伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2022/03/17 | category:奇経八脈攷
衝脈の病といえば 衝脈の病といえば「逆気」「上衝」「衝逆」がよく知られています。しかし衝脈の流注や特性を理解することで、衝脈を用いた病症・治療をより深く解することができます。 本文では病症面から衝脈をより深く理解することを試みています。 ※『奇経八脈攷』(『...
読む
衝脈について 『奇経八脈攷』も半ばを過ぎました。今回の主役は衝脈です。 衝脈といえば「一源三岐」。任脈と督脈と起源を共にし、胞中より起こるという奇経です。胞中に起こるという点では生命力に直結します。また胃経と腎経との間を並走する流注を持つ点も生命力に深くかかわ...
2022/03/15 | category:奇経八脈攷
これまでのあらすじ 久しぶりに『奇経八脈攷』の記事更新です。 前回までは「陰蹻脈」「陽蹻脈」と続きましたので、今回は「二蹻為病」です。 「二蹻為病」では陽蹻脈、陰蹻脈の病症が記されています。「陽緩陰急」「陰緩陽急」「瞋目」「瞑目」といった陰陽蹻脈の病症を通じて...
2022/03/13 | category:脈経
これまでのあらすじ 第一章は脈象24種、第二章は平旦から天地と人を繋ぐ脈、第三章は陰陽に区分することで脈を三界する内容、そして第四章は脈を中心とした生理学の話でした。 今回、第五章の平脈視人大小長短男女逆順法は平脈に関するお話。ひと口に平脈といっても、その人の...
2022/02/01 | category:脈経
これまでのあらすじ 第一章は脈象24種、第二章は平旦から天地と人を繋ぐ脈、第三章は陰陽に区分することで脈を三界する内容でした。 今回の弁尺寸陰陽栄衛度数 第四は生理学に関するとても重要なお話です。 ※『脉経』京都大学付属図書館より画像引用させていただきまし...
これまでのあらすじ 第一章は脈象24種に関する内容、第二章は平旦という概念を通じて人と天地を繋ぐ脈の意義という内容でした。 今回は脈を陰陽(寸尺)に分け、その間に位置する関の話です。 ※『脉経』京都大学付属図書館より画像引用させていただきました ※下記の...
2022/01/31 | category:脈経
これまでのあらすじ 前回・第一章では「脈形状指下秘訣」として24種の脈象を学びました。 とはいえ、一つ一つの脈象について詳しく解説したわけではありませんが、王叔和の脈診学の特徴を紹介できたかと思います。 さて本章では平脈早晏法として平脈をみるに相応しい時間帯...
2022/01/23 | category:脈経
これまでのあらすじ 前回の『脈経』紹介記事で「脈状の説明に比喩表現がほとんど使われていない点は評価すべき」といった趣旨のことを書きました。その脈状説明にあたるパートが本章の「脈形状指下秘訣」です。本章では24種の脈が紹介されています。 王叔和は24種類の脈象...
『脈経』のあらすじ 脈診書の中でも『脈経』はよく知られています。著者の王叔和もよく知られた人物です。 王叔和は後漢-西晋の時代の人(生没年には諸説あり)で、歴史に詳しい人なら三国志の時代に生きた医家というとイメージしやすいのではないでしょうか。 三国志の時代...
2021/12/28 | category:難経
難経 二十一のみどころ 脈診章の最終回となる二十一難にたどり着きました。二十一難ではスタート地点である一難に回帰する内容にもなっています。 「形病みて脈の病まざるは生くると曰う。脈の病みて形の病まざるは死する」 脈診の本質を問うテーマで締める難経脈診章は実に...
パッと見、意味不明な二十難 二十難を何度か読んでみましたが、その印象は『不可解…』のひと言につきます。 どこが不可解なのか? 「いずれの臓に伏匿するのか?」と問いながらも、回答では臓について何ら触れていない点がまず一点。 また本難のキーワードである「伏匿」と...
2021/12/26 | category:難経
難経 十九難のみどころ これまでも脈の逆順については複数の難で説かれてきました。この十九難ではこれまでとは異なる逆順について触れられています。 十九難では男女によって平脈が異なると説いています。平脈が異なるということは、異常となる脈の基準も異なる側面があると...
2021/12/24 | category:難経
難経 三十三難のみどころ 難経三十三難は『一見したところ何を言っているのか分からない…』といった印象を受けやすい内容だと思います。私も初めて読んだときはチンプンカンな印象を受けました。 しかし本難では木と金の関係を引き合いに出し、さらにまた金と火との関係を挙...
2021/12/23 | category:難経
難経 十八難のみどころ 難経十八難には3つの脈診が収録されています。陰陽(有形・無形)五行の連環、天地三才の要素がギュッと詰まった盛りだくさんの章です。 ではさっそく十八難本文を読みすすめてみましょう。 ※『難経評林』京都大学付属図書館より引用させていただ...
難経 十七難のみどころ 十七難の冒頭は実に素朴な疑問から始まります。 「病になってそのまま死んでしまう人もいれば、治療せずとも自力で治る人もいる。また年月を重ねても治らない人だっている。それは脈診で分かるものなのか???」 脈診をしていれば、いえ脈診をせずとも...
2021/12/22 | category:難経
難経 十四難のみどころ 難経十四難は病脈と死脈の話が記されています。本難での主たる指標は脈数、すなわち脈の数遅です。 損至の脈という用語で記されていますが、他にも脈の上下・前後という表現があり、同じ文の中に類似の陰陽指標が用いられている点には注意を要します。...
難経 十三難のみどころ これまで死脈(十一難)や臓気の絶を診る法(十二難)がどちらかといえばシビアな段階の話が続きました。それに比べて十三難の内容はもう少し日常の臨床的な話になります。 本難のテーマとなるのは、病の順逆をみる話や診法合参の話です。それでは本文を...
難経 十二難のみどころ 前の十一難では五臓の無氣(気が尽きること)について、その脈診法に記されていました。今回の十二難も同じく五臓の氣の絶に関する内容です。 どのように臓氣の絶という情報を得て、そして鍼治にどのように活用するのか?十二難ではこのような視点で読む...
2021/12/14 | category:難経
難経 十一難のみどころ 本難では臓氣を診る脈診法が紹介されています。臓氣をテーマとした脈法について四難や五難が記憶に残りますが、十一難ではちょっと特殊な診かたになります。 これまでの脈診の“ものさし”は脈位や脈状でしたが、今回は脈数が指標となる脈診法です。脈...
2021/12/12 | category:難経
難経 十難のみどころ 難経十難には「十変」に関する脈診法が記されています。『十変ってナニ?』と思う鍼灸学生さんもいることでしょう。 五行をベースに治療を行うには基本となる病伝の概念でもあります。 前の九難の内容を踏まえた上で十難を読みすすめてみましょう。 ...
Menu
HOME
TOP