シンポジウム・古典に還る鍼灸医学にお招きいただく
先日は東京は北里大学白金キャンパスにて、シンポジウム「古典に還る鍼灸医学」が開催されました。令和版「古典にかえれ」を彷彿させるシンポジウム・テーマです。
共催は「日本伝統医学総合研究所」「日本内経医学会」「北里大学薬学部附属東洋医学総合研究所」「北里大学研究所病院漢方鍼灸治療センター」(敬称略)
そして登壇された団体は以下の9団体さん。
「古典鍼灸研究会(付脉学会)」
「積聚会」
「鍼道五経会」
「新医協東京支部鍼灸部会」
「杉山真伝流勉強会」
「東方会」
「日本内経医学会」
「日本はり医学会」
「北辰会」
(敬称略・発表順)
日本の鍼灸業界のなかで“古典文献・古典医学に向き合う流派・団体”のうち、以上の9団体が一堂に会するシンポジウムとなりました。
もちろん、日本鍼灸界でのすべての古典派が集まったわけではありません。それだけに日本鍼灸の層の厚さを感じさせられます。
シンポジウムが始まって…
実際に諸先生方の発表を拝聴していると、「創立□十年」「□代目を継承」といった言葉が耳に飛び込んできます。それに比べて、鍼道五経会は代替わりを未経験なのはもちろんのこと、活動を始めてまだ9年目。
譬えていうなら、還暦以上の歳経た大先輩の方々に、9歳の子どもが飛び込んでものを言うようなものです。9歳の国民的有名人といえば、ちびまる子ちゃんです。
『チビまる子ちゃんが、偉い人たちの前で登壇するようなモンだな~…』と思いながら、出番を待ちます。
人前で話すことが人一倍苦手、人見知りな私は、とにかく緊張するのです。とにかく発表前は貝になりながら出番を待ちます。でも、まぁ実際に始まってしまえば、あとは最後まで話し切るだけなんですけどね。
写真:発表直前の足立(Photo by K.Ymaguchi)
発表した内容は以下の通り。
➢ 古典への取り組み ~時代・背景・敬意~
➢ 古典医学の構造
➢ 伝統医学の特徴=生理学の多様性
➢ 生理学の多様性と日本鍼灸
➢ 平と病の間
➢ 生理学と病理学から診断へ
…などなど、準備してきたことは十分に発表できました。

写真:発表が終わり満足げな足立(Photo by K.Ymaguchi)

写真:シンポジウムの様子(手前から奥村裕一先生・中野正得先生・米谷和輝先生・山本和臣先生・大浦慈観先生・宮下宗三先生・足立繁久・藤原典往先生・中村至行先生)(Photo by S.Matsuura)
写真:シンポジウムにて質問に回答する足立繁久(Photo by S.Matsuura)
シンポジウムでは、私に指名したのご質問をくれたのは光栄でございました。十分に満足のいく回答であったかどうか、少し心元ありませんでしたが、私にとってはいい勉強になりました。
懇親会でもとても楽しく充実した時間を過ごすことができました。あっという間に終電の時間が迫り、先生方には十分に挨拶できないままの帰阪となりましたが、再会を祈りつつ会場、北里大学を後にしました。
写真:北里大学・懇親会会場を外からみて…
鍼道五経会 足立繁久
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