伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2025/09/04 | category:香川修庵(修徳)
『一本堂行余医言』について 一本堂の流儀では、腹診を六診の要としています。本章では腹診の細かな作法を記しています。しかし、腹診と呼ばずに「按腹」と称している点も興味深いです。本章には“按摩”の要素を以て按腹を説している点にも注目すべきなのでしょう。 ※...
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2025/07/18 | category:診病奇侅
『診病奇侅』死生について 本記事では『診病奇侅』の死生の項を紹介します。では本文を読んでみましょう。 ※画像は『診病奇侅』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。 ※現代文に訳さな...
2025/07/17 | category:診病奇侅
『診病奇侅』小児について 本記事では『診病奇侅』の小児腹診について紹介しています。小児はりを実践する鍼灸師にとって、この小児腹診というのも知っておくべき情報でしょう。それでは『診病奇侅』の本文を読んでいきましょう。 ※画像は『診病奇侅』京都大学付属...
2025/07/13 | category:診病奇侅
『診病奇侅』肋下について 本記事では『診病奇侅』の肋下の項を紹介します。では『診病奇侅』の本文を読んでいきましょう。 ※画像は『診病奇侅』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。 ...
『診病奇侅』腹両傍について 本記事では『診病奇侅』の腹両傍の項を紹介します。本章では左右の鑑別に関する条文が多く採用されています。「左右は陰陽の道路(左右者陰陽之道路也)」であり、左右における氣血の鑑別は、多くの診法で行われています。とくに神闕を中心に、左右...
『診病奇侅』腹中行について 本記事では『診病奇侅』の腹中行の項を紹介します。腹中行とは、正中線・任脈上の重要部位を指しています。鳩尾や関元もまた重要部位ですが、それぞれ「心下」「小腹」に当たり、腹中行の中には含まれていないようです。 部位としては、「中脘」...
『診病奇侅』小腹で腎を診る 本記事では『診病奇侅』の小腹の項を紹介します。小腹とは下腹部を指します。下腹部を表わす言葉には「小腹」「少腹」の二つがあります。その違いについては諸説あるようです。詳しくは後述するとして、まずは『診病奇侅』の本文を読んでいきましょ...
2025/07/05 | category:診病奇侅
『診病奇侅』小腹について 本記事では『診病奇侅』の小腹の項を紹介します。腹診でも特に重視する小腹です。小腹とは下腹部を指します。下腹部を表わす言葉には「小腹」「少腹」の二つがあります。その違いについては諸説あるようです。詳しくは後述するとして、まずは『診病奇...
2025/07/03 | category:診病奇侅
『診病奇侅』臍中について 本記事では『診病奇侅』の臍中の項を紹介します。臍は経穴としての名は神闕。この名からも実に重要な部位であることがわかります。本章をみる「臍の離れ」「臍の抜け」「臍の切れ(臍切)」など、実に腹診において重要な部位であることがわかります。...
『診病奇侅』の水分について 本記事では『診病奇侅』水分の項を紹介します。水分は臍上・神闕の上に位置する経穴でもあります。 水分穴といえば、任脈上の経穴になりますが、重要な腹診部位として認められます。それだけに治療の要所にもなり得る部位として理解することがで...
『診病奇侅』中脘について 本記事では『診病奇侅』中脘の項を紹介します。鍼灸師にとって、中脘といえば経穴としての中脘穴を連想しますが、本章をみていると、中脘穴のみならず、上脘・中脘・下脘の三脘を含めて診ていることがわかります。それでは『診病奇侅』中脘の章を読ん...
『診病奇侅』心下について 本記事では『診病奇侅』心下の項を紹介します。心下は鳩尾、水月などとも呼ばれる部位であり、人体にとっては急所のひとつです。それだけに腹診時の手掌・手指の触れ方には繊細さが要求されます。 心下における層構造を意識した触れ方にも工夫を要...
2025/06/05 | category:診病奇侅
『診病奇侅』の通腹形証について 本記事では『診病奇侅』の通腹形証、すなわち腹の形証に通ずることの大事・第二弾を紹介します。 ※画像は『診病奇侅』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※本記事は医道の日本社 刊の『診病奇侅』を主に参考に...
2025/05/21 | category:診病奇侅
『診病奇侅』の部位について 本記事では『診病奇侅』部位について紹介します。 ※画像は『診病奇侅』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※本記事は医道の日本社 刊の『診病奇侅』を主に参考にしています。 ※以下に書き下し文、次いで足立の...
『診病奇侅』の壮老について 本記事では『診病奇侅』平人腹形の章(前半)を紹介します。本記事では、腹証にも平人の腹証があるといいます。脈診における平脈ということでしょう。 個人的には『平腹(理想的な腹証)というものは存在するのか?』という疑問もありますが...
2024/09/26 | category:杉山流
『医学節要集』の記事、「腹の見ようのこと」について、前半と後半に分けて紹介します。「腹の見ようのこと」とは、文字通り“腹診”について記されています。前回の「腹の見ようのこと・前半」では、杉山流腹診の基本的な情報として、陰陽や腹診の配当についてのみ記されていまし...
『医学節要集』の記事、「腹の見ようのこと」について、前半tの後半に分けて紹介します。「腹の見ようのこと」とは、文字通り“腹診”について記されています。杉山流ではどのような腹診法が用いられていたのか?これもまた興味津々です。 腹の見様のこと・前半 ※画像...
2022/12/11 | category:原南陽
原南陽の腹候のみどころ 原南陽の腹候(『叢桂亭医事小言』収録)には、腹診に関して概論的に記されている。しかし概論的とはいえ、実践的な要諦が記されている。前章の脈論と併せて習熟しておくべきであろう。とくにキーワードとなるのは「腹診と呼吸」「動気」「心下と水気の関...
2021/12/23 | category:難経
難経 十七難のみどころ 十七難の冒頭は実に素朴な疑問から始まります。 「病になってそのまま死んでしまう人もいれば、治療せずとも自力で治る人もいる。また年月を重ねても治らない人だっている。それは脈診で分かるものなのか???」 脈診をしていれば、いえ脈診をせずとも...
2020/01/19 | category:東京講座
新しい年を迎え、さっそく鍼道五経会の活動を開始しました!2020年最初の活動は東京講座 in Studio Libra(アシル養生堂薬店)から。 最初の講座は二診合参 鍼道五経会では脈診をベースにした診察および東医的診立てを行っています。 そして脈診を主とし、...
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