日本中医鍼灸研究会の設立記念大会
記念すべき第1回設立記念大会(日本中医鍼灸研究会)が開催されました。
写真:大会後の記念写真(日本中医鍼灸研究会サイトから引用)
会場はビジョンセンター品川305(会場アクセスは記事末に)品川駅激近の好ロケーションです。
登壇された講師陣は、以下の豪華な顔ぶれです。
・賀偉先生(研究会会長)
・金子朝彦先生(研究会副会長)をはじめ
・伊賀文彦先生(研究会副会長)
・傅嵩青先生(研究会副会長)
・石塚僚司先生(理事)
・日色雄一先生(理事)
・足立繁久先生(理事)
・伊藤和真先生(理事)
※ポスター掲載順
私の発表テーマは『衛氣の鍼、営氣の鍼』でした。鍼道五経会の流儀の一部を紹介する内容になります。
写真:「衛気の鍼・営気の鍼」について発表しました
発表後の手応えはなかなか好印象でありました。
講演の感想
日中鍼副会長の金子先生からは以下のコメントをいただきました。
衞気的気質と営気的気質を治療家の気質に反映させる視点は目から鱗。
営気を長さ、運行速度と呼吸を組み合わせた解釈は知ってるようで盲点でした。
刺激的でした。
今度、戸越銀座の夜の部に参加させていただきたく思います。
とのこと。
他にも会場にて、鍼灸師・中医師ではないが太極拳を修練されるという方からも「今までにない全く新しい氣の知識が得られました。氣への理解が深まったと思いました。」などのコメントをいただきました。
衛氣と営氣に関しての知識は中医学を学ぶ者にとっては、既によく知られた情報であります。
しかし、単なる知識・情報として流されてしまっていることが多く、人体生理学・氣の生理学として深く理解するまでに至っていないように感じます。
実際に学生さんからは「衛気と営気という言葉自体、初めて聞きました」という言葉も…。
この問題点についても、鍼道五経会でいう「衛気タイプ」「営気タイプ」といった親しみやすい治療家イメージを通じて、衛氣・営氣の理解に繋がれば…とも思っています。
(※「衛気タイプ」でいう衛気に関していえば、厳密には衛気の解釈が少しズレがある)
Photo in 設立記念大会
写真:同会理事の日色先生と。実は日色先生とは鍼灸学校同期なのです。
写真:同会理事の伊賀先生と。伊賀先生は神戸中医学研究会の前会長であります。
写真:井ノ上匠先生とツーショット。井ノ上先生は東洋学術出版社の編集長、いつもお世話になっております。
写真:米山明子先生とツーショット。米山先生は不妊治療で有名なビッグママ治療室の院長です。
写真:若林理砂先生と。ご存じの人も多い著書多数の若林先生。当会東京講座のメンバーでもあります。
以上のように、多くの先生方とお会いできた一日でありました。
鍼道五経会 足立繁久