目次
どういう鍼灸師にあなたはなりたい?
西に疲れた母あれば 行って鍼灸産後ケアで助けるさういう鍼灸師にわたしはなりたい
2024年度の講座「生老病死を学ぶ」では産後ケア編に入ります。
産後の悩みは多岐にわたる
代表的な産後の不調・悩みを挙げてみましょう。
✓ 慢性的な睡眠不足
✓ 母乳の出が悪い
✓ 乳腺炎
✓ 膀胱炎
✓ めまい
・・・などなど
また産後の悩みは、単に身体に関する症状だけではありません。
✓ 気分の落ち込み
✓ 育児が楽しくない・つらい
✓ 産後うつ
・・・などなどのメンタル面でも大きな不調がみられます。
しかし鍼灸によってこれらの症状を改善することは十分可能です。つまり鍼灸によって産後ケアすることが可能であり、よりよい育児に鍼灸が貢献することが可能なのです。
鍼灸で産後ケアを行うために必要なこと
「女性には三陰交」
「産後ケアには○○と□□のツボ」
「乳腺炎にはこのツボ」
・・・このようなテンプレ情報が巷には溢れています。しかし私たちは鍼灸・東洋医学のプロフェッショナルです。ならば治療のツボを暗記したり、テクニックをコレクトするのではなく、これらの症状がなぜ起こるのか?その病理を東洋医学的に理解することは必須のことです。
産後体質の理解だけでは足りません
産後体質を理解するには、産前(つまり妊娠中、場合によっては妊娠前)の体質を把握することが重要です。
つまり産後ケアの知識と治療技術だけでは十分とはいえないのです。
実際の現場では産科・婦人科の知識はもちろんのこと、小児科の知識も必要となる場面が多々あります。
なにより産後ママさんは自身の体調不良だけに苦しんでいるのではなく、育児の悩みの尽きないのです。
✓ 赤ちゃんが泣きやんでくれない
✓ おっぱいを飲んでくれない
✓ 赤ちゃんの体重が増えない
✓ 赤ちゃんが便秘
・・・などなどお母さんの悩みは尽きません。
なので産婦人科の知識だけでなく小児科の知識まで、広い見識で産後ケアにあたる必要があるのです。
「東に病気の子どもあれば 行って小児はりをしてやり」
「西に疲れた母あれば 行って鍼灸産後ケアで助ける」
産後ケアにあたる鍼灸師の姿は「そういうもの」なのです。
新規メンバー募集!
本講座では鍼灸師のための産婦人科を主に学びます。マタニティ鍼灸や産後ケア、そして小児はりを東洋医学の方面から実践したい方に推奨します。
人を治療するということは、人の一生をみるということです。
当講座では「揺りかごから墓場まで」の鍼灸を学ぶべく、人の生命についてより深く理解することを目的としています。
今期からは産後の女性の生理学と病理学、そしてその治療理論を学びます。
東洋医学・伝統鍼灸に基づいた産後ケアを学び、鍼灸による産後ケアを実践するための学びを提供します。
また実際に産後ケアを実践するということは、単に母子だけを診るのではなく、父親(パートナー)やおじいちゃん・おばあちゃんをも医学的かつ医療的に見守ることでもあります。
このような視点で「母子を取り巻く人間環境」を理解しようとすることは【生老病死を学ぶ】そのものであります。
鍼灸による産後ケア、そして東洋医学の婦人科を深く学びたい方は臨床家・鍼灸学生問わず大歓迎します。
産後ママさんに東医的なケアを提供することで、現状の育児問題に対してもなんらかの貢献ができると思います。
また講義は座学と実技を両方行います。
治療を行うためには正確な診察と診断が必要です。当会で指導する主な診法は脈診と腹診です。脈腹二診合参は当会の流儀の根幹となるものです。
この診法をしっかりと指導します。
参加希望される方へ
【日 時】:毎月 第4日曜日に定例開催します。
※祝日や学会などで日程を変更する可能性があります。
※コロナ対策による自粛・非常事態宣言によってオンラインに切り替えることがあります。
【時 間】:10:30~17:00
【会 場】:足立鍼灸治療院・・・南海高野線・千代田駅から徒歩7-8分。※アクセスはコチラを参考にしてください。
【参加費】:初めての方は4,000円
年会費は別途必要・学生割引あります。(詳しくはコチラをご覧ください)
【持ち物】:白衣、スリッパ、筆記道具
【講 師】足立繁久(講師プロフィール)
次の世代の生み育てる女性に鍼灸師ができること(小児科編)(妊婦さん編)(育児ママ編)
このような想いで小児科、婦人科を日々実践しています。
【定 員】10名
【申込先】件名に「参加希望」と「参加する講座名」を明記のうえ、以下のメールフォームからご連絡ください。
※記入されたアドレスにメールが届かないケースが多発しています。
※大人の配慮として複数の連絡先を記入しておいてください。連絡がつかない場合の責は当会は負いませんのでご了承ください。