2月の東京講座は心包と下剤とインタビュー

2月の東京講座も無事終了しました。

長かった腎の臓・経の勉強もようやく終わり、心包の章に入りました。

心包を考える

 心包とは?膜なの?脂なの?

 心包と心主とはどう違う?

 心包と心主、六部定位脈診ではどう診る?

といったテーマの他にも、心包絡包脈という言葉がありますが、どのように理解するべきか…について講義&ディスカッションしました。

後半は脈診実技

鍼道五経会Tokyo2019では、脈診に力を入れて指導していく予定です。

今回はその第一回!ということで基本の三部を診る脈診の世界を広げるという目的で、五部五層の脈を診る練習をしました。

この方法は私の師 馬場先生から教わった脈診法で私なりにアレンジした脈法です。

五部五層、脈を25区画に分けてみます。

…なんて書くと大変なようにみえますが、脈の世界はまだまだ広いです。99区画に分けて診る法もあります。

いずれにせよ大事なのは、脈から得た情報を「どう判断するのか?」と「どう治療に活用するのか?」です。

今月の漢方は調胃承気湯

そして今回の「漢方を煎じてみよう!飲んでみよう!」のコーナーは調胃承気湯がテーマ

調胃承気湯は下法、すなわち下す方剤として知られています。構成生薬は大黄、芒硝、甘草の三味からなります。

 調胃承気湯で本当に下るのか?
いや、下るのでしょうが、これも本当に自分の体で試してみないと実感できませんよね。

 個人差はどの程度みられるのか?
これも調胃承気湯を飲めば、皆さん一斉に催すわけでもないですよね。

 服用後や効果が表れた(催した)ときの脈状は?
便意を催すということは調胃承気湯の作用が発揮されているときです。
この時、脈も変化しているはずです。服用した各人、脈の変化に共通性がみられるのか?

そんな体験(実験?)をしました。
もちろん、なかなか面白い結果が見られましたよ。


写真:調胃承気湯の効果が表れ始めたときの脈状を検脈する

講座後は新年会とインタビュー

講座後の打上げは新年会を若林先生のご厚意で会場で宴、若林先生お手製のピクルスをご馳走になりました。

宴もたけなわとなったところで、「若林理砂先生のセンセイ」という企画でインタビューを受けました。

 若林先生が通う鍼道五経会という勉強会ってどんなところ?

 どんな先生がいて、どんな仲間たちがいるの?

 鍼灸師ってどんな勉強してるの?

…と、このようなテーマで話が進みました。酒の力もあっていろいろ話が盛り上がりました。音声収録でしたので、興味のある方はどこかで視聴できると思います。
詳細が分かりましたら、ココでも紹介いたしますのでご期待ください。

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