鍼道五経会の足立です。
昨日 6月4日は『臓腑経絡のキホン』東京講座の日でした。
午前の部は実技からスタート。
最初に実技を行うことの目的は、前回講座の内容をしっかり治療に反映できているか?をチェックするためです。
そして、今月の座学の内容は1ヶ月かけて実践検証を繰り返して、また来月の実技で確認します。
今回のテーマは脈診と腹診に診察を行い、治療方針を説明する。さらに、治療によって体がどう動きどのような変化を起こすかを予告する・・・です。
真剣に刺鍼! でも・・・
脈診の時も明るく!
言葉や表情は治療空間の空気を変えます。『この人 この先生の治療を受けたい!』と思ってもらえる鍼灸師になることも大事。
午後は座学。
今回は第1回なので手太陰肺経から。
肺の臓の性質から、肺に関わりある生薬、太陰肺経の流注まで。
臨床に関する内容への展開としては・・・
✔️陽気をめぐらす経穴・陽気を保持させる経穴。
→同じ陽気を補うにしても、めぐらせる外向きの方向性と保持させる内向きの方向性の違いがあります。
✔️心療内科系疾患の腹証
→脾土と肺金の関わり
✔️夢分流腹診と難経腹診の関係
✔️六経脈を診る腹診法
などにも話は広がりました。
次回は肺の是動病、所生病から手陽明大腸経が座学テーマになります。
そして打ち上げは東京駅周辺で日本酒と蕎麦と早口言葉で盛り上がりました(^^)