癍診論『蘭室秘蔵』より

本記事では『蘭室秘蔵』(1276年 羅天益 序)』小児門に掲載される「癍疹論」を紹介したい。この「癍疹論」には、李東垣・羅天益らが提唱する胎毒説が基盤として記されている。

現代医学において、胎毒という小児体質は忘れ去られて久しいが、東洋医学における小児科において「変蒸」「胎毒」という基本生理は必修の情報である。胎毒は発育過程で、小児科病症に強く関わるものである。その胎毒を深く理解するためにも、『蘭室秘蔵』をひも解いてみた次第である。


※『蘭室秘蔵』京都大学付属図書館より引用させていただきました。
※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。
※現代文に訳さないのは経文の本意を損なう可能性があるためです。口語訳は各自の世界観でお願いします。

書き下し文・癍疹論 第一

『蘭室秘蔵』巻下 小兒門

癍疹論
夫れ癍疹の始めて出づるの証は、必ず先ず面燥き腮赤く、目胞も亦た赤く、呵欠、煩悶し、乍ち冷え乍ち熱し、欬嗽、啑噴し、足は稍冷え、多く睡驚することを見わす。
並びに瘡疹の証、或いは膿胞を生じ、或いは小紅癍を生じ、或いは癮疹を生ず。此の三等は同じからず。
何故に俱に上証を顕わし、而して後に乃ち出づる?
蓋し以上の諸証は、皆な太陽寒水、右腎の下に起きて、左腎を煎熬す。足太陽膀胱の寒水は、脊を夾みて逆流し、頭に上り額に下る。逆して手太陽の丙火を伝導することを得ず、面上に逆するが故に是の証を顕わす。
蓋し壬癸の寒水、丙丁の熱火を尅する故也。
諸々の斑証は、皆な寒水の逆流によりて作する也。医者當に此の理を知り、乃ち敢えて薬を用うべし。
夫れ胞とは、一名を赤宮、一名を丹田、一名を命門とす。
男子は精を蔵じ化を施し、婦人は胞に繋ぎて孕有ることを主る、俱に生化の源を為す。五行に非ざる也。水にも非ず亦た火にも非ず。此れ天地の異名なり。坤土の萬物を生ずるを象る也。
夫れ人の始生すること、血海始めて浄して、一日二日にして精の其の血に勝つときは則ち男子と為り、三日四日五日にして血脈已に旺する(故に)精の血に勝たざるときは則ち女子と為る。
二物相搏ち、長生 身に先す、之を神と謂い、又、之を精と謂う。道釈の二門には、之を本来面目と言う是なり。
其の子、腹中に在りて、十月之間は、母の呼吸に随う。呼吸とは陽氣也、而して動作を生じ、精氣神を滋益す。飢えれば則ち母の血を食み、渇すれば則ち母の血を飲む。児、日の長じるに随い、皮肉筋骨血脈、形氣俱に足りて、十月に降生す。
口中に尚お悪血あり、啼声一発して、吸に随いて下る。此の悪血、復た命門胞中に帰し、一偶に僻して伏して発せず。
直に内傷に因りて乳食に湿熱の氣下流するに至りて、腎中に於いて合し、二火交攻す。営気従わず、肉理に逆することを致し、悪血乃ち発する。
諸々の斑疹は皆な膀胱壬水に於いて出づる。其の瘍後、内理(肉理)に聚まり、陽明に帰する。故に三番癍の始めて顕われるの証は、皆な足太陽壬膀胱、尅して小腸を病む。其の始め出るときは皆な面に見われ、終りには陽明に帰する。肉理、熱化して膿と為す者也。
二火熾なること甚しく、反て寒水に勝ちて、遍身に俱に出づる。此れ皆な足太陽の伝変の中より出て来たる也。當に寒邪を外発して、便ち消散せしめて、内の二火を瀉して、其の中を交攻せしめず。湿氣をして上に帰せしめ、其の本位に復(かえ)せば、一二服にして立ちどころに已ゆる可し。仍りて小児をして以後は再び二番癍出の患い無さしむ。此れ内経の法なり、覧る者これを詳らかにせよ。

消毒救苦散
癍證悉く具わるを治す。消化して便ち(癍を)出でざらしむ。如し已に出でて稀なる者は再び癍を生ぜず。
防風 羌活 麻黄根 升麻 生地黄 連翹(初て出る者は減ず。出て大なる者には加う) 酒黄蘗(已上各五分)
当帰身 黄連(以上各三分)
川芎 藁本 柴胡 葛根 酒黄芩 生黄芩 蒼朮(以上各二分)
細辛 生甘草 白朮 陳皮 蘇木 紅花(以上各一分)
呉茱萸(半分)
右(上)剉して麻豆大の如くし、毎服五銭。水二大盞を煎じて一盞に至る、粗を去りて、稍(やや)熱して空心に服する。
夫れ癍疹の出る者は、皆な内傷に因りて必ず癍を出す。栄氣逆する故也。
大いに牽牛・巴豆の食薬を禁ずる。宜しく半夏・枳・朮・大黄・益智仁の類を以て、其の青瀉を去り、其の吐するを止める。
若し耳尖冷え、呵欠し、睡中驚き、嚔噴し、眼澀れば、必ず癍を出だすことを知る也。
諸々の大膿泡、小水癍、疹癮の三色は皆な栄氣逆して寒が其の表に復す。宜しく四味の升麻湯の中に、当帰身・連翹を加うべし。此れ定法なり。
如(もし)肺、膿癍を成し、先ず嗽喘し、或いは氣高くして喘促せば、人参を加う。少し黄芩を加えて以て伏火を瀉して、而して元氣を補う。
如(もし)心に小紅癍を出せば、必ず先ず嗌乾驚悸し、身熱、肌肉腫れ、脈弦洪を見わす。少し黄連を加う。
如(もし)命門に癮疹を出せば、必ず先ず骨疼身熱す。其の疼痛散ぜずして、動揺す。少し生地黄を加え、又黄蘗を加う。
諸々癍疹、皆な陰証の瘡と為すときは、須らく皆な内は飲食に傷れ、脾胃不足、栄氣逆行するに因る。大熱内に熾んにして、陰が其の外を覆うと雖も、治法は前の如し。

小児の癍証を弁ず
呵欠 嚔噴 睡中に驚を発す
或いは耳尖冷え 目澀る
或いは復食を弁す
口熱し 或いは口醋氣 妳弁不消
或いは腹中痛

如(もし)癍証少し具りて、其の癍未だ発せずんば、乃ち升麻湯三五銭を与えて、熱を帯びて之を服せしめ、身表の温和なるを待つ。癍疹已に顕るれば、服薬は乃ち止む。
如(もし)其の身涼しく、其の癍未だ出ずとも、是れ癍証なることを弁じ得れば、服数を問うこと無く、直ちに身表の温和なること、及び癍瘡の已に顕るを候いて、然して後に乃ち止む。只だ時々に桔梗湯を与えて、胸膈を寛き咽喉を利する。

桔梗湯・・・(略)

胎毒ともいえる病理

本記事では『蘭室秘蔵』(1276年 羅天益 序)』小児門に掲載される「癍疹論」を紹介している。さて、『蘭室秘蔵』における「癍疹論」であるが、これとほぼ同じ内容がすでに『東垣試効方』(1266年 羅天益 編集)小児門 癍疹論に記載されている。

本書編集に携わった羅天益という人物であるが、彼は李東垣の晩年における弟子であり、李東垣の医学思想を継承する人物であるとみてよいだろう。そのため『蘭室秘蔵』は東垣十書という分類のなかにカテゴライズされてもいる。それもあって個人的には、本章「癍疹論」における胎毒、命門に関する説(命門伏毒説)は、李東垣の提唱した陰火学説と併せてみるべき人体観・生命観であると考えている。

さて、李東垣・羅天益が提唱する、命門に伏蔵する胎毒についてであるが、生後間もない新生児が口中の悪血を嚥下することで、命門胞中に悪血を蔵してしまう… とある。
そしてその命門に潜む悪血は、乳食に含まれる湿熱の氣の影響を受けて、病を発することになる。本文では「湿熱の氣が下流して、腎に合し、腎命門相火と湿熱とが合し、二つの火熱(二火)は互いに攻め合う。」という病理ストーリーを展開している。

これは小児が後に罹るであろう痘瘡(天然痘)の病理である。天然痘の病理において隠れた病因のひとつが出生の際に飲み込んだ悪血であり、それが命門に伏蔵しているという李東垣独自の病理を提唱している。

李東垣がいう命門とは?

また李東垣の胞の定義は実に興味深い。胞とは一名を赤宮といい、一名を丹田といい、一名を命門という。
この「胞」とは、李東垣が提唱する陰火病態において登場する器官と同じとみている。以下に陰火の説明文を引用しよう。

「心火者、陰火也。起於下焦、其系繋於心、心不主令、相火代之、相火下焦包絡之火、元氣之賊也。」(『内外傷弁惑論』飲食労倦論より)

この文にあるように、相火は下焦包絡の火であり、包絡とは胞を絡う器官である。すなわちこの「飲食労倦論」でいう「心火」とは、下焦包絡に起こる相火・陰火であると解釈している。
この陰火の発生部位が胞(包)を中心とした部位であり、その別名を丹田・命門と李東垣は呼んでいるのである。

二火交攻とは?その病理と治療法

そして最も気になるのが、癍疹の病理である。

癍疹の病理

「…因内傷乳食、濕熱之氣下流、合於腎中二火交攻…」の一節には「二火交攻」という鍵となる言葉がある。

この一節を一見したところ、解釈がやや難解に感じるが、李東垣独特の表現が含まれているためと思われる。東垣の各書各章を参考に読み進めていこう。

まず「内傷」とは脾胃虚損に近しい状態と解釈できる。脾損によって飲食の消化不全が起こり、飲食に含まれる湿熱を処理しきれずに、体内に取り込むことになり湿熱は下流する。
この病理は『内外傷弁惑論』飲食労倦論や『脾胃論』飲食労倦所傷始為熱中論などにたびたび記される表現である。

脾胃虚損により消化機能のみならず運化能を失った中焦は、正氣の下陥する流れのままに湿熱の邪をも下流下行させる。行きつく先は腎である。
そして腎には命門相火があり、命門には相火と伏藏された悪血(胎毒)がある。この毒の本質は火熱であることを「二火交攻」という言葉で示している。言うまでもなく「二火」とは“湿熱の邪”と悪血が内包する“火熱の氣”である。この二つの火熱の氣が合わさることで熱化・病化する。これが病の発端である。

ちなみに李東垣の同門にして弟子でもあった王海蔵は彼の著書『海蔵癍論萃英』(王海蔵 著 成立年代不詳)において「潔古老人癍論」「海蔵老人癍論」の二章において、二火を君相二火(少陰君火と少陽相火)であることを示唆している。これは李氏と王氏の両者で二火の見解が異なるのであろうと判断している。

単なる熱病ではなく痘瘡たる所以とは

さて李東垣が提唱した痘瘡病理の理解をもう少し深めていこう。

「…皆太陽寒水起於右腎之下、煎熬左腎。…」の一節、これが痘瘡病理において重要な場面であり、前述の命門相火が左腎水を煎熬することを示している。(この点、劉完素・張潔古・王海蔵とは異なる説である)

そして命門相火が腎水を煎熬した先にはまだ続きがあるのだ。

「足太陽膀胱寒水、夾脊逆流、上頭下額、逆手太陽丙火…」そして「…蓋壬癸寒水、尅丙丁熱火故也。」とあるように、李東垣が思い描く病態では、水尅火がもう一つの鍵となっている。

順に挙げていくと…「二火交攻」「右腎煎熬左腎」「足太陽膀胱逆流」「水尅火」という病態が段階的かつ連鎖的に起こっている。腎命門の火熱化に加え、足太陽膀胱経の逆流が生じることで、面部の症状(面燥腮赤、目胞亦赤…)を起こす。

また水尅火という、いわゆる“賊邪”の病態が丙火小腸・丁火心で起こっているため、小腸経のコンディションも不和である。そのため“経氣の逆流”や“正氣と熱氣の衝突”がおこる。この病変が最も強く生じる部位が、膀胱経と小腸経の接合部である面部・面上である。

「二火交攻」を発端とする、この面部における「経氣の逆流」「正邪相争」「熱化」の病態は、まだ続きがある。面部は陽明のエリアでもあるため、この熱は最終的に「陽明位に帰し」「肉理(肌肉)が熱化して膿」となる。
…と、ここまでが李東垣が提示した癍疹(痘瘡)の病理ストーリーである。

また、病態の勢いは「二火交攻」という特殊な設定から始まる。また水尅火という賊邪であった病態が、(いつの間にか)「反勝寒水」という火乗水という相侮関係の病態となっている。

「二火熾甚」という火熱の症状が激烈の病質であること。
相侮関係という太陽寒水・膀胱経が丙火によって乗じられること。
以上の二点によって、癍疹(痘瘡)は全身に発生する。

癍疹の治療法から二火交攻の解除法を推察する

その治療法として主に消毒救苦散(『東垣試効方』では消毒救苦湯)が処方されている。
この消毒救苦散の加減法に伏火を瀉する法や命門に生じる癮疹の処方が記されており、「内瀉二火」のイメージがしやすいと思われる。

以上、李東垣が構築したであろう胎毒説、ひいては生命観にもつながる説について拙稿『李東垣の生命観ふたたび -命門と胎毒- 』を東洋学術出版社『中医臨床』175号.Vol.44 No.4に寄稿している。興味がある方は参照にされたし。

鍼道五経会 足立繁久

原文 『蘭室秘蔵』小兒門 癍疹論

■原文 『蘭室秘蔵』小兒門 癍疹論

夫癍疹始出之證、必先見面燥腮赤、目胞亦赤、呵欠煩悶、乍冷乍熱、欬嗽啑噴、足稍冷、多睡驚。並瘡疹之證、或生膿胞、或生小紅癍、或生癮疹、此三等不同。
何故俱顯上證、而後乃出。
蓋以上諸證、皆太陽寒水起於右腎之下、煎熬左腎。足太陽膀胱寒水、夾脊逆流、上頭下額、逆手太陽丙火、不得傳導、逆於面上、故顯是證。蓋壬癸寒水、尅丙丁熱火故也。
諸斑證、皆從寒水逆流而作也。醫者當知此理、乃敢用藥。
夫胞者、一名赤宮、一名丹田、一名命門。
主男子蔵精施化、婦人繋胞有孕、俱為生化之源。非五行也。非水亦非火、此天地之異名也。象坤土之生萬物也。
夫人之始生也、血海始浄、一日二日、精勝其血則為男子。三日四日五日、血脉已旺精不勝血則為女子。
二物相搏、長生先身、謂之神、又謂之精。道釋二門、言之本来面目是也。
其子在腹中、十月之間、随母呼吸。呼吸者陽氣也、而生動作、滋益精氣神。飢則食母血、渇則飲母血。兒随日長、皮肉筋骨血脉、形氣俱足、十月降生。
口中尚有惡血、啼聲一發、随吸而下、此惡血復歸命門胞中。僻於一隅、伏而不發、直至因内傷乳食、濕熱之氣下流、合於腎中二火交攻、致營氣不從、逆於肉理、惡血乃發。諸斑疹皆出於膀胱壬水。其瘍後聚内理、歸於陽明。故三番癍始顯之證、皆足太陽壬膀胱、尅病小腸。其始出皆見於面、終歸於陽明、肉理熱化為膿者也。
二火熾甚、反勝寒水、遍身俱出。此皆出從足太陽傳變中来也。當外發寒邪、便令消散、内瀉二火、不令交攻其中。令濕氣上歸、復其本位、可一二服立已。仍令小兒以後再無二番癍出之患。此内経之法、覧者詳之。

消毒救苦散
治癍證悉具消化、便令不出。如已出、稀者再不生癍。
防風 羌活 麻黄根 升麻 生地黄 連翹(初出者減出大者加) 酒黄蘗(已上各五分)
當歸身 黄連(已上各三分)
川芎 藁本 柴胡 葛根 酒黄芩 生黄芩 蒼朮(已上各二分)
細辛 生甘草 白朮 陳皮 蘇木 紅花(已上各一分)
呉茱萸(半分)
右剉如麻豆大、毎服五錢、水二大盞。煎至一盞、去柤稍熱空心服。
夫癍疹出者、皆因内傷必出癍。榮氣逆故也。大禁牽牛巴豆食藥。宜以半夏枳朮大黄益智仁之類。去其青瀉、止其吐。
若耳尖冷、呵欠、睡中驚、嚔噴、眼澀、知必出癍也。諸大膿泡小水癍疹癮三色皆榮氣逆而寒復其表。宜於四味升麻湯中、加當歸身連翹、此定法也。
如肺成膿癍、先嗽喘、或氣高而喘促、加人參少加黄芩、以瀉伏火、而補元氣。
如心出小紅癍、必先見嗌乾驚悸、身熱肌肉腫、脉弦洪、少加黄連。
如命門出癮疹、必先骨疼身熱、其疼痛不散、動揺、少加生地黄、又加黄蘗。
諸癍疹皆爲陰證瘡、須皆因内傷飲食、脾胃不足、榮氣逆行。雖大熱内熾、陰覆其外、治法如前。

辯小兒癍證
呵欠 嚔噴 睡中發驚
或耳尖冷 目澀
或辯復食
口熱 或口醋氣 妳辨不消
或腹中痛

如癍證少具、其癍未發、乃與升麻湯三五錢、帶熱服之、待身表温和、癍疹已顯、服藥乃止。
如其身涼、其癍未出、辯得是癍證、無問服數、直候身表温和、及癍瘡已顯、然後乃止。只時時與桔梗湯、寛胸膈利咽喉。

桔梗湯・・・

『蘭室秘蔵』と『東垣試効方』の記載には若干の文字の違いがあるため、念のため以下に『東垣試効方』の癍疹論も引用しておく。

『東垣試効方』小兒門 癍疹論

■原文
夫癍疹始出之證、必先見面燥腮赤、目胞亦赤、呵欠煩悶、咳嗽嚔噴、足稍冷、多睡睡驚、並瘡疹之證。或生膿胞、或生小紅癍、或生癮疹、此三等不同。何故俱顯上證、而後乃出、蓋以上諸證、皆太陽寒水、起於右腎之下、煎熬左腎。足太陽膀胱寒水、夾脊逆流、上頭下額、逆手太陽丙火、不得傳道、逆於面上、故顯是證。蓋壬癸寒水、剋丙丁熱火故也。諸癍證、皆從寒水逆流而作也。醫者當知此理、乃敢用藥。
夫胞者、一名赤宮、一名丹田、一名命門。主男子藏精施化、婦人繋胞有孕、俱為生化之源、非五行也。非水亦非火、此天地之異名也。象坤土之生萬物也。夫人之始生、血海始淨、一日二日、精勝其血、則為男子。三日四日五日、血脉已旺、精不勝血、則為女子、乃二物相搏、長生先身、謂之神、又謂之精、道釋二門、言之本來面目是也。其子在腹中、十月之間、隨母呼吸、母呼亦呼、母吸亦吸。呼吸者、陽氣也、而生動作、滋益精氣神、饑則食母血、渇則飲母血。兒隨日長、皮肉筋骨血脉、形氣俱足、十月降生、口中尚有惡血、啼聲一發、隨吸而下、此惡血復歸命門胞中。僻於一隅、伏而不發、直至因内傷乳食、濕熱之氣下溜、合於腎中、二火交攻、營氣不從、逆於肉理、惡血乃發。諸癍疹皆出於膀胱壬水、其瘍後壊肉理、歸於陽明、故三番癍始顯之證、皆足太陽壬膀胱、剋丙小腸。其始出皆見於面、終歸於陽明肉理、熱化為膿者也。二火熾盛、反勝寒水、遍身俱出、此皆從足太陽傳變中來也。當外發寒邪、使令消散、内瀉二火、不令交攻其中、令濕氣上歸、復其本位、可一二服立已、仍令小兒已後再無二番癍出之患。此内経之法、覧者詳之。

消毒救苦湯
治癍證悉具、消化便令不出。如已稀者、再不生癍。仲冬立此方、隨四時加減、通造化、明藥性者能此。
麻黄(不去根節) 羌活 防風(各五分) 川芎(二分) 細辛(一分) 藁本 柴胡(各二分) 升麻(五分) 葛根(一分) 黄芩(二分、酒製) 生地黄(二分) 生黄芩(一分) 黄連(三分) 酒黄蘗(五分) 紅花(半分) 蘇木(一分) 當歸(三分) 呉茱萸(半分) 白朮(一分) 蒼朮(二分) 生甘草(一分) 橘皮(一分) 連翹(半錢)
右剉如麻豆大、毎服五錢、水二盞、煎至一盞、去滓、稍熱服、空心食前。
夫癍疹出者、皆因内傷飲食、致令營氣逆故也。大禁牽牛巴豆食藥。宜以半夏枳朮丸、大黄益智仁之類。去其青瀉、止其吐。
若耳尖冷、呵欠、睡中驚、嚔噴、眼澀、知必出癍也。諸大膿泡小紅癍癮疹三色、皆營氣逆、而寒覆其表。宜於四味升麻湯中加當歸身連翹、此定法也。
如肺成膿癍、先顯喘嗽、或氣高而喘促、加人參而補元氣、少加黄芩、以瀉伏火。
如心出小紅癍、必先見嗌乾、驚悸、身熱、肌肉腫、脉弦洪、少加黄芩。
如命門出癮疹、必先骨疼身熱、其疼不敢動揺、少加生地黄、黄蘗。
諸癍疹皆爲陰證瘡、須皆因内傷飲食、脾胃不足、營氣逆行。雖火勢内熾、陰覆其外、故錢仲陽製四物升麻湯發之、如有傳變證、依加減法服之。

桔梗湯・・・

おすすめ記事

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




Menu

HOME

TOP