伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2021/05/17 | category:夢分流
学と術と心 治療者としての心持ちを非常に重視すると序に書かれていました。 『人を癒す心なら私、十分に持ってます!』と思う人もいるかもしれませんが、ただ癒したいという気持ちだけでは治療はできません。 学と術そして心の三位一体といえる境地を本書『鍼道秘訣集』...
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2021/05/16 | category:難経
書き下し文 難経十六難 ※『難経本義大鈔』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。 書き下し文・難経十六難 難経十六難に曰く、脈に三部九候有り、陰陽有り、軽重有り、六十首有り...
2021/05/09 | category:夢分流
夢分流の書『鍼道秘訣集』の臓腑の弁を紹介します。 また腹部の臓腑配当だけでなく、その記述内容からどのような医学の影響を強く受けたのか?どのような患者層を主に診ていたのか?などを伺い知ることができると思います。 その二、夢分流の臓腑観 『鍼道秘訣集』京都大...
本日は母の日ということで、それにまつわる話から…。 母を大切にする、その一心から新たな鍼術を創りあげた人物がいます。その鍼法そして書物は現代の日本にも伝わっています。 日本古流鍼術の一つ、夢分流鍼術の名を知る人も少なくないでしょう。今回はその夢分流の書『鍼...
2021/05/08 | category:浅田宗伯
鍼灸師も必見!の医訓 浅田宗伯の「栗園医訓五十七則」の二回目です。 漢方のことをよく知らない鍼灸師でも読みやすいかと思います(たぶん…)。 それにこの「医訓」を読む目的は漢方の勉強ではありません。臨床現場における診断について、そして治療家としての心構...
2021/05/05 | category:浅田宗伯
幕末から明治にかけて活躍した医学界の巨頭 浅田宗伯という江戸後期から明治にかけて活躍された医家のひとり。この名を既にご存じの方々も多いでしょうが、簡単に浅田先生の略歴を紹介しましょう。 浅田宗伯先生(1815-1894年)は信州の生まれ、名を惟常(これつね...
2021/05/05 | category:扁鵲倉公列伝
『史記』に記される扁鵲 秦越人こと扁鵲のエピソードはたくさんあります。長桑君から秘術を授かる話から、虢の太子を蘇生させた逸話、齋の桓候を望診した逸話…などなど、『史記』の扁鵲倉公列伝には活き活きと扁鵲が活躍する様子が記されています。 「扁鵲の六不治」は...
2021/05/01 | category:奇経八脈詳解
奇経診断を可能とする気口九道脈診 手持ちの蔵書『経穴密語集』を基に書き下し文を紹介していきたい。基本的には『奇経八脈詳解』と『経穴密語集』は同内容の書であると認識している次第である。 /* wordpress fix */ ※データ画像の紹介は引き続...
2021/04/30 | category:奇経八脈詳解
すべての経を束ねる、それが帯脈です 手持ちの蔵書『経穴密語集』を基に書き下し文を紹介していきたい。基本的には『奇経八脈詳解』と『経穴密語集』は同内容の書であると認識している次第である。 /* wordpress fix */ ※データ画像の紹介は引き...
2021/04/29 | category:奇経八脈詳解
諸々の陰経を維持する、それが陰維脈 手持ちの蔵書『経穴密語集』を基に書き下し文を紹介していきたい。基本的には『奇経八脈詳解』と『経穴密語集』は同内容の書であると認識している次第である。 /* wordpress fix */ ※データ画像の紹介は引き...
本当に経脈なのか?陽維脈 手持ちの蔵書『経穴密語集』を基に書き下し文を紹介していきたい。基本的には『奇経八脈詳解』と『経穴密語集』は同内容の書であると認識している次第である。 /* wordpress fix */ ※データ画像の紹介は引き続き京都大...
2021/04/20 | category:奇経八脈詳解
十二経の海にして血海、衝脈です 手持ちの蔵書『経穴密語集』を基に書き下し文を紹介していきたい。基本的には『奇経八脈詳解』と『経穴密語集』は同内容の書であると認識している次第である。 /* wordpress fix */ ※データ画像の紹介は引き続き...
2021/04/15 | category:瀕湖脈学
『瀕湖脈学』のファイナルは四言挙要 /* wordpress fix */ ※『瀕湖脈学』(『重刊本草綱目』内に収録)京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の黄色枠部分が『瀕湖脈学』の書き下し文、記事末青枠内に原文を引用しています。...
2021/04/14 | category:臓腑経絡詳解
心包・胞絡を理解する 現在では「心包」という表記で学ぶ心包絡ですが、本書では「心包絡」「心包」「心主」「胞絡」「包絡」といった多様な表現が記載されています。心臓(真心)と心包との違いを理解するにはこれらの言葉の意味することを理解し、自身の心包像を構築すること...
腎を知ることは、命門・腎間動気・小心を知ること 腎の臓象は奥が深いです。単なる泌尿器系臓器だけでなく、生殖器系の機能を有しています。いうなれば骨盤内臓器全般に深く関わる器官とみてよいでしょう。 また、腎の機能と性質を理解することは、伝統医学の言葉でいう、命...
2021/04/13 | category:臓腑経絡詳解
臨床で用いることの多い膀胱経 膀胱の腑と足太陽膀胱経に関する章です。足太陽膀胱経は十二経絡の中でも流行範囲が広い経脈です。そのため臨床治療に用いることの多い経脈といえるでしょう。 それだけに足太陽膀胱経の流注はよく把握しておくべきです。しっかりと学んでおき...
2021/04/12 | category:瀕湖脈学
最後の脈は代脈です /* wordpress fix */ ※『瀕湖脈学』(『重刊本草綱目』内に収録)京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の黄色枠部分が『瀕湖脈学』の書き下し文、記事末青枠内に原文を引用しています。 代 ...
むすぼれる脈、結脈です /* wordpress fix */ ※『瀕湖脈学』(『重刊本草綱目』内に収録)京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の黄色枠部分が『瀕湖脈学』の書き下し文、記事末青枠内に原文を引用しています。 ...
陽の極み促脈です /* wordpress fix */ ※『瀕湖脈学』(『重刊本草綱目』内に収録)京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の黄色枠部分が『瀕湖脈学』の書き下し文、記事末青枠内に原文を引用しています。 促 陽...
2021/04/12 | category:臓腑経絡詳解
小腸腑と手太陽小腸経 心の臓と表裏関係にある小腸腑および手太陽小腸経に関する章です。 ※『臓腑経絡詳解』京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の青色枠部分が『臓腑経絡詳解』の書き下し文です。 小腸の腑、所属の提綱 小腸は心...
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