鍼道五経会 東京講座2021の案内です。当会では新規メンバー募集中。やる気ある仲間を大歓迎します!
東京講座は「臓腑経絡のキホン」改め【経絡の正奇双修】という講座名に変わります
鍼灸師の武器は何か?
【経絡の正奇双修】にあたって
Q,「鍼灸師にしかできないこと」について考えてみましょう。
A,「鍼やお灸で治療ができる」「脈診など東医的診法が使える」「気に対する理解」
…などなど挙げられると思います。
他にもこのような答えはどうでしょうか。
「鍼灸師の武器は経絡である」
では経絡とは何でしょうか?
「経脈と絡脈」であることは言うまでもないでしょう。
もう少し考えてみましょう。
鍼灸師が治療に用いる経絡とは何でしょうか?
人によっていろいろな答えが出てくることでしょう。
二十八脈という答えも良いでしょう。
また正経と奇経という考え方もアリですね。
講座【経絡の正奇双修】では、正経と奇経についての理解を深めます。
奇経というのはその名の通り「特殊なルート」です。ではなぜ特殊なルートなのでしょうか?
正経と奇経の違いは何か?
奇経八脈にはそれぞれどのような違いがあるの?
それらの特徴を治療にどう活かすのか?
そして治療家自身の健康に活かすには?
患者さんと治療家自身の健康を保つための術と、東洋医学者として追究すべきテーマ・理を学ぶこと。本講座のみならず、当会全体の理想はこれに尽きます。
写真:『経穴密語集』(奇経八脈詳解)より
奇経の病を診るには
奇経病の診断する方法は、古典文献上にはあまり伝わっていません。(私の知る限りでは)気口九道脈診が奇経病脈を知ることができる診法です。
個人的な臨床経験として、妊婦さんや一部の難治性疾患の治療でよく奇経病脈を診ることがあります。奇経の本質を理解することで奇経を診断治療に使うことができます。
写真:鍼道五経会の脈診指導風景
中国思想の概略も学ぶ
道教などの中国伝統思想についての基本知識を学びます。
鍼灸医学、奇経八脈を理解するには、医学の知識だけを増やせば良いというものではありません。
伝統医学、中国医学は道教や儒学など、当時の思想体系・学術が大きく影響しています。
その背景を知っておかなければ、現代日本の鍼灸師にとって伝統医学を理解するのは極めて困難なことです。
せめてその概略だけは知っておこう!という試みを本講座では行います。
写真:『悟真篇浅解』中華書局より引用
「鍼灸師のための道教講座」(不定期)の講師は若林理砂先生(早稲田大学 思想宗教系にて東アジアの伝統宗教を専攻)が担当されます。
漢方を体験
漢方薬の試飲など体験を通じて、漢方医学の理解を深めます。
鍼灸と漢方は両輪とも言われ、鍼灸院に訪れる患者さんにも漢方薬を服用する方々は少なくなりません。
登録販売者資格の有無を問わず、漢方医学を理解しておくことは臨床鍼灸師であれば必須の内容です。
なによりも漢方医学の学びを通じて、自身の鍼灸を深めることにもつながるのです。
実際に生薬に触れる
煎じた湯液(漢方薬)を服用して脈の変化をみる
漢方薬を服用すると当然、脈は変化します。
治療を通じて脈の変化を確認することは、鍼にとっても漢方にとっても共通の指標です。
脈を通じて、鍼灸と漢方の両医学を理解することになるのです。
以上のように鍼灸知識だけではなく多角的に、かつ実と学、命と理を通じて伝統医学を追究しようということが鍼道五経会 東京講座の狙いです。
もし興味がある方は以下の情報を確認の上、メールフォームからお申込みください。
申込みはコチラ
当講座は東京にて第1日曜日に行います。
※祝日や学会などで日程を変更する可能性があります。
※コロナ対策による自粛・非常事態宣言によってオンラインに切り替えることがあります。
[時間]は10:30から16:30まで
[参加費用]は6,000円です。初参加の方は4,000円です。
※継続して参加される場合は別途 年会費が必要です。詳しくはコチラでご確認ください
[定員]15名(あと5名の空きがあります)
[難易度]初級から参加できます(※途中からの加入も大丈夫です)
[持ち物]は勉強道具、治療道具
※実技に使用する治療道具について、ディスポ鍼などは当会で用意してます。使い慣れた道具の使用を希望する場合はご持参ください。
[当日スケジュール]午前に実技や課外授業、午後に座学を行います。
※日によって講座内容が変更されることがあります。
[会場]アシル養生堂(Studio Libra)(東京都品川区戸越1-20-11)
会場へのアクセスはコチラ。
会場への問合せは鍼道五経会にご連絡ください。
※講座に関する質問でアシル養生堂薬店に電話・メールすることの無いよう宜しくお願いいたします。
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