伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2020/06/27 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 終始篇のみどころ 終始の内容は極めて濃厚である。さすが第9番目の篇である。 これまで終始という言葉は、随所に登場してきた。 本輸篇では「凡そ刺の道、必ず十二経絡の終始する所に通ず。」 小鍼解では「調氣とは終始に在る、一とは心を持すること也。」...
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霊枢 本神篇のみどころ 本篇 本神では、五神についての記述がある。 精神意魂魄は五神または五志として総称され、各五臓に蔵されている。 しかし、これら五神(精神意魂魄)はどのように生じてきたものなのか? この点に対して言及しているのが、本神の内容であ...
2020/06/19 | category:黄帝内経 霊枢
官鍼篇に書かれている氣のこと 今回の官鍼篇では、実に多様な鍼法が記載されている。 鍼法が多様ということは、それだけ異なる層をターゲットとする鍼法が存在するという解釈もまた可能である。 鍼法・刺法を通じて氣を理解するのに最適の篇といえよう。 ※『...
2020/06/17 | category:黄帝内経 霊枢
壽夭剛柔篇に書かれている氣のこと 『黄帝内経つまみ食いシリーズ』はまた『霊枢』に戻ってきた。 今回の壽夭剛柔篇第六では、具体的に営に対する刺法、衛に対する刺法、寒痺の経に留まる刺法…と3種の刺法が記載されている。 氣について理解を深めるヒントがみられる篇...
2020/06/09 | category:黄帝内経 霊枢
根結篇に書かれている氣のこと 今回の根結篇では、命門、五十営、鍼の徐疾浅深、光などがキーワードである。 氣について理解を深める情報が満載の篇である。 ※『霊枢講義』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立の...
2020/06/08 | category:黄帝内経 霊枢
邪気臓腑病形に記される氣のこと 本篇では望診・脈診・尺膚診に関する記述が登場します。 これら診法の比較からも、氣を理解するヒントにもなるのです。 ※『霊枢講義』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで原文を紹介...
2020/06/06 | category:黄帝内経 霊枢
これまでのあらすじ 前回「小鍼解」は鍼治の微妙、調気とはなにか…といった内容でした。 今回は邪気臓腑病形篇、かなり重要な内容です。 構成上、2つの記事に分割して投稿します。 前半は衛気営気とは関係ありません。どちらかというと病伝に関する内容です...
2020/06/02 | category:黄帝内経 霊枢
小鍼解のあらまし 小鍼解第三では九鍼十二原の各言葉についてヒントを提示してくれている篇である。 氣に対する鍼、その心得を漠然ながらも表現してくれていると言ってよいだろう。 氣を最もよく表現している言葉が「有るがごとく無きがごとく」である。 「有...
2020/06/01 | category:黄帝内経 霊枢
これまでの経緯 前回は『霊枢』九鍼十二原第一の書き下し文を一部紹介した。 その目的は「衛気と営気を理解する」こと、そして「衛気と営気を理解した上で診法と鍼法を理解する」ことである。 当会が主張する「診法と鍼法の一致」、衛気タイプの鍼灸師、営気タイプの鍼灸...
はじめに 鍼道五経会の流儀のひとつに「鍼法と診法の一致」すなわち【診鍼一致】【診鍼一貫】がある。 過去に『医道の日本』6月号ではそのような趣旨の投稿をさせていただいた。 「診鍼一致」を分かりやすく伝えるために、鍼灸師を衛気タイプ、営気タイプ、...
2020/05/08 | category:黄帝内経 霊枢
黄帝内経霊枢 歳露論第七十九 黄帝内経 霊枢の歳露論では、疫病の病理について詳解されています。風を通常の熱病とし、それに対比させているのが瘧病。これといった病因・きっかけがないのになぜ発病するのか?という疑問に関する病理を皮切りに、なぜ個々ではなく、多くの人...
黄帝内経霊枢 百病始生第六十六 百病始生篇はその名の通り、諸病の原因とその成立過程を説いている篇です。特に積(しゃく)について言及されていますが、これは積に限定せず、陰の性質が強い病、すなわち陳旧性の病、深層の病、臓腑病など大きくとらえてみると良いのではない...
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