伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2020/12/09 | category:切脈一葦
死脈を学ぶ意義 死脈という言葉があります。 『この脈が現れるということは…死は免れない!』という死を予期させる脈のことです。 死脈とは人の生死吉凶を占う脈として重視されています。患者さんの予後を把握するという点では重要な指標といえるでしょう。 しか...
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2020/12/06 | category:切脈一葦
脈を捨て証を取る、証を捨て脈を取る 「脈を捨てて証を取る」「証を捨てて脈を取る」という言葉があります。「脈を捨てる」とはいえ、脈診が信用できないという意味ではありません。 しばしば「脈診よりも●診の方が信用できる」などといった技術比較論、技術優劣論などの説...
2020/12/03 | category:切脈一葦
邪気と正気の共存により人は生きている 邪正一源を読んだ感想として「邪気と正気のせめぎ合いで病は生ずる」から 「邪気と正気が共存することで人は生きている」という風に正邪虚実観が変わりますね。 静的な病理観や人体観でみると、邪気と正気は相い争うもの(邪正...
邪正一源…邪気と正気の関係は? 邪正一源、いよいよこの章に入りました。本章「邪正一源」は私が『切脈一葦』に注目したきっかけとなった章です。 ちなみに、邪正一如(じゃしょういちにょ)という言葉があります。 この邪正一如は、仏教用語のひとつで天台宗・日蓮...
2020/11/29 | category:切脈一葦
太極は陰陽を生じ、陰陽は四象を生じ… 多岐にわたる脈状ですが、その根本は陰陽の二脈にあります。本章では易の考えを基に多様にある脈状の本質を理解しようとする試みが記されています。 ※『切脈一葦』京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の...
『切脉一葦』下巻に入りました。下巻のトップは四診合参です。 診察と診断は違います 当たり前の話で恐縮ですが、診察と診断は違います。ですが「脈診ですべてが分かる」という視点に立ってしまうと、診察と診断の境界線がとても曖昧になってしまいます。当然ですが東洋医学...
2020/11/21 | category:切脈一葦
特殊な脈 その② 小児の脈 『切脈一葦』中巻の脈状も一段落しました。ここからは小児の脈についてです。 ※『切脈一葦』京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の青枠部分が『切脈一葦』原文の書き下し文になります。 小児 小児の脈は...
特殊な脈 その① 婦人の脈 『切脈一葦』中巻の脈状も一段落しました。ここからは婦人の脈についてです。 ※『切脈一葦』京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の青枠部分が『切脈一葦』原文の書き下し文になります。 婦人の脈、そして小...
『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 4、反関 5、平脈 6、胃氣 7、脈状その1〔浮・芤・蝦遊〕 8、脈状その2〔滑・洪〕 9、脈状その3〔数・促・雀啄〕 10、脈状その4〔弦・緊・革・牢・弾石〕 11、脈状その5〔...
2020/11/08 | category:切脈一葦
2020/10/02 | category:切脈一葦
2020/09/29 | category:切脈一葦
2020/09/25 | category:切脈一葦
『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 4、反関 5、平脈 6、胃氣 7、脈状その1〔浮・芤・蝦遊〕 8、脈状その2〔滑・洪〕 9、脈状その3〔数・促・雀啄〕 10、脈状その4〔弦・緊・革・牢・弾石〕 ※『切脈一...
2020/09/23 | category:切脈一葦
『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 4、反関 5、平脈 6、胃氣 7、脈状その1〔浮・芤・蝦遊〕 8、脈状その2〔滑・洪〕 9、脈状その3〔数・促・雀啄〕 今回のテーマは弦脈、緊脈、革脈、牢脈、そして弾石脈です。 ...
2020/09/13 | category:切脈一葦
脈のベクトルではなく脈数 『切脈一葦』脈状編その3です。 今回の脈状は数脈と促脈、そして雀啄脈です。 前回は脈力の方向性・脈のベクトルを基軸に『切脈一葦』の脈状論を考察しました。 今回は数脈・促脈・雀啄脈です。 力のベクトルが主ではなく、速さ...
感触とは異なる脈状のカテゴライズ 前回から『切脈一葦』中巻、脈状論の紹介がスタートしました。(前回は『切脈一葦』脈状①-浮脈・芤脈・蝦遊脈-) 浮脈と芤脈が同じ系統にカテゴライズされることに中莖氏のセンスを感じる…そんな記事を紹介しました。 感触をベ...
2019/07/01 | category:切脈一葦
『切脈一葦』(中莖暘谷 著)第7弾です。上巻が終わり中巻に入ります。中巻は脈状がテーマです。 中莖氏が説く脈状論は特殊というか、賛否両論あると思いますが、私は是ととっております。中莖氏の脈状論について以下に紹介します。 『切脈一葦』これまでの内容 1...
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