伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2024/02/02 | category:傷寒論
張仲景の少陰病編 太陰病編に続いて少陰病編に入ります。少陰病編はこれまでと打って変わって、生死に関わる重篤な病の段階になります。それはこれまでの編に比べて「死」という文字が多く記されている点から実感できると思います。 ※『傷寒論』京都大学付属図書館より引用...
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2023/09/16 | category:傷寒論
陽明病の特性 陽明病はその名の通り、陽気の勢いが盛大で、それに伴い病勢も強いものがあります。「不悪寒、反悪熱」や「身熱」「汗多」などの表面に現れる熱性所見が多く、陽性の強さは六経病の中でもトップといえるでしょう。 そして陽明ですので、胃腑・大腸腑といった裏位に...
2021/05/23 | category:浅田宗伯
※『橘窓書影』画像は京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下、青枠内が本文です。 その49、急則治標、緩則治本ということ 一、 病に標本と云うことあり。標は現今の急證なり。 本は本源の病なり。 時に臨みてはその本源を捨て、急を救うべし。 故に...
2021/05/22 | category:浅田宗伯
※『橘窓書影』画像は京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下、青枠内が本文です。 その38、脈診における縦と横 一、 脉学は先ず浮沈二脉を経とし、 緩緊遅数滑濇六脉を緯として病の進退 血氣の旺衰を考究するときは、 其の餘の脉義 追々手に入る...
2021/05/20 | category:浅田宗伯
浅田流の臨床医訓ともいうべき五十七カ条の続きその3です。(その1はコチラ)(その2はコチラ) ※『橘窓書影』画像は京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下、青枠内が本文です。 その27、そこにはすべて意味がある 一、 薬剤の再煎、麻沸お...
2021/05/08 | category:浅田宗伯
鍼灸師も必見!の医訓 浅田宗伯の「栗園医訓五十七則」の二回目です。 漢方のことをよく知らない鍼灸師でも読みやすいかと思います(たぶん…)。 それにこの「医訓」を読む目的は漢方の勉強ではありません。臨床現場における診断について、そして治療家としての心構えを学ぶ...
2021/05/05 | category:浅田宗伯
幕末から明治にかけて活躍した医学界の巨頭 浅田宗伯という江戸後期から明治にかけて活躍された医家のひとり。この名を既にご存じの方々も多いでしょうが、簡単に浅田先生の略歴を紹介しましょう。 浅田宗伯先生(1815-1894年)は信州の生まれ、名を惟常(これつね)、...
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