5月の東京講座は霊と脈形と小腸と…

鍼道五経会の5月の東京講座は新規メンバーがまたさらに2名参加、徐々に賑やかな講座になってきました。

そして会場は先月に引き続き若林先生のアシル治療室にお世話になりました。今回は天窓のある自然光が入る明るい3Fで勉強会を行いました。

東医雑話は背候診から幽霊の治療へ

恒例のツカミ・東医雑話は「背候診の虚実に関する質問」から始まり、幽霊に憑かれた人の治療にま話が膨らみ(脱線?)しました。
幽霊の治療ネタは今年の定番ネタになりつつあります。詳しい話は実際の講座で話しますとして…
虚実の概念から、気の話になり、気とは…と話を展開したところで、幽霊の治療に繋がった次第です。

幽霊の治療ネタは日本人にもアメリカ人にも受けが良いテーマです。

実技は初級脈診をレクチャー

当会の実技には脈診は欠かせません。

ということで、初級脈診ということでまずは脈形を診る脈法を紹介しました。

一般的には脈診といえば脈状診をイメージすることが多いでしょうが、初級者がいきなり脈状を理解することは難しいです。

『診る人によって指先の感覚は微妙に異なるのではないか?』
このような意見が脈診に対して寄せられることは多いですが、まさにその通り。
脈状をみわけるには繊細かつ微妙な感覚が必要です。

「これが滑脈だ。」「これは濇脈ですよ。」と言われても
『???』『よく分からない…(><)』
とすんなり納得いかない人は少なくないはずです。

脈状に対して脈形は文字通り「脈の形」です。
脈の形はいうなれば“脈の輪郭”を指先でなぞるので、本来誰でもできる作業です。

実際に家族で実験しましたが、妻も子どもたちも「わかる」という返答でした。(当然ながら、脈状は分からないとの回答でしたが)

脈形を把握することが“脈診習得の早道”なのです。
〈写真は経穴への刺激で脈が変化することを確認〉

脈形をみる技術を推奨する理由はもう一つあります。

それは脈形を診る脈診法は意外と多いのです

気口九道脈診を始め、宇津木昆台脈診は脈形を診る技術を必要とします。

また私独自の脈法のひとつ、脈形尺膚診も脈形を診る診法です。

ということで東京講座の実技ではしばらく脈形を診る練習を取り入れていこうと思います。

座学は小腸の腑と経がテーマ

臓腑経絡のキホンでは小腸の腑、手太陽小腸経について勉強しました。

小腸腑については、心との表裏関係だけでなく、気血との関わり、水との関わりについて勉強しました。

小腸経についても、経穴学で習う流注以外にも押さえておくべき実践で使えるツボがたくさんあります。

大椎や缼盆、咽喉との関わり、面部の流注について明らかにしました。

顔面部を流れる経絡は複数ありますが、特に小腸経と胃経・大腸経の関わりを実際に確認しました。

以上が5月の東京講座・臓腑経絡のキホン レポートでした。

次回の東京講座のお知らせ

【日時】定例通り第1日曜日に開催します。
6月3日(日)10:30〜16:30

【会場】アシル治療室(東京都目黒区)です。
会場へのアクセスはコチラ

会場への問合せは鍼道五経会にご連絡ください。
講座に関する質問でアシル治療室に電話・メールすることの無いよう宜しくお願いいたします。

【持ち物】筆記道具・スリッパをご持参ください

【参加費】初参加の方は4,000円です。
継続される方は2回目以降6,000円(/月)および年会費が必要となります。

【定員】残りあと3名です。
新規加入を希望される方はお早めにお申込みください。

【申込み】以下のメールフォームからご連絡ください。

当日の連絡先・電話番号(必須)

おすすめ記事

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




Menu

HOME

TOP