伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2024/12/25 | category:鍼の道
十四経絡発揮序に記される鍼・灸・湯液の効能 本記事では鍼・灸・湯液の各治法の比較について、とある医家の言葉を紹介します。 引用元は『十四経発揮』の序…ではなく、「新刊十四経絡発揮序(新刻十四経絡発揮序)」について。ここには鍼・灸・湯液の誤治における反応の遅速を...
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2021/03/30 | category:鍼の道
如環無端の矛盾 鍼灸経絡学を学んでいくと「如環無端(環の端の無きが如く)」という言葉を目にすると思います。 経脈を扱う鍼灸師ならば知っておくべき言葉の一つでしょう。 「如環無端とはメビウスの帯のように途切れることなく循環する様子を言う」と私は教わりました。 ...
2020/12/27 | category:診家枢要
脈診の要訣・秘訣が盛りだくさん 後半部は特に要訣の内容が濃いですね。 「挙按尋」「上下来去至止」「脈貴有神」などなど、並の脈診セミナーではあまり触れられない秘訣について説かれています。 持脈の要には三つ有り。曰く挙、曰く按、曰く尋。 軽手にてこれを循るを挙...
2020/12/16 | category:診家枢要
脈診を通してみる臓腑観 本章「左右手配臓腑部位」はその名の通り“左右の脈における寸関尺の臓腑配当”といった内容になります。当会でいう「脈の五要素」の中の脈位にあたります。 脈診における臓腑配当は、鍼灸師だけでなく漢方医もよく使う脈診法ではないでしょうか。 写...
『診家枢要』が説く脈のイロハ この脈象大旨から『診家枢要』の脈診講義が始まります。“脈のキホン” “脈のイロハ”といったところでしょう。 ・氣血と脈の関係 ・体格と脈の関係 ・性格と脈の関係 ・性差と脈の関係 と、シンプルにして基本原則を陰陽を基軸に説い...
『診家枢要』の著者、滑伯仁は元代、14世紀の人です。名は壽、字(あざな)が伯仁、号を攖寧生(えいねいせい)。 『診家枢要』の他にも『十四経発揮』『難経本義』といった鍼灸師にとって縁の深い医書を記しています。 ちなみに日本の江戸期に出版された『診家枢要』には攖...
2020/09/13 | category:切脈一葦
感触とは異なる脈状のカテゴライズ 前回から『切脈一葦』中巻、脈状論の紹介がスタートしました。(前回は『切脈一葦』脈状①-浮脈・芤脈・蝦遊脈-) 浮脈と芤脈が同じ系統にカテゴライズされることに中莖氏のセンスを感じる…そんな記事を紹介しました。 感触をベースに脈...
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