伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2026/02/04 | category:李東垣
王好古から李東垣へと遡る 王好古の「諸経頭痛」および「大頭痛論」(『此事難知』収録)を紹介したが、易水派医学の系譜をたどり、王好古の師、李東垣が記した「頭痛論」についても調べておきたい。 本記事にて紹介する「頭痛論」は、『蘭室秘蔵』(1251年 刊行)に収...
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2026/02/03 | category:王好古
六経、渇を発すこと有れば、各々経薬に随いて之を治す 本章は「大頭痛論」に続く章である。章名の通り“発渇”という症候が熱に起因するが、その熱・火がどの層・どのステージに在るのか?これをよく弁ぜよ…という内容である。 また、弁じた(診断した)後に、“経薬に随い...
大いに頭痛を論ずる 王好古の著書『此事難知』大頭痛論の章を紹介しよう。前章の「諸経頭痛」が治療法を記す各論とすれば、本章「大頭痛論」は概論でもあり、頭痛の生理学・病理学を東医的に説く章である。 ※『東垣十書』収録『東垣先生此事難知』(京都大学付属図書館...
易水派が説く頭痛について 鍼灸院に来院する疼痛疾患といえば、腰痛・膝痛・頚肩部痛…といった諸々の関節痛であろう。しかし「頭痛」という症状も上位にランクインする愁訴ではなかろうか。 先に挙げた諸々の関節痛に対する東医的治療法と、頭痛に対する東医的治療法は果た...
2023/09/03 | category:王好古
2つの大接経の違いとは? 本記事では王好古の「大接経」なる鍼法を紹介しよう。大接経には「従陽引陰」と「従陰引陽」との二項目に分けて記載されている。しかしその内容は十二経の井穴に関する情報であり、一見したところ両者の違いはあまり感じられない。 しかしよく...
2023/07/28 | category:脾胃論
『脾胃論』における清暑益気湯 前記事『清暑益気湯について 『内外傷弁惑論』暑傷胃氣論より』では清暑益気湯について、その構成生薬と方意について紹介しました。 本記事では『脾胃論』の長夏湿熱胃困尤甚用清暑益気湯論から、清暑益気湯・適応症の病態(以下、清暑益気湯証)...
2023/07/28 | category:内外傷弁惑論
清暑益気湯について 酷暑・猛暑が続きます。昨今は熱中症や脱水症状の注意喚起が主となり、“夏バテ”という言葉も遠い昔の言葉のように感じます。 この昔の言葉(?)夏バテに処方される定番といえば“清暑益気湯”ではないでしょうか。 清暑益気湯は李東垣が考案した処方で...
2023/05/15 | category:王好古
天元図・地元図ふたたび… 王好古(王海蔵)の鍼法を簡略紹介するシリーズ・その5である。今回紹介する「天元図」はその3の「天元図・地元図」の補足のようである。しかし私の力量では十分に詳解できないので、簡略な紹介に留めさせていただく。 ※『医学綱目』京都大学付...
2023/05/14 | category:王好古
『中医臨床』(171号)に「海蔵抜原法」に関する論考を紹介したが、その際にメモとして書き出した『此事難知』のいくつかの章を当サイトの記事に紹介しておこう。特にこの人天例には井栄兪経合治療と原穴治療に関する濃密な内容が含まれている。難経系の治療を行うのであれば、...
2023/05/13 | category:王好古
以前『中医臨床』(171号)にて王好古(王海蔵)の鍼法「海蔵拨原法」を紹介したが、その記事を書く際にメモとして書き出した『此事難知』のいくつかの章を当サイトの記事に紹介しておこう。この天元図から鍼灸の内容に入る。 王好古の鍼灸治療 『此事難知』には鍼灸治療に関...
以前『中医臨床』(171号 vol.43-No.4)にて王好古(王海蔵)の鍼法「海蔵拨原法」を紹介したが、その記事を書く際にメモとして書き出した『此事難知』のいくつかの章を当サイトの記事に紹介しておこう。もちろん漢方医だけでなく、鍼灸師にとっても大いに学びにな...
2023/04/09 | category:羅天益
『衛生宝鑑』(羅天益 著)の症例を2例紹介する。ひとつは1266年のもの。もうひとつは1268年のものである。 これら2症例は当会講座の教材に使用したものであり、本記事では詳しい解説は避ける。またより詳しい解説については『中医臨床』6月号に論考を提出しているの...
2022/06/15 | category:脾胃論
脾胃論 三焦元氣衰旺のみどころ いよいよ東垣鍼法の締めくくりです。 『脾胃論』中巻の三焦元気衰旺では少ない文章ながらも、三焦を元気を対象とした論が展開されています。 本論に関する考察も「東垣鍼法から陰火学説を考える 後篇」(『中医臨床』2022年9月号に掲載...
2022/06/08 | category:脾胃論
脾胃論 陰病治陽 陽病治陰のみどころ 本章では『内経』に記されている陰陽の法則を基盤に鍼治法が構築されています。『内経』の陰陽論に忠実に、且つその時の病態を治療すべく工夫した李東垣の姿勢が記されています。 本論の内容は「東垣鍼法から陰火学説を考える 後篇」(...
2022/06/03 | category:脾胃論
脾胃論 胃氣下溜五藏氣皆亂其為病互相出見論 の読みどころ 『東垣鍼法を理解するために…』企画の第4弾記事は『脾胃論』の胃氣下溜五藏氣皆亂其為病互相出見論です。本論は非常に興味深く且つ難解な内容だといえます。 中でも『霊枢』にある鍼法概念「同精」「導氣」が李東垣...
『脾胃論』中巻 脾胃虚弱随時為病随病制方 のみどころ ・李東垣が提唱した陰火学説および陰火病態を理解しよう! ・李東垣は治療に鍼を用いており、その鍼法の深意を理解しよう! …と、この二点がこの記事の主旨です。 すでに原稿は書きあげ、めでたく『中医臨床』202...
脾胃論 飲食労倦所傷始為熱中論 のみどころ 東垣鍼法について調べよう!と思い立ち、最初の記事を書いたのが2021年7月の『脾胃論の「凡そ治病、當に其の所便を問うべし」』でした。 あれからほぼ一年…。 ようやく形になり、めでたく『中医臨床』2022年6月号に「東...
2021/10/21 | category:李東垣
金元四大家のひとり、李東垣 中国医学の発展にはいくつかの分水嶺があります。後漢代の張仲景、金元四大家による金元医学、そして明代末から清代にかけて発展した温病学派、これらの医学の発展はよく知られているところです。 本記事の主人公、李東垣は金元四大家の一人です。...
2021/07/21 | category:脾胃論
脾胃論の読みどころ 『脾胃論』というと一見したところ、脾胃、中焦をいかに健やかにするか?がテーマのようにみえます。 しかし、そう単純なものではないということは『脾胃論』を読めばよく分かると思います。 また李東垣の医学は鍼灸師にとっても本来なじみがあるものです...
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