鍼灸師の遠足 2018年の活動

鍼道五経会では【鍼灸師の遠足】と称して様々なフィールドワークを行っています。

なぜ鍼灸師の遠足を行うのか?

座学で知識を増やし、実技で技術を磨くことの他にも、
治療家として人間として、見聞を広げ、感性を磨き、身をもって体験するということが必要だと考えるからです。

2018年の「鍼灸師の遠足」では主に山がテーマでした。
金剛山・葛城山・高野山に登りました(個人的には大峯山での一日修行もさせていただきました)。

その様子を一部、紹介します。

関西での鍼灸師の遠足

金剛山ナイトツアー(2018.08)

奈良のまほろば鍼灸院院長 中川先生にガイドしていただき夜の山行を体験しました。

大和葛城山では薬草見学会(2018.10)

生薬探偵こと、蒼流庵 濱口先生に薬草観察をレクチャーしていただきました。
なぜか濱口先生の希望でお顔にモザイク処理していますが…。

高野山にて瞑想を体験(2018.11)

高野山 大明王院にて北川真寛 和尚に真言密教の基本的な観想法―数息観―をご指導いただきました。

関東での鍼灸師の遠足

東京では「一修会」様のご厚意で中国武術の半日入門体験、若林先生のカラダ稽古部でのボディワークを体験させていただきました。

一修会では 少祁派通背拳を体験(2018.10)

目にもとまらぬ速さで技を繰り出す村松 希実彦先生
村松先生は7代目 少祁派五行通背拳 伝人にあたります。

若林理砂先生のカラダ稽古部(2018.12)


武術などの動きをもとに、「できそうでできない動き」を体験し、
自分のカラダを知ろう!という活動です。

講師の若林理砂先生は数々の書籍を出版されており、ご存知の方も多いと思います。
また、当会東京講座のメンバーでもあります。

鍼灸師の遠足は何の役に立つのか?

以上の他にも様々なイベントや学会に参加してきました。
2019年もこのスタンスは変わらないでしょう。

『そんなことして実際の治療に役立つの?』

このような疑問を持つ方もいるでしょう。

しかし、私思いますに…答えの用意された勉強をするのも大事ですが、
答えを自分で見つけないといけない勉強もやはり大事です。

このような体験を通じた学びというのは、答えは用意されていません。
もちろん模範解答もありません。

体験を通じて、自分の本業に活かそうとする姿勢が大事であり、その姿勢を持っているからこそプロなのです。

術や行や道は必ず互いに通じあうものがあるものです。

もちろん、学術も重要です。
当会の理念は伝統医学・医学文献の学びを通じて、伝統医学の多様性を認め、一貫性を理解し、道理に至る…です。

知識を増やすことも大事、知識がないと多様性も一貫性も理解することができません。
しかし、その先にある道理を求めることが大事です。

道理とはなにか!?

それが気になる方は、一緒に当会で勉強していきましょう。

2019年も情熱あふれる鍼灸師、鍼灸学生さんを大歓迎しています。

鍼道五経会 足立繁久

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