伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2023/12/29 | category:保赤全書
『保赤全書』第4章「痘症伝変」は非常に興味深い内容です。従来の痘瘡病理および病伝セオリーから、その矛盾点を指摘しているチャレンジングな章だといえます。 ※『保赤全書』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメント...
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2023/12/28 | category:博愛心鑑
「魏直先生の痘毒新説編」もこの記事でフィナーレです! 本章では魏直先生は、従来の胎毒説および痘瘡病理の不備を指摘しています。とくに李東垣が提唱したであろう胎毒が「命門伏蔵説」を完全否定しています。その否定ぶりは実にクールです。小児体質の変蒸を根拠としつつ、従...
2023/12/24 | category:蘭室秘蔵
本記事では『蘭室秘蔵』(1276年 羅天益 序)』小児門に掲載される「癍疹論」を紹介したい。この「癍疹論」には、李東垣・羅天益らが提唱する胎毒説が基盤として記されている。 現代医学において、胎毒という小児体質は忘れ去られて久しいが、東洋医学における小児科...
2023/07/11 | category:鍼の道
異名・ふたつ名を持つ交会穴 鍼灸師たる者、経脈流注を把握し、各経穴の部位を知ることは必須の素養です。(もちろんそれ以外にも必要な知識はたくさんあります)その経脈流注と経穴知識に重なる情報に「交会穴」があります。一穴に複数経が関与する特殊な経穴です。 人体におけ...
2022/07/18 | category:難経
難経 六十六難のみどころ 六十六難は原穴について詳しく記されている。原穴は五臓六腑の診察や治療に用いられ、臨床では非常に有用性の高い経穴の一つである。 『だからこそ、ここは原穴の性質を根本的に理解し直す必要があるのではないか!?』と、強く自省の念を感じさせられ...
難経 三十八難のみどころ 本三十八難では三焦と原気との関係性が説かれている。 すなわち三十六難と三十九難ではそれぞれ命門と原気、命門と腎との関係を明示している。本三十八難では三焦と原気との関係を示している。「原気に別あり(有原氣之別)」という言葉も意味深い。...
難経 三十九難のみどころ この三十九難もエキサイティングな内容が記されている。 三十六難三十九難を丁寧に読むことで、原気の定義を絞ることができる。原気の定義が明確になれば原穴がいかに特殊な経穴であるか?が明らかになる。 この原穴の特殊性を意識するようになれば...
難経 三十六難のみどころ 本三十六難では腎の左右をそれぞれ腎と命門に区分した。世にいう命門学説である。 この右腎を命門に相当させる生命観はそれ以降、各医家の大きなテーマともなった。 腎という水臓に命門相火を含ませるという生命観は、陰陽論でみても陰中陽という概...
2022/04/18 | category:奇経八脈攷
帯脈について 李時珍による『奇経八脈攷』では奇経について実に詳しく説いていただき、奇経について不勉強な私にとっては至福の時間でありました。しかしその至福のときもそろそろ終わりを迎えようとしています。 RPGに譬えるなら“ラスボスと最後の闘い”の前に覚えるほのか...
2022/03/17 | category:奇経八脈攷
衝脈について 『奇経八脈攷』も半ばを過ぎました。今回の主役は衝脈です。 衝脈といえば「一源三岐」。任脈と督脈と起源を共にし、胞中より起こるという奇経です。胞中に起こるという点では生命力に直結します。また胃経と腎経との間を並走する流注を持つ点も生命力に深くかかわ...
2021/04/14 | category:臓腑経絡詳解
腎を知ることは、命門・腎間動気・小心を知ること 腎の臓象は奥が深いです。単なる泌尿器系臓器だけでなく、生殖器系の機能を有しています。いうなれば骨盤内臓器全般に深く関わる器官とみてよいでしょう。 また、腎の機能と性質を理解することは、伝統医学の言葉でいう、命門・...
2020/11/15 | category:道教
黄庭経をご存じだろうか? 『“黄色い帝”は知っていても“黄色い庭”は知らないなぁ』という鍼灸師は多いのではないだろうか? かく言う私もそう詳しくはない。詳しくないから勉強しよう!ということで、王義之が書いた『黄庭経』を稚拙ながらも書き下し文にしてみた。(専門と...
2020/06/09 | category:黄帝内経 霊枢
根結篇に書かれている氣のこと 今回の根結篇では、命門、五十営、鍼の徐疾浅深、光などがキーワードである。 氣について理解を深める情報が満載の篇である。 ※『霊枢講義』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと...
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