四経発揮』の序…ではなく、「新刊十四経絡発揮序(新刻十四経絡発揮序)」について。ここには鍼・灸・湯液の誤治における反応の遅速を...
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2023/08/19 | category:鍼の道
如環無端を見直す 環の端の無きが如し(如環無端)という言葉があります。鍼灸師ならば何度か目にしたことのある言葉でしょう。 如環無端という言葉からは「終わり(端)が無く輪っか(環)のように、グルグルと循環し続ける様子」が想像できます。そしてその循環システムを経脈...
2023/07/15 | category:鍼の道
要となる部位や重要器官だからこそ、諸経が… 経脈の流注にはいくつかの要所があります。以前記事に挙げた「名のある交会穴」もその一つ。しかし各経が交わり会するのは経穴だけではありません。人体の各部位・各器官に諸経は交わり流れ込んでいるのです。 要となる部位、重要器...
2023/07/11 | category:鍼の道
異名・ふたつ名を持つ交会穴 鍼灸師たる者、経脈流注を把握し、各経穴の部位を知ることは必須の素養です。(もちろんそれ以外にも必要な知識はたくさんあります)その経脈流注と経穴知識に重なる情報に「交会穴」があります。一穴に複数経が関与する特殊な経穴です。 人体におけ...
2021/09/08 | category:鍼の道
治と診は互いに包括する 個々の流儀やその段階にもよるでしょうが「鍼は治八分観二分、脈は治二分観八分」が良い。 (※これは私の造語ですので、調べてもたぶん出てこないと思います。) これはもちろん私見であります。 が、鍼灸というものは医学でありますが、同時に医療...
2021/08/31 | category:鍼の道
交会穴は三陰交だけではない 思うところがあって、各経の交会穴を調べることにしました。複数経脈が交会する経穴というと、三陰交や関元(三結交)、百会(三陽五会)が有名ですが、他にも交会穴はたくさんあります。 ちなみに三陽五会とは、足太陽膀胱経(経脈篇)・手少陽之...
2021/05/18 | category:鍼の道
「鍼灸師のお仕事って、治療だけじゃないんですよ」 先日、そんな話を学生さんにしました。 「えっ?鍼灸師の仕事は治療では?」と、素直なリアクション(ありがとう)。 もちろんその問いは正しいのですが、治療は鍼灸師にとって仕事のホンの一部です。(もちろん、経営と...
2021/03/30 | category:鍼の道
如環無端の矛盾 鍼灸経絡学を学んでいくと「如環無端(環の端の無きが如く)」という言葉を目にすると思います。 経脈を扱う鍼灸師ならば知っておくべき言葉の一つでしょう。 「如環無端とはメビウスの帯のように途切れることなく循環する様子を言う」と私は教わりました。 ...
2021/01/05 | category:鍼の道
鍼道五経会の流派 当会の鍼灸はどんな流派にあたるのか?ということについて言及しておこう。 当会の鍼灸はいわゆる伝統鍼灸・東洋医学系に類する鍼灸である。 明清代までの中国医学、江戸期までの日本の医学を主に学び、鍼灸治療に活かすことを当会勉強のテーマとしている。...
2020/10/31 | category:鍼の道
理想の鍼ってどんな鍼? 私見ながら理想の鍼(の一つ)とは「夢と現の間にある鍼」だと思っている。 もちろん理想の鍼の定義は鍼師によってそれぞれ異なるので一つの理想像として眺めてもらうと幸いである。 「夢と現(うつつ)の間」とは何ぞや?そう思う人も多いだろう。 ...
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