伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2021/10/24 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 海論第三十三のみどころ 人体には4つの海がある。 多くの鍼灸師がもつ人体観は十二経絡・奇経八脈、五臓六腑…で止まっていることが多いのではないだろうか。しかし、これら四海を理解することは臨床的に非常な意味がある。それでは本篇を読みすすめてみよう。 ※『...
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2021/10/23 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 平人絶穀第三十二のみどころ 平人絶穀篇は人の腸胃のキャパと、飢餓における限界について述べられている。 胃腑・小腸・大腸の寸法や容量についても記されている。現代解剖学的には「日本人では小彎の長さは12~15cm、大彎は42~50cmである。 容量平均は、日...
霊枢 決氣第三十のみどころ 本篇決氣には人体を構成する六つの要素について記されている。 一般的には「氣・血・水」といった三要素がよく知られている。この分類は東洋医学をよく知らない人でもイメージしやすいのが長所である。当会でも「氣への鍼・氣の治療」「水への鍼・水...
2021/10/21 | category:李東垣
金元四大家のひとり、李東垣 中国医学の発展にはいくつかの分水嶺があります。後漢代の張仲景、金元四大家による金元医学、そして明代末から清代にかけて発展した温病学派、これらの医学の発展はよく知られているところです。 本記事の主人公、李東垣は金元四大家の一人です。...
2021/10/19 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 師傳第二十九のみどころ 本篇は黄帝さまの壮大かつ高貴な志から始まっている。「修身斉家治国平天下」を髣髴させるお話である。 これに対し岐伯も大いに賞賛し、治国治民と自治治身における秘訣・要諦を説いている。 そして治身とは未病・既病を治することにも通ず…と...
霊枢 病本第二十五のみどころ 本篇はその名の通り“病の本”および標について論述されている。いわゆる病の標本を知ること、これが本篇の内容である。 ちなみに『素問』標本病伝論第六十五には本篇病本と『霊枢』病伝第四十二とがセットで記載されている。言い換えると『素問』...
2021/10/15 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 寒熱病第二十一のみどころ 寒熱篇には四時(春夏秋冬)における人の氣の変動について触れられている。四時・四季とは暦でみると“時間”であり、自然界でみると天と地の氣の運行である。 内経ではこの天地の氣の運行と人の氣の反応、即ち如何に調和できるか?について説か...
2021/10/10 | category:難経
四時の七十四難と七十五難との違い 難経七十四難では、四時の刺法と病位について説かれていました。四時を五行に暗号化して論を展開している、と記事にさせていただきました。 さて今回の七十五難も前回と同様に五行で論じていますので、やはり暗号を翻訳解読する必要があると思...
2021/10/09 | category:難経
四時の鍼法、霊枢と難経の違い 難経七十四難では、四時(春夏秋冬)の刺法と病位について述べています。各季節における刺法の違いについては『霊枢』官鍼篇第七や四時氣第十九に詳しいです。 また四時における病位に違いについては『霊枢』終始篇第九にも記されています。(「治...
2021/10/08 | category:黄帝内経 霊枢
四時の気を知ること 本篇では四時の氣をテーマとしている。四時によって天の氣・地の氣が変化をみせるのは勿論のこと、それに呼応する形で人の氣もまた変化をみせる。すなわち、四時の氣を知るとは、四時(春夏秋冬)における氣の性質と、外界から影響を受けた人体の反応を理解す...
2021/10/02 | category:奇経八脈攷
特殊な陰蹻脈…の対である陽蹻脈 前回の陰蹻脈の章では、内丹・神仙術における陰蹻脈の特殊性が明らかになったと思われます。 …とはいえ、まだまだ考察すべき点があります。蹻脈の陰陽と性差は深い関係があるという点です。男性は陽蹻を経とし陰蹻を絡とします。女性はその逆で...
2021/10/01 | category:奇経八脈攷
李時珍が説く陰蹻脈とは これまでの陰蹻脈は、跟中に起こり、照海穴を治穴に、交信穴を郄穴とし、足少陰腎経の別行である…というのが陰蹻脈の姿でした。 今回の記事では『奇経八脈攷』に記載される陰蹻脈の情報を紹介します。鍼灸師をはじめ医家が知らない奇経の姿を知るこ...
2021/08/31 | category:奇経八脈攷
陰陽維脈の病 前回まで陰維脈・陽維脈の性質や特徴について学びました。陽維は衛分を上行し、陰維は営分を上行する。以前の記事で陰陽維脈は謎めいた存在だ(『謎めいた存在、維脈』)といった趣旨のことを書いたことがあります。 今回もミステリアスな維脈の魅力が深まることだ...
2021/08/19 | category:奇経八脈攷
陰維と陽維は身を維絡する脈 前回は陰維に関する内容でした。難経にある表現「身を維絡」する脈としての維脈が分かりやすい説明でありました。今回の陽維の説明はどうでしょうか。陰維と対比しながら読むと陽維の本質理解につながると思います。 ※『奇経八脈攷』(『重刊本...
2021/08/18 | category:奇経八脈攷
陰維の本質を探る 前回は奇経八脈の総説、つまり概論的な内容でした。陰維脈の性質について学びます。『難経』では維脈とは「身を維絡す」る脈として定義づけています。この表現は陰陽維脈の本質をイメージする上で有力な情報となるでしょう。 ※『奇経八脈攷』(『重刊...
何度も奇経八脈攷を読むのはナゼ? これまで『難経』における奇経、『十四経発揮』(元代 滑伯仁)、『奇経八脈詳解(経穴密語集)』(江戸期 岡本一抱)と奇経の情報を集めて考察してきました。 『これだけ読めば、奇経については十分じゃない?』と思う人もいるでしょう...
2021/08/17 | category:幼科要略
これまでのあらすじ 前回は春温風温の総括といった内容でした。今回も同じく既に「その4 夏熱」で触れられている内容の総括と言ってもよいでしょう。 「幼科要略 その4 夏熱」と併せて読むことをお勧めします。 以下に書き下し文(黄色枠)と原文(青枠)を記載します...
2021/08/16 | category:幼科要略
これまでのあらすじ いよいよ『幼科要略』も大詰めです。残るところ今回の「春温風温」と次の「夏暑」のみ。(長かった…) 風温については、すでに「その3 風温」で解説されていますので、今回はその総括とみても良いのではないでしょうか。第3回の記事と併せて読んでみてく...
2021/08/15 | category:幼科要略
これまでのあらすじ 前回は小児に起こりやすいとされる驚風(ひきつけ・痙攣)について、今回も同じく小児科ではおなじみ疳症についてです。 疳については『その5 疳・口疳について』でも簡単に触れました。小児はりでは「疳の虫(かんのむし)」という症状名(俗名)を目にす...
2021/08/14 | category:幼科要略
これまでのあらすじ 前回は痘瘡(天然痘)に関する内容でした。伝染病から子どもの命を護ること、小児科医として至上のテーマであっただろうと往時に思いを馳せながら、痘瘡病理を通じて伝統医学の生命観を学ぶことができました。 さて今回は驚、すなわち驚風です。驚風とはひ...
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