伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2020/05/27 | category:瘟疫論
これまでのあらすじ 前々章では薬煩の章で服薬後の過剰反応について。 また前章の停薬では中気の枯渇によって薬力がめぐらないという深刻なステージの話でした。 今回も深刻なステージの話。熱病が極まると狂証のような精神疾患様の症状がみられます。 『高熱から精神症状...
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2020/05/15 | category:瘟疫論
今回も下法の話です 今回の「注意逐邪勿拘結糞」もやはり下法のお話。 冒頭部を要約すると…「下すべき証にも諸々の所見はあるが、舌診と腹診所見がそろえば達原飲に大黄を加味して下すべし」とあります。 『傷寒論』が脉證并治…とあったように、脈診に信頼性を置いていまし...
これまでのあらすじ 前回は下後に現れる身熱や脈数についての解説でした。これまで何度も書いたように瘟疫論における病理観は膜原を起点としています。 膜原は経に近く胃に近い。表から邪が侵入する傷寒論に比べて、陽明腑に邪が侵入しやすい前設定といえます。 無論、瘟疫の...
2020/05/11 | category:瘟疫論
これまでのあらすじ 前回の傳變不常では、何度も再発する熱型(復発)と斑や発黄といった皮膚所見が熱病における鍵でした。 表でも裏でもない膜原を起点とし、熱病の本体である熱邪が表にも裏にも移動します。その移動先は多岐にわたり、その移動速度は驚くほど速い。陽邪である...
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