伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2023/10/08 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 脹論第三十五のみどころ 脹論にも衛気と営気に関する記載がある。脹という病名から浮腫や腫れなど“水”を主体とする病にもみえる。しかし本文文脈から察するに、どうも水の病ではないようである。氣分における陰陽、すなわち衛気と営気の関係をいかに理解するか?が、本篇...
読む
2022/08/03 | category:難経
難経 六十五難のみどころ 本難では井穴と合穴が主役となっている。とはいえ一見したところ六十三難の内容と重複しているようにみえる。しかし、六十三難とは明らかに異なり、強調されている内容がある。それを理解することで、井栄兪経合システムの理解につながる。 井穴・栄...
2022/07/18 | category:難経
難経 六十二難のみどころ 本難では五輸(五要穴)と原穴について論述されている。『なぜ陰経では原穴は兪穴と一緒なのに、陽経では原穴と兪穴は別々なのだろう?』という疑問について記されている。 この素朴な疑問に対して、歴代の医家たちの答えがまた意外なほど納得いくも...
2022/03/15 | category:奇経八脈攷
これまでのあらすじ 久しぶりに『奇経八脈攷』の記事更新です。 前回までは「陰蹻脈」「陽蹻脈」と続きましたので、今回は「二蹻為病」です。 「二蹻為病」では陽蹻脈、陰蹻脈の病症が記されています。「陽緩陰急」「陰緩陽急」「瞋目」「瞑目」といった陰陽蹻脈の病症を通じて...
2021/10/23 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 決氣第三十のみどころ 本篇決氣には人体を構成する六つの要素について記されている。 一般的には「氣・血・水」といった三要素がよく知られている。この分類は東洋医学をよく知らない人でもイメージしやすいのが長所である。当会でも「氣への鍼・氣の治療」「水への鍼・水...
2021/06/20 | category:温熱論
いろんな舌証 前章の黒舌から一転して淡紅舌の所見です。 淡紅舌といえば、平の舌証所見の一つにもみえますが、どうやら平の舌証について紹介しているわけはなさそうです。では葉天士が説く淡紅舌について読んでいきましょう。 写真は『温熱湿熱集論』福建科学技術出版社より...
2021/04/29 | category:奇経八脈詳解
諸々の陰経を維持する、それが陰維脈 手持ちの蔵書『経穴密語集』を基に書き下し文を紹介していきたい。基本的には『奇経八脈詳解』と『経穴密語集』は同内容の書であると認識している次第である。 /* wordpress fix */ ※データ画像の紹介は引き続き京都...
2020/11/17 | category:講座・医書五経を学ぶ
「医書五経を読む」の講座レポートも久しくアップされていませんでしたね。11月の「医書五経を読む」の講座風景を紹介しましょう。 今回の講座テーマは『霊枢』根結篇と「反関の脈」と炭火焼き鳥です。 霊枢から衛気と営気を学ぶ 現在、講座「医書五経を読む」第3期では、...
2020/07/11 | category:黄帝内経 霊枢
氣を学ぶ上で五十営は魅力的 本篇五十営は、人体の生理を理解する上で非常に重要な内容である。 といっても、初学の頃は本篇の内容に何一つ魅力を感じなかったが…(苦笑) しかし「気」について学ぶほどに五十営の重要性は増すばかりである。 特に気の運行、営気の性質を理...
2020/03/24 | category:鍼の道
どこまで氣を理解できているか? またまた「考えるな!感じろ!(Don't think. Feel!)」(by ブルース・リー)の言葉に反する記事です。 前回の記事「イラストでみる鍼灸師のタイプ別」で衛気タイプや営気タイプといった分類を提唱しました。 とはいえ...
2020/03/22 | category:鍼の道
鍼灸師・4タイプ 当会では鍼灸治療を5つに分けており、鍼道五経の所以としています。 分かりやすく表現としては、鍼灸師を以下の4タイプを分類して説明しています。 1、衛気タイプの鍼灸師 2、営気タイプの鍼灸師 3、水タイプの鍼灸師 4、血タイプの鍼灸師 (5つ...
2020/01/10 | category:鍼の道
鍼道五経会 代表の足立です。 歳があけ2020年を迎えました。年頭に当たり2019年を振り返ると、鍼道五経会2年目の活動として、そして個人的なテーマの達成度からみると評価の高い一年だったといえます。 伝統鍼灸学会に当会メンバーの一期生、川合先生、南川先生(...
2019/07/24 | category:石坂流
衛気に対する鍼術・営気に対する鍼術 久しぶりに石坂流の鍼術書の紹介です。 鍼灸フェスタでは「ハリトキト」のセッションにて、 衛気タイプの鍼術・営気タイプの鍼術について紹介しました。 「衛気・営気に対して如何に働きかけ、どのように作用するか?」 この問いに対...
Menu
HOME
TOP