伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2021/07/21 | category:脾胃論
脾胃論の読みどころ 『脾胃論』というと一見したところ、脾胃、中焦をいかに健やかにするか?がテーマのようにみえます。 しかし、そう単純なものではないということは『脾胃論』を読めばよく分かると思います。 また李東垣の医学は鍼灸師にとっても本来なじみがある...
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2021/07/20 | category:会外講演
軒岐会さんの例会は生理学がテーマ 先日(7/18)の軒岐会さんの例会での外部講義は無事に終了しました。 講座後にはオンラインにて和気あいあいとした打ち上げもできて、とても良い時間を過ごすことができました。 写真は軒岐会例会の終了後にて この外部...
2021/07/10 | category:幼科要略
これまでのあらすじ 夏季が人体、特に小児に及ぼす影響として「夏熱・夏暑」について学びました。さらにその流れで暑熱を起点に「疳」「口疳」「脹」と、夏熱・暑熱をきっかけに湿熱を増大させ、各器官において病症を発する病機を前章まで学びました。 小児の特性を知ってい...
2021/07/09 | category:幼科要略
これまでのあらすじ 前回は疳を中心とした小児病態を説く章でした。疳症といえば小児科医書には必ず記載される病態ですが、夏季の暑熱・長夏の湿熱を基本病理に組み込んでいる点が特徴的だと言えるでしょう。今回も夏季・長夏の湿熱が関与して主じる脾胃の病態を学びましょう。...
2021/07/08 | category:会外講演
軒岐会さんにお招きいただきました。軒岐会さんとのお仕事は2年ぶりです。 前回は脈診講座として気口九道脈診を中心とした脈診法を紹介しました。(詳しくは『軒岐会さんで脈診講義』を) 今回はリクエストとして「生理学」をテーマにいただいたので、鍼灸治療に必要な...
2021/07/08 | category:幼科要略
これまでのあらすじ 風温、夏熱の流れから順当に秋燥と続くのかと思いきや、その予想に反して「疳」です。疳といえば「疳の虫」を連想する人もいるでしょう。(それとも「疳の虫」はすでに死語になっているかも…) 疳の虫は多くの場合、癇癪(カンシャク)、イライラのこと...
2021/07/02 | category:幼科要略
これまでのあらすじ 前回は風温について学びました。万物が生長する季節が春です。一年四時の始まりとして木の季節の氣として風温を学びました。 今回は夏季の氣である熱、すなわち夏熱について学んでいきましょう。 以下に書き下し文(黄色枠)と原文(青枠)を記載...
これまでのあらすじ 前回は伏気に関する内容でした。人体は天と地の間でそれぞれの氣(天氣と地氣)の影響を受けて生活しています。そして天地の運行は“時間”とも言い換えることができます。時間を一年単位で言い換えると四季。四季すなわち四時における人体の気はどのように...
2021/07/02 | category:李東垣
李東垣の生命観 補土派として知られる李東垣の医学を改めて記事に挙げておきたいと思います。補土派という名から、脾胃(土)を補うことを目的とした医学との印象があります。しかし流派というものは、独自の人体観と病理観と治病観を備えています。むしろそれらが無ければ流派...
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