2021年度・冬~春のゴケイ飯

当会は宴が大好きです(でも強要はしません。若い世代にとっては酒席で目上の人から経験や教えを聞くことが苦痛であることもよく見聞きします。)

さてコロナ禍の風潮を鑑みて、当会では会場(治療院)玄関先で「密を避けた野外(冬季は半野外)」での宴を楽しむという術(すべ)を昨年から発見しました。この冬のゴケイ飯で美味であったものをいくつか挙げてみましょう。(※基本的には2-4人の少人数でマスク会食を実践しています)

みぞれ鍋

冬季は十二分に換気すると寒さ厳しいものがあり、冷えたビールなんて飲めません。しかしそれだけに温かいお鍋のありがたさが実感できるというもの。

みぞれ鍋は大根おろしをたっぷりと使います。見た目が雪が積もったようにみえることから「みぞれ鍋」と言われます。他にも「雪鍋」「あわ雪鍋」などとも呼ばれるようです。風情がありますね。


写真:たっぷりの大根おろし、白マイタケ・白シメジ・豆腐・白ネギ・白菜と今回は雪色に統一


写真:白に合わせてタラの切り身とタラ白子を投入

大根には消化を助けるジアスターゼが豊富に含まれています。そのためでしょうか、お腹いっぱい食べても翌朝の胃のもたれは皆無でした。同じお腹いっぱい食べるにしても外食ではこうはいきません。

キジ鍋

キジは高価でめったに食べられないという印象があります。ですが楽天さんでキジを一羽丸ごと販売しているお店をみて思わず購入(最後の一羽だったとのこと)。
一羽丸ごととはいえ、毛と内臓はすでに取り除いてくれているので大変ありがたいです。で、届いたキジ(確か1.3kgの養殖♂雉)のお姿がこんな感じ。


写真:これから雉(キジ)をさばきます。トリを捌くのは初めてです。


写真:(左)もも肉を切り離したところ (右)キジの手羽先・むね肉など

もも・むね・手羽・ささみ等の部位が取れました。せせり肉の部分は難しくて断念。
骨と頭と足先(もみじ)はすべて煮込んでスープにしました。キジ蕎麦の出汁に使います。


写真:ボウル一杯のキジ肉・第一陣をドバっと投入

白菜とキノコとゴボウを具材とした素朴な塩だれベース(雉ガラ出汁と塩で味付け)でいただきました。

キジ肉は煮込みすぎると硬くなるとのことなので、やや薄切りにしていただくと「あら美味しい!」キジ肉の独特の歯ごたえと上品な旨味がゴボウの風味とよくマッチするのです、これが。
大人4人で本当に満腹になりました。キジ蕎麦のために取っておいた出汁はお蔵入り。冷凍保存してまた近いうちにいただくとします。

マガモをさばいて食する

キジ一羽をさばいて自信がついた五経会 代表、今度は鴨(カモ)に挑戦です。今回の鴨も楽天さんにて購入。天然マガモ(国産)です。
キジと同様、羽と不可食の内臓は抜いてくれています。(※心臓・肝臓・砂肝はちゃんと残してくれています。ありがとうございます)


写真:マガモをさばく前。キジに比べると少し小ぶりかな…。

このときは鴨を2羽さばきました。蔓延防止法も明けて、かつ屋外開催でしたので参加人数も6名。さすがに鴨1羽では足りないだろうと判断しました。

残念ながら写真は手元に残っておりませんが、もも肉・むね肉・ささみ・手羽そして“ぼんじり”の部位を確保。ついで砂肝・レバー・心臓を取り出し、串焼きにしました。砂肝の中からどっさりと籾米(殻付きのお米)が出てきたのは記憶に強く残っています。

せせり肉を取り出すのはやはり難しく(アレ、どうやって取り出しているのだろう…)、首、足、鴨ガラはすべてお鍋で煮込んで出汁を取り、カモ肉は1羽分は炭火焼きに、1羽分はカモ鍋にして美味しくいただきました。


写真:カモ肉の串焼きは完食されたのか、写真のお肉はスーパーで入手したニワトリのお肉

正直な感想として、串焼きではカモ肉よりもニワトリの方が美味しかったですね。
「カモ肉 美味!!」と心から思ったのはカモ鍋でした。最後の〆に蕎麦を投入した「カモ出汁蕎麦」もまた絶品!
鍋の出汁に放り込んで蕎麦をゆでる…『邪道だ!!』と蕎麦通から非難の声があがりそうな食べ方でしたが、これがまた妙に美味いのです。

一緒に作って、一緒に食するということ

こうしてみると鍼道五経会ってただ宴会を楽しむ団体のようにみえますね。
しかし「同じ釜の飯を食う」という言葉が示すように、一緒に作って一緒に食べることの大切さが宴では実感できます。

鍼道五経会では鍼の術理の中に「一」を示しまますが、この「一」を体現する物事は日常の中にあります。
食することもその一つ。

しかし現代日本では、食事をすることの有難みがまるで感じられません。飲食店では注文すればワイワイガヤガヤしてたら自動的に料理が出てくる(本当はお店の人が作ってくれてるんですけどね)。もちろん、毎日ご家庭でご飯を作っている方々は除きますが‥‥。

皆と一緒に作って一緒に「いただきます」「ごちそうさま」を経ることはとても大切な経験だなとゴケイ飯をして思うところです。

また、このような宴ではその人となりがよく見えてきます。
宴の席やその準備・後片付けの時の振る舞いの端々にあらわれます。これも居酒屋に行ってお店の人に注文をとってもらうだけでは見えてこない側面でもあります。

と、最後はマジメな話で〆るとしましょう。次の宴はどんな美味しいものを作りましょうか‥‥。

こんな勉強会に興味がわいた人は…

以下のメールフォームからお申込みください。
※記入されたメールアドレスにメールが届かないケースが多発しています。複数の連絡先を記入しておいてください。

当日の連絡先・電話番号(必須)

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




関連記事

日本医史学会を聴講させていただきました
5月のZoom講座は関西と関東合同で小児科医学
2021年「医書五経を読む」の締めくくり
5月【生老病死を学ぶ】は「子どもはなぜ鼻をほじる?」
「生老病死を学ぶ」4月は小児科の総括と…
小児はり師の試験
医書五経・2月は鍼の補瀉と脈診鍼治の機について
6月の生老病死はママへの治療とのび太の診断
6月『医書五経を読む』は日本東洋医学会学術大会と脈診三要素
胃の気を考える「医書五経を読む 2018.01」
望診と死脈について【医書五経を読む】第3回
脈要精微論を読む【医書五経を学ぶ】第2回
2022年度【医書五経を読む】の新規メンバー募集
湯本求真の処方の変化から学ぶこと
5月の「医書五経を読む」は特殊脈診を・・・

Menu

HOME

TOP