5月の東京講座に松田博公先生がご登壇!

5月の東京講座は特別回

5月8日の東京講座【経絡の正奇双修】のようすをレポートします。
この日の東京講座は特別回。
なんと!松田博公 先生をお招きしての講義が開催されたのです。
松田博公先生についてはハリトヒト。の松田先生インタビュー(鍼灸ジャーナリスト編黄帝内経研究家編が読みやすいのではないでしょうか)

午前の部は通常通り鍼道五経会の講座・鍼灸実技と座学を行いウォーミングアップです。

実技では刺鍼リレー(鍼道五経会の実技のひとつ)を行い、
座学は『素問』四氣調神大論の予習を皆で行い、松田先生の講座に備えます。

松田博公 先生による講座のメインは【『素問』四気調神大論の千古の謎をとく~】です。ならば四気調神大論を予習しておかなければ、その千古の謎もなにも分からず、感動も薄れようというもの。
まずは事前に各自予習してきた上で、当会講座にて“鍼灸師的な解釈”としての四気調神大論の説明を行いました。(概略の一部は当会サイト「四気調神大論」にて)

座学の時間には関西組のメンバーもオンラインで参加し、当会全員でウォームアップです。

松田博公先生の講座『中国古代医書をどう読むべきか?』

今回のご講演にて松田先生にお願いしたテーマは「次の世代に伝えておきたいメッセージ」でした。我ながら抽象的な言葉だったか…(汗)とも思いましたが、さすがは松田先生です。熱意溢れるご講演をいただきました。
それも当初に予定していた時間枠の倍!これが学会だと延長もできません。

「普段は学会やシンポジウムなどでしか聴けない松田博公 先生のお話を当会講座で聴けるなんて贅沢な企画だと思いました。」と、実際にこのような感想の言葉も聞きましたが、まさにその通り。学会・シンポなどの倍の時間と熱量でもって多くのメッセージをいただきました。

さて実際の講座の様子は以下のような流れでした。
まずは松田先生と開講の乾杯からスタート。
この時の松田先生のお言葉が嬉しかったですね。「鍼道五経会は昔の勉強会の伝統を引き継いでいますね(笑)」とのこと。

喉を湿らせ舌を潤してからのご講義スタートです。

講義の冒頭は「鍼灸ジャーナリストとしての活動を振り返る」から始まり、黄帝内経研究家としての松田先生講義へと移行。『中国古代医書をどう読むべきか?』をテーマとした講義です。

この講義は初編・中編・後編の構成となり、初編では「なにより“他者”であることを知る」という言葉をいただきました。これは中国古典文献を学ぶ上で、常に忘れてはならない姿勢です。

そして中編では「古典文献を構成する三構造」をご紹介いただき、
後編はメインとなる「四気調神大論の千古の謎を解く」のご講座で締めていただきました。
事前に四気調神大論の予習をしておいてよかったです。でなければ、千古の謎も分からず、そもそも疑問点すら分からないままに、ただ『なんだか凄いことを話されている…』とそんな気がする程度の感想に終わっていたことでしょう。

そのため私が想像していた以上に盛り上がり、我々はブンブンと首を振り(頷き)、松田先生のテンションも大いに上がり熱弁をふるっていただきました。

途中にも何度か質疑応答を交えて、松田先生には実に丁寧にご回答いただきました。

そして講座終了後は懇親会。
このご時世の流れに合わせ、一緒にお鍋をつついて…との形式はできませんでしたが、実に有意義な懇親会でありました。

次回にはスッポン鍋を松田先生にご賞味いただきたい!と思っています。

後日に松田先生から次のようなメールをいただきました。
「この会が、次世代鍼灸師を育てる拠点になってほしいと強く思いました。貴重な集まりです。…(中略)…鍼道五経会のメンバーは、自立した精神と自由闊達さをお持ちだと思って、これも足立さんのお人柄と熱意の反映なのだな、と理解していたところです。これからが楽しみです。」

とのお褒めのお言葉…なによりのご褒美です。

次回お会いするときにはスッポンを釣りあげて参上しますので!
もちろん鍼灸の学術道の研鑽も日々続けていきます。

鍼道五経会 足立繁久

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