鍼道五経会の講座風景「医書五経を読む」11月

「医書五経を読む」の講座レポートも久しくアップされていませんでしたね。11月の「医書五経を読む」の講座風景を紹介しましょう。

今回の講座テーマは『霊枢』根結篇と「反関の脈」と炭火焼き鳥です。

霊枢から衛気と営気を学ぶ

現在、講座「医書五経を読む」第3期では、「素霊難における 衛気と営気を理解する」をテーマにしています。
私たち鍼灸師は鍼治療を行う際、主に衛気に対してアプローチしているのか?それとも営気に対してアプローチしているのか?と、このような疑問がこのテーマの発端でした。
もちろん衛気と営気は不可分の面もありますが、素問・霊枢に記されている「氣」をすべて一緒に論じてしまうのは無理があるのではないか?と考えています。

このようにしてみると、衛気または営気に対する鍼治療はそれぞれ大きな違いがでてきます。例えば、刺鍼の順序や時間もその例外ではありません。

刺鍼順序とは、末端から鍼治を始めるべきか、主要な経穴に刺鍼するべきか…の差です。
また刺鍼時間を具体的にいうなれば「速刺速抜」から「置鍼」まで鍼治療によって時間の違いがあります。
これらの鍼治の順序・時間などの要素は、流派や治療家によって全く異なります。しかし、その相違はどちらかが正しくどちらかが間違いだということでもありません。

その違いの理由のひとつには鍼治が何を対象にしているのか?によって異なるのだと当会では考えるのです。


写真:脉度について講義しているところ

脈診書『切脈一葦』を読む

氣について学びつつ、脈診について学びます。当講座ではテキストとして『切脈一葦』を採用しています。

『切脈一葦』はあまり知られていないようですが、江戸期の中莖暘谷氏が記した脈診書です。脈診を学ぶと往々にして“型にはまった視点”、“細かく窮屈な考え方”を感じることが多いですが、本書はなかなか実践的かつ大胆な脈の捉え方をしています。
実践で脈をみるには、ある意味必要な脈の捉え方といえるでしょう。

今回は「反関の脈」について講義しました。
通常、寸口脈は列缺、経渠、太淵の部位を走行するものです。しかし反関の脈とは、この正規ルートを通らず、列缺あたりから陽谿に向かって蛇行するように流れる脈をいいます。
反関脈は特殊な脈だと言われることもありますが、さほど稀少な脈でもありません。
現在、当院の患者さんでも片手に反関脈を持つ人が3名おられます。ちなみに私の娘は両手反関の脈でした。
毎日、脈をみていれば、脈に触れて正規ルートに脈が流れていない(もしくは極めて微細微小の脈の)場合、『!これは反関脈だな…』と分かるようになります。
反関脈を知らなければ、正規ルートの微細な脈を診て『この人は虚は深い…』と誤診してしまう可能性もあるかもしれません。(ま、大丈夫だとは思いますが)

一説によれば「反関脈は長寿である。」との説もあります。なぜなら地天交泰をあらわす脈であるからだ!とのこと。そのような話にも触れて今回の講座は終了しました。

番外編は炭火焼き鳥

前日の診療でのこと。
患者さんが「家で焼き鳥する時はワシが家族に焼いてあげるんや。」
「皆が美味しい美味しい言うてくれるから、焼くのにも精が出てね。ワシもついつい手が出てつまみ食いしてしまうんよ…」と、
ダンディな河内紳士が焼き鳥トークをしてくれた時から、もう完全に私の口が焼き鳥モードに…。

この日の鍼道五経会メンバーは、半ば強制的?に足立の「焼き鳥屋さんごっこ」に付き合う羽目になったのでした(笑)


写真:エビスを片手に焼き鳥の準備だ、まずは串打ちから。

この日のメニューは「モモ」「ズリ」「ささみ」「鴨つくね」だ。


焼きが始まると、焼く→食う→飲む→焼く…の無限ループ。

ドリンクはビール、日本酒、白ワイン、ハイボール…その他いろいろ。


写真:ビールの次は白ワインで乾杯!

当院に来たことのある人にとっては、どこで酒盛りしているか一目瞭然なのだが、口を噤んでいて欲しい…。


写真:焼き鳥と白ワインで上機嫌の鍼道五経会の代表 足立


写真:ささみにゴーダチーズスライスをのせて…

と、このように鍼道五経会の勉強会は宴もセットで楽しくやっております。
こんな鍼道五経会に共感を覚え、興味を感じる方はコチラからご連絡ください。

当日の連絡先・電話番号(必須)

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