サツマゴキブリ(䗪虫・土鼈虫)を食す

鍼道五経会の2019年の活動も15日(日)をもって最後となりました。この日は講座「生老病死を学ぶ」でした。

衛気を感知する講義・実技

午前のシェアMTGでは2020年の各自の行動目標を具体的に発表する時間


午後の実技は衛気を察知するワークを行いました。
当会のメンバー全体を見渡すと、衛気を扱う鍼灸師は少ないと思います。

毫鍼を主に使い、置鍼をしている時点で衛気を主対象としていない治療体系だといえるでしょう。
しかし、だからといって衛気に感知できない分からない…というのは鍼灸師として片手落ちになります。

✔ 衛気と営気の違いを知り、衛気をどのように感じとるか?
✔ “ある薬”を服用後に衛気がどのように変わるか?

このような講義・実技を行いました。
さてこの日は2019年最終回ということで講義後は忘年会です。

忘年会のメインは䗪虫

この日の忘年会はかねてから計画していた「サツマゴキブリを食する」が最大のミッションです。

䗪虫(サツマゴキブリ)は『䗪虫を探しに』の通り、2日前に濱口先生(金匱植物同好会 会長)と大量確保。

確保した䗪虫の数がナント…73匹!! 一人あたり17匹の䗪虫のノルマ(?)です。


写真:73匹のサツマゴキブリを手にする鍼道五経会 会長

金匱植物同好会 濱口会長いわく「䗪虫はスッポンより美味である!」とのこと、この言葉に期待が高まるのは私だけでしょうか(笑)

忘年会のメインは䗪虫!…とはいえ、女性参加者のことも考慮して以下の食材も用意しています。

・牡蠣…脾胃の鬱熱を去り、汗を止め渇を治し、酒毒を消し、婦人の氣血を収め、久しく食すれば人の顔色を美麗にす。

・鯉…水腫を治し、乳汁を通じ、胃を養い、人をして肥え健やかならしむ。

・兎…消渇、反胃を治し、熱を解し、血を涼す、小児の痘毒を解す。

効能は『日養食鑑』より

牡蠣はカンカン焼き、鯉は鯉こく(缶詰)、兎は唐揚げと焼きで楽しみました。

宴会なので、牡蠣や鯉の効能はなかなか良いチョイスではないかと思います。実食後の皆さんの感想はラパンのから揚げが好評でしたね。
そしてメインディッシュは䗪虫は素揚げでいただきました。

『どんな味か?』って?
それは百聞は一験に如かず。実際に食べてみるのが一番納得できることでしょう。

少なくとも食の経験値は跳ね上がりました。

いろんな意味(別の意味?)で実践を重視する鍼道五経会ですが、やはり院内にこもりっぱなしであることが多い鍼灸師。書を読み考える勉強はもちろん必須。ですが体験・体感を通じて五感を使い感性を養うことも同じくらい重要なことです。

ということで、ここから䗪虫の写真三昧をお楽しみください(笑)


初めてのGショック(G食)
森先生がテキパキと73匹のGを揚げてくれました。


揚げたてのGにお塩を振っていただきます。


サツマゴキブリを熱した油で揚げます。


サツマゴキブリの素揚げ


Gさん、いただきます!


息子も興味津々でひと口。後ろの阿野女史の表情は気にしないでください。


濱口先生とツーショット。牡蠣の貝殻にナゾのカニが入っていた記念。

このように䗪虫を一人当たり10~15匹は食したはず。
気になるのは翌日の駆瘀血ぶりというか、身体の変化ですね。指標としては便の変化を確認しましたが、黒っぽい便が3名、軟便が4名でした。なんらかの瘀血を解いて排除する動きがあるのかも…と想像しては䗪虫食の余韻に浸った宴の後でした。

「医書五経を読む」「生老病死を学ぶ」の両講座ともに新規メンバー募集中です。当会では以上のように体験・体感を通じて五感を刺激し、感性を磨くことを大切にしています。興味がある方はぜひ覗いてみてください。

次回の大阪講座の日程は・・・

講座「医書五経を読む」は基本的に毎月第2日曜日に開催
講座「生老病死を学ぶ」は基本的に毎月第3日曜日に開催しています。

来年の予定は以下の日時です

日 程:2020年1月12日(医書五経を読む)
2020年1月17日(生老病死を学ぶ)

時 間:10:30~17:00

受講費:初回参加は4,000円

会 場:足立鍼灸治療院
南海高野線・千代田駅から徒歩8分 アクセスはコチラを参考にしてください。

【参加費】:初めての方は4,000円
【持ち物】:白衣、スリッパ、筆記道具

いつでも新規メンバー募集しています!

お問合せ・お申込みはコチラのメールフォームからご連絡ください。

当日の連絡先・電話番号(必須)

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