伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2021/05/23 | category:浅田宗伯
※『橘窓書影』画像は京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下、青枠内が本文です。 その49、急則治標、緩則治本ということ 一、 病に標本と云うことあり。標は現今の急證なり。 本は本源の病なり。 時に臨みてはその本源を捨て、急を救う...
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2021/05/22 | category:浅田宗伯
※『橘窓書影』画像は京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下、青枠内が本文です。 その38、脈診における縦と横 一、 脉学は先ず浮沈二脉を経とし、 緩緊遅数滑濇六脉を緯として病の進退 血氣の旺衰を考究するときは、 其の餘の脉義 ...
2021/05/20 | category:浅田宗伯
浅田流の臨床医訓ともいうべき五十七カ条の続きその3です。(その1はコチラ)(その2はコチラ) ※『橘窓書影』画像は京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下、青枠内が本文です。 その27、そこにはすべて意味がある 一、 薬剤...
2021/05/18 | category:夢分流
四つの脈の大事 腹診を推しますが脈診についても触れられています。重要です。 その五、四つの脈の大事 『鍼道秘訣集』京都大学付属図書館より引用させていただきました 五、四つの脉之大事 脉は往古(いにしえ)より、七表八裏九道と分つといえど...
2021/05/18 | category:鍼の道
「鍼灸師のお仕事って、治療だけじゃないんですよ」 先日、そんな話を学生さんにしました。 「えっ?鍼灸師の仕事は治療では?」と、素直なリアクション(ありがとう)。 もちろんその問いは正しいのですが、治療は鍼灸師にとって仕事のホンの一部です。(もちろ...
2021/05/17 | category:夢分流
学と術と心 治療者としての心持ちを非常に重視すると序に書かれていました。 『人を癒す心なら私、十分に持ってます!』と思う人もいるかもしれませんが、ただ癒したいという気持ちだけでは治療はできません。 学と術そして心の三位一体といえる境地を本書『鍼道秘訣集』...
2021/05/16 | category:難経
書き下し文 難経十六難 ※『難経本義大鈔』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。 書き下し文・難経十六難 難経十六難に曰く、脈に三部九候有り、陰陽有り、軽重有り、六十首有り...
2021/05/12 | category:講座・経絡の正奇双修
5月の東京講座【経絡の正奇双修】はあいにくの緊急事態宣言下でもありZoom講座とあり成りました。 みなさんお忙しい中、朝から夕方まで画面越しに長時間よく勉強しました。 この日(5月9日)は「母の日」ということもあり、母を大切に…という主旨で夢分流の『鍼...
2021/05/09 | category:夢分流
夢分流の書『鍼道秘訣集』の臓腑の弁を紹介します。 また腹部の臓腑配当だけでなく、その記述内容からどのような医学の影響を強く受けたのか?どのような患者層を主に診ていたのか?などを伺い知ることができると思います。 その二、夢分流の臓腑観 『鍼道秘訣集』京都大...
本日は母の日ということで、それにまつわる話から…。 母を大切にする、その一心から新たな鍼術を創りあげた人物がいます。その鍼法そして書物は現代の日本にも伝わっています。 日本古流鍼術の一つ、夢分流鍼術の名を知る人も少なくないでしょう。今回はその夢分流の書『鍼...
2021/05/08 | category:浅田宗伯
鍼灸師も必見!の医訓 浅田宗伯の「栗園医訓五十七則」の二回目です。 漢方のことをよく知らない鍼灸師でも読みやすいかと思います(たぶん…)。 それにこの「医訓」を読む目的は漢方の勉強ではありません。臨床現場における診断について、そして治療家としての心構...
2021/05/05 | category:浅田宗伯
幕末から明治にかけて活躍した医学界の巨頭 浅田宗伯という江戸後期から明治にかけて活躍された医家のひとり。この名を既にご存じの方々も多いでしょうが、簡単に浅田先生の略歴を紹介しましょう。 浅田宗伯先生(1815-1894年)は信州の生まれ、名を惟常(これつね...
2021/05/05 | category:扁鵲倉公列伝
『史記』に記される扁鵲 秦越人こと扁鵲のエピソードはたくさんあります。長桑君から秘術を授かる話から、虢の太子を蘇生させた逸話、齋の桓候を望診した逸話…などなど、『史記』の扁鵲倉公列伝には活き活きと扁鵲が活躍する様子が記されています。 「扁鵲の六不治」は...
2021/05/01 | category:奇経八脈詳解
奇経診断を可能とする気口九道脈診 手持ちの蔵書『経穴密語集』を基に書き下し文を紹介していきたい。基本的には『奇経八脈詳解』と『経穴密語集』は同内容の書であると認識している次第である。 /* wordpress fix */ ※データ画像の紹介は引き続...
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