伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2021/12/12 | category:難経
難経 九難のみどころ 九難の内容も非常にシンプルです。脈の遅数と臓腑の病の関係について説く内容です。 一見すると『えっ!?それだけ???』と思ってしまうような内容でもありますが、次の十難とつながる伏線でもあります。 また臓腑の病の違いは五十一難・五十二難・五...
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難経 五十四難のみどころ 五十一難、五十二難、五十三難と連続して臓腑病がテーマでしたが、この五十四難も同じく臓腑の病についてがテーマです。 臓病と腑病、その治療の難易について本難では説かれています。 ※『難経註疏』京都大学付属図書館より引用させていただきま...
難経 五十三難のみどころ 五十一難、五十二難は臓腑病の陰陽区分でありました。本五十三難も同じく臓腑病がテーマです。 但し、今回の五十三難のテーマは病伝です。 病伝とは病の伝変を意味します。 病というのは生き物のようでして、ずっと同じ場所に居て、ずっと同じ症状...
難経 五十二難のみどころ 前の五十一難では寒温を切り口に病を陰陽に分類する内容でした。臓病と腑病の違いを陰陽・寒熱・虚実によって整理していました。 本五十二難はその流れを受けて、臓病と腑病の違いを改めて確認し直す内容で、特に病の根本に焦点を当てています。 では...
2021/12/09 | category:難経
難経 八難のみどころ 難経八難には腎間の動氣という概念が登場してきます。この腎間の動氣は命門と同様に生命に深くかかわる概念的器官です。 まず本難はこのような問いから始まります。 「寸口脈には異常がないのに突然死ぬ人がいる。それは何故か?」 そしてこの回答に「腎...
2021/12/08 | category:難経
難経七難のみどころ 二難・三難・四難・六難では陰陽の観点から脈診が説かれ、五難では五行(五臓・五層)の観点によって脈診が展開されました。この七難ではこれまでと違った観点から脈診が展開されています。時間(天地の氣の運行)を基にした生命観という点では、一難に通ずる...
難経六難のみどころ 本難の脈診は非常にシンプルながら、浮沈の虚実を捕捉する脈診法を示しています。これが理解できると浮脈・沈脈が理解でき、臨床で活用することができるようになります。 ※『難経評林』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き...
難経五難のみどころ 前難の四難では、浮沈を基に区分した脈をさらに陽中の陽・陽中の陰、陰中の陽・陰中の陰、そして中央といった縦の分類を脈に当てはめました。 さて今回の五難ではその脈診観をさらに発展させています。 四難では「陰陽の法」といい、五難では「軽重の法」...
2021/12/07 | category:難経
難経四難のみどころ 前の三難では脈位を寸尺と浮沈に分け、大過不及(実と虚)、陰陽相乗、関格といった脈の分類が行われました。 今回の四難では、脈位である浮沈を基に五臓に配当し、それを呼吸と相応させています。呼吸と脈との関連性は一難に説かれている話ですが、それと本...
難経三難のみどころ 二難と三難とは連続しています。前の二難では、広義の寸口脈を陰陽に分け、寸口と尺内、そして関に区分しました。 一難では脈を通じた生命観、二難では脈と陰陽、そして本三難では寸尺の脈を以て陰陽診断する段階に入ります。これまでの難と同様に短い文章...
難経二難のみどころ 前の一難ではまず大きく生命観を提示した難だと言えます。(広義の)寸口脈で死生吉凶を観るということは、生命そのものを脈診の対象とすることだと言い換えることができるでしょう。 続く二難では(広義の)寸口脈を関を境として陰陽に区分します。これも...
鍼灸師になじみの深い古典、難経 難経八十一難は鍼灸師にとってはなじみの深い古典といえるのではないでしょうか? とくに難経六十九難の「虚すればその母を補い、実すればその子を瀉す」というフレーズは鍼灸学生の頃から耳にする古典の一節といえます。 さて難経はその冒頭...
2021/11/10 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 口問篇第二十八のみどころ 口問篇には岐伯が師より授かった秘伝について記されている。 冒頭は黄帝さまの語りから始まる「余は既に九鍼の経論を聞き、陰陽逆順、六経についても既にマスターした。願くば口伝を聞きたい。」と。その黄帝さまの言葉に岐伯先生は「よき哉、よ...
2021/11/10 | category:黄帝内経 素問
素問 解精微論第八十一のみどころ 素問の締めくくりである解精微論では泣(涙)が主テーマとなっている。文中に「治に於いて無益なり」という但し書きが入っているのが面白い。確かに人が涙する機序を解したところで治療には何の関係もない。 しかし続く言葉に「工の知る所、道...
2021/11/06 | category:奇経八脈攷
『奇経八脈攷』気口九道の脈のみどころ 『奇経八脈攷』の末には脈診法が記されています。この脈診法はかなり特殊で、本文では(ほぼ?)失伝した脈法と記されています。現代でもこの脈診法を使う鍼灸師はかなり少数派でしょうし、この脈法を指導している団体は数えるほどではない...
2021/11/03 | category:難経
難経六十七難のポイント 六十七難では募穴、背部兪穴についての基本コンセプトが記されています。六臓六腑に募穴・背部兪穴があり、各臓腑の治療を行う際にもよく用います。各兪募穴の名称等については鍼灸学校で既に学習済みとしてここでは割愛します。 人体を陰陽で区分すると...
2021/10/27 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 五乱第三十四のみどころ 営気は脈内を行くものであり、脈に順(したが)うものである。そしてまた衛気は営気に相い随うものである。営衛相随は『難経』三十難でも説かれている。 しかし、もしこの営衛相随が破綻することが起これば、つまり衛気が営気に対して逆行すれば...
2021/10/27 | category:難経
難経六十九難のポイント 六十九難の補瀉は有名ですね。 「虚すればその母を補うべし」「実すればその子を瀉するべし」と私の学生時代には、周りの人たちが呪文のように唱えていたことを覚えています。 五行理論の入り口は非常にシンプルで、初学者にとっても覚えやすく使いや...
難経五十難のポイント 前章四十九難では正経自病と五邪について記されていました。本章の五十難では五邪について詳述されています。但し、四十九難では「中風、傷暑、飲食労倦、傷寒、中湿」が五邪であるとの説明でしたが、五十難の五邪はそれとは異なる観点で五邪が説かれていま...
2021/10/26 | category:難経
難経四十九難のポイント 難経四十九難には「正経自病」と「五邪」について書かれています。『難経』の特徴の一つは五行をベースとした治病観です。 五行を基に病を分類する上で、五邪そして正経自病を理解しておくことは必須です。 それでは四十九難本文を読みすすめてみまし...
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