日程の変更のお知らせ
本日22日の【小児はりのキホン】は台風接近による交通機関の影響を考慮してお休みとします。
そして、日程を来週29日に変更します。
スケジュール調整可能な方はぜひご参加ください。
講座内容は同じく【夜泣きの小児はり治療】をテーマとします。
夜泣きにもいろいろな体質がある
私は大きく分けて4種類の夜泣き体質があるとみて治療を行っています。
もちろん東洋医学の証という診かたで分けています。
これらの証・夜泣きのタイプの判断する情報としては
「泣き方」や「泣く時間」などのパターン
「母乳・ミルクを飲む量(食欲)」や「便の状態」
お母さんの「妊娠時の状態」や「出産時の状況」「産後の状態」
・・・といった情報から夜泣きのタイプ・赤ちゃんの体質を判断します。
夜泣きを単なる“睡眠のリズム未完成”や“神経の興奮”といった問題とせず、あくまでも東洋医学的に赤ちゃんの体質を診る…と言う視点で夜泣きを勉強をします。
なぜ東洋医学でみる必要があるのか?
なぜこのように夜泣きを診断する必要があるかと言いますと、お子さんの体質をしっかり把握することができます。
体質を把握するということは夜泣きだけを治療するのではなく、
他の症状に罹った場合、即座にその症状に対しても治療ができるからです。
小児科の特徴は症状の変化が早いことです。
例えば、夜泣きの治療に来ていたお子さんが
「今朝から発熱しました…」とか
「昨日嘔吐したのですが…」
「先日、ひきつけを起こしたのですが大丈夫でしょうか?」とか
「鼻水が出始めて…この症状も治してください」といったオーダーを受けることは普通にあります。
(以上のオーダーは当院でもよくある内容です)
(この写真は突発性発疹を小児はりで治療している)
大人の治療と同じです。
だからこそ、「ただ夜泣き症状を抑えるという考えでは対応できない」のですね。
東洋医学として小児はりを行うのであれば、東洋医学の小児科を知らなければいけません。
小児科を勉強するとなると大変に思う人もいるかもしれませんが、それは要らぬ心配です。
実際に勉強を始めると楽しいものです。なにしろ実生活に直結する内容なのですから。
もう一つ!小児はりで診るべきポイント
それは…お母さんの体質も把握することです。
お母さんの体質によってお子さんの体質・症状は影響を受けます。
例えば、お母さんの体質の虚か実か?…それだけでも育児の仕方、家庭環境が変わる…というのは容易に想像していただけることだと思います。
母子の体質を把握することで、治療内容が変わるのはもちろん、治療後のアドバイスもガラリと変わります。
小児科と婦人科と直結している
また、お子さんの症状を理解することは産後の女性の体質・症状を治療するためにも必要です。なぜなら、産後女性の生活=体質は育児と切り離せない関係にあります。お子さんの夜泣きがひどいと、お母さんの寝不足はひどくなります。
となると、お母さんの腎虚や肝鬱は強くなります。そうなると、一緒にいる赤ちゃんはどのような影響を受けるか?
・・・といった臨床につながる勉強を来週以降の講座【小児はりのキホン・夜泣き編】で紹介します。
興味のある方はぜひ一緒に勉強しましょう!
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