伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2021/03/30 | category:鍼の道
如環無端の矛盾 鍼灸経絡学を学んでいくと「如環無端(環の端の無きが如く)」という言葉を目にすると思います。 経脈を扱う鍼灸師ならば知っておくべき言葉の一つでしょう。 「如環無端とはメビウスの帯のように途切れることなく循環する様子を言う」と私は教わりま...
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2021/03/30 | category:瀕湖脈学
張りつめた弓の脈でおなじみの弦 /* wordpress fix */ ※『瀕湖脈学』(『重刊本草綱目』内に収録)京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の黄色枠部分が『瀕湖脈学』の書き下し文、記事末青枠内に原文を引用しています。 ...
2021/03/29 | category:瀕湖脈学
芤脈はやっぱりネギ 芤脈が慈葱(ネギ)に譬えられるのは定番のようですね。『脈経』でも脈はやっぱりネギの譬え。劉開も李時珍もともに芤脈はネギのような脈とのご意見のようです。 それでは本文を読んでみましょう。 /* wordpress fix */ ...
2021/03/27 | category:瀕湖脈学
和やかなイイ感じの脈 今回のテーマは緩脈です。 緩脈は平脈や胃氣のある脈としてのイメージが強いですね。 楊玄操、滑伯仁、李時珍が楊・柳に葉が風に揺れる様子を譬えた脈状です。 写真:「初春の楊柳 風に舞う」…か? 撮影;2021.03.27 ...
2021/03/26 | category:瀕湖脈学
緊脈と弦脈はどう違う? 緊脈は太陽病傷寒の脈として知られています。とにかく寒邪にやられて冷えて硬くなった脈…というイメージですが、硬い脈といえば弦脈を思い浮かべます。 同じ緊張性の高い脈として緊脈と弦脈がツートップに挙げられると思います。 では「緊脈...
2021/03/21 | category:講座・経絡の正奇双修
鍼道五経会 東京講座2021の案内です。当会では新規メンバー募集中。やる気ある仲間を大歓迎します! 東京講座は「臓腑経絡のキホン」改め【経絡の正奇双修】という講座名に変わります 鍼灸師の武器は何か? 【経絡の正奇双修】にあたって Q,「鍼灸師にしかでき...
2021/03/17 | category:瀕湖脈学
洪と微、微と細、それぞれの対比 洪脈との対に紹介されるのは微脈です。虚實、滑濇、洪微…といった脈象の対称は『診家枢要』の脈状対比と同様です。 また本文では微脈と細脈の鑑別についても注意するように李時珍は注意していくれています。この点を我々は耳を傾けるべきで...
火の脈、洪脈 李時珍はこの洪脈を易卦に譬えるならば離卦を挙げています。離とは火を表わす卦です。炎上、陽熱の性が盛んである態が脈に表れているのです。 それでは、陽熱の盛んな様子がどのような脈としてあらわれているのか?本文を読んでみましょう。 /* wo...
2021/03/15 | category:鍼灸茗話
鍼灸茗話の第三回はクライマックス 『鍼灸茗話』は1826年、江戸後期に発刊された鍼灸書である。石坂宗哲の娘婿、石坂宗圭が著者だとされている。 本記事、第3回ではいくつかの章については敢えて割愛させていただくとして「鍼灸の別」から一気に「要穴」っまで進みたい...
2021/03/14 | category:鍼灸茗話
石坂流鍼術の不妊鍼灸と避妊鍼灸 第4章禁穴は割愛させていただく。今回は第5章求嗣断嗣からの紹介である。 今回は求嗣、いわゆる不妊鍼灸である。もう一つは断嗣、避妊であり中絶治療でもある。 今も昔も跡継ぎを求める不妊治療(妊娠するための治療)は世の中に必...
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