伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2021/11/10 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 口問篇第二十八のみどころ 口問篇には岐伯が師より授かった秘伝について記されている。 冒頭は黄帝さまの語りから始まる「余は既に九鍼の経論を聞き、陰陽逆順、六経についても既にマスターした。願くば口伝を聞きたい。」と。その黄帝さまの言葉に岐伯先生は「よき哉...
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2021/10/27 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 五乱第三十四のみどころ 営気は脈内を行くものであり、脈に順(したが)うものである。そしてまた衛気は営気に相い随うものである。営衛相随は『難経』三十難でも説かれている。 しかし、もしこの営衛相随が破綻することが起これば、つまり衛気が営気に対して逆行...
2021/10/24 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 海論第三十三のみどころ 人体には4つの海がある。 多くの鍼灸師がもつ人体観は十二経絡・奇経八脈、五臓六腑…で止まっていることが多いのではないだろうか。しかし、これら四海を理解することは臨床的に非常な意味がある。それでは本篇を読みすすめてみよう。 ...
2021/10/23 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 平人絶穀第三十二のみどころ 平人絶穀篇は人の腸胃のキャパと、飢餓における限界について述べられている。 胃腑・小腸・大腸の寸法や容量についても記されている。現代解剖学的には「日本人では小彎の長さは12~15cm、大彎は42~50cmである。 容量平均は...
霊枢 決氣第三十のみどころ 本篇決氣には人体を構成する六つの要素について記されている。 一般的には「氣・血・水」といった三要素がよく知られている。この分類は東洋医学をよく知らない人でもイメージしやすいのが長所である。当会でも「氣への鍼・氣の治療」「水への鍼...
2021/10/19 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 師傳第二十九のみどころ 本篇は黄帝さまの壮大かつ高貴な志から始まっている。「修身斉家治国平天下」を髣髴させるお話である。 これに対し岐伯も大いに賞賛し、治国治民と自治治身における秘訣・要諦を説いている。 そして治身とは未病・既病を治することにも...
霊枢 病本第二十五のみどころ 本篇はその名の通り“病の本”および標について論述されている。いわゆる病の標本を知ること、これが本篇の内容である。 ちなみに『素問』標本病伝論第六十五には本篇病本と『霊枢』病伝第四十二とがセットで記載されている。言い換えると『素...
2021/10/15 | category:黄帝内経 霊枢
霊枢 寒熱病第二十一のみどころ 寒熱篇には四時(春夏秋冬)における人の氣の変動について触れられている。四時・四季とは暦でみると“時間”であり、自然界でみると天と地の氣の運行である。 内経ではこの天地の氣の運行と人の氣の反応、即ち如何に調和できるか?について...
2021/10/08 | category:黄帝内経 霊枢
四時の気を知ること 本篇では四時の氣をテーマとしている。四時によって天の氣・地の氣が変化をみせるのは勿論のこと、それに呼応する形で人の氣もまた変化をみせる。すなわち、四時の氣を知るとは、四時(春夏秋冬)における氣の性質と、外界から影響を受けた人体の反応を理解...
2020/07/17 | category:黄帝内経 霊枢
ようやく営衛生会篇 本篇では営気が生じ、衛気が会するところについて論述されている。 これまでの篇から 「営気は十二正経、蹻脈、任督脈を流れること」 「その走行距離は16丈2尺あること」 「1日(100刻)かけて50周していること」 などが分かっ...
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