伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2025/10/31 | category:小児薬証直訣
傷風という小児病症について 本記事では『小児薬証直訣』の傷風章について紹介しています。傷寒や中風という病名は見慣れたものですが、傷風という病名は見慣れないものかもしれません。「傷風(風邪に傷れる)」は「中風(風邪に中る)」とは一見すると、両者は同義なのか?と...
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2025/10/18 | category:小児薬証直訣
『小児薬証直訣』について 本記事では『小児薬証直結』に記される慢驚の章を紹介します。慢驚とは驚風発作が慢性的に起こる病態とのこと。そして驚風とは痙攣を意味する病症。 小児はりを実践する鍼灸師にとって、急驚風・慢驚風ともに知っておくべき情報でしょう。それでは...
『小児薬証直訣』について 本記事では『小児薬証直結』に記される急驚の章を紹介します。急驚とは急驚風とのこと。驚風とは痙攣を意味する病症ですが、急驚風は急性に起こる痙攣のこと。小児科では、熱性けいれんもこの急驚風の範疇に入ります。 小児はりを実践する鍼灸師に...
発搐という症状について 本記事では発搐という小児病症について紹介しています。発搐とはあまり見慣れない病名かもしれません。 しかし中医学用語には“抽搐”という症状があります。もちろん日常の診療でもみられる症状のひとつです。この搐という字は「筋肉がひきつる」こ...
2025/10/07 | category:小児薬証直訣
『小児薬証直訣』について 本記事では小児科医学の基本である「変蒸(へんじょう)」について紹介しています。変蒸とは、現代日本では知恵熱として理解されています。ある意味、それは正解でありますが、それだけでは不十分に感じます。小児はりを実践する鍼灸師にとっては、変...
2025/10/04 | category:小児薬証直訣
『小児薬証直訣』について 本記事では『診病奇侅』の小児腹診について紹介しています。小児はりを実践する鍼灸師にとって、この小児腹診というのも知っておくべき情報でしょう。それでは『診病奇侅』の本文を読んでいきましょう。 ※画像は『類証注釈銭氏小児方訣』...
小児の病態、肝風熱について 五臓病証の総論と各論が終わり、本章から各臓の病態になります。本章では「肝有風熱」と称し、肝木の病にフォーカスを当てています。肝木の病に、風熱という病邪・病性という組み合わせは小児科医学の特性を表しています。 実際に本文をみると「...
2025/10/01 | category:本草綱目
日本では出世魚のボラであったが… 先日はボラについて食物本草情報を記事にしました。その出典として『閲甫食物本草』(名古屋玄医 1669年序)、『公益本草大成(和語本草綱目)』(岡本一抱 1698年)、『日養食鑑』(石川元混 著 1819年)、『魚鑑』(武井周...
2025/09/21 | category:小児薬証直訣
小児科の五臓病症について 本記事では『小児薬証直結』の五臓虚実冷熱の章について紹介しています。小児病症の基本として、既に五臓病症が紹介されましたが、本章ではさらにより実践的に「虚実」と「冷熱(寒熱)」を組み込んで病症を整理・分析することを説いています。 そ...
小児診法における望診 『小児薬証直訣』には小児診法に関する情報がいくつか記されています。とくに小児科では望診が重視されていたようです。その理由は本書『小児薬証直訣』の序文に記されている通り、脈診や問診だけに信を置くには心許ないものがあります。 そのため、望...
2025/09/06 | category:小児薬証直訣
『小児薬証直訣』について まず『小児薬証直訣』の第一章は小児脈法からです。小児科において脈診(広義の寸口脈を診る法)は、大人の脈診よりも困難であるとされています。その理由は、子どもの体のサイズが小さいこと。そのため、脈を寸口・関上・尺中に分けることが難しく、...
『小児薬証直訣』について 中国医学の小児科医書といえば、まず『小児薬証直訣』を挙げる人は多いのではないでしょうか? 『小児薬証直訣』(宋代 1119年)とは、銭乙(銭仲陽)の教えをその弟子、閻孝忠が編集したとされる小児科専門医書です。その成立は宋代の111...
2025/09/04 | category:香川修庵(修徳)
一本堂の視背について 背部を診察する技法は、鍼灸師では背候診といい、背部兪穴の状態を触知することで、臓腑のコンディションを知る法です。この背候診を用いた情報の読み取りは、背部兪穴の配列に依ります。対する湯液家流の香川先生はいかなる視背(背候診)を論ずるのでし...
『一本堂行余医言』について 一本堂の流儀では、腹診を六診の要としています。本章では腹診の細かな作法を記しています。しかし、腹診と呼ばずに「按腹」と称している点も興味深いです。本章には“按摩”の要素を以て按腹を説している点にも注目すべきなのでしょう。 ※...
『一本堂行余医言』に記される脈診 香川先生の説く脈診論とはいかなるものか?様々な脈診法を学ぶ者として興味津々ですね。 とくに六診の中でも「按腹が最要」であるとする香川一門ではどのような脈診を位置づけていたのか?についても注目しておきたいところです。それでは...
『一本堂行余医言』について 六診の3番目に紹介されているのが聞声(聞診)です。本文にもあるように、声を聞き分けるだけが聞診ではありません。患者さんが発する生理活動の音を聞きとるだけでも、病位を判断するヒントになることもあります。 本章では、聞診について実に...
『一本堂行余医言』問証について 六診において、望診の次に位置する問証(問診)です。当会では脈診腹診の二診合参、脈腹背の三診合参と、切診を中心に診法技術を磨いていますが、実は診断において最も重要な役割を果たすのが、この「問診」といえます。 なぜなら「問診」に...
四診ではなく六診 本シリーズ記事では、香川修庵先生が伝える診察の術について紹介します。東洋医学では望診・聞診・問診・切診を総称して四診とします。香川一門では、この四診にさらに二診を加えて六診を診候の術としています。「自我作古」の一本堂先生らしい診法構築ですね...
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