伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2023/12/29 | category:保赤全書
『保赤全書』第4章「痘症伝変」は非常に興味深い内容です。従来の痘瘡病理および病伝セオリーから、その矛盾点を指摘しているチャレンジングな章だといえます。 ※『保赤全書』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立の...
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『保赤全書』(1585年 管橓)の紹介記事第3弾です。本章「弁痘症以傷寒」では、傷寒と痘瘡(天然痘)の共通点とその違いについて簡明に記されています。ウイルス概念の無かった当時、四診のみで鑑別せねばならなかった事情を慮ると本章の重要性も少しイメージしやすくなると...
明代の痘瘡医学書のひとつ『保赤全書』(管橓 著)を紹介する記事第二弾です。前章と同様に本章も魏直先生リスペクトの様相が強い内容となっています。 ※『保赤全書』京都大学付属図書館より引用させていただきました。 ※以下に書き下し文、次いで足立のコメント...
さて痘瘡医学シリーズで二冊目の紹介となるのはこの『保赤全書』です。この書は1585年、管橓という医家の著書になります。魏直の『博愛心鑑』(1525年)に比べると、その60年後の発刊となる書です。この『保赤全書』も従来の胎毒説を否定して新しい痘毒説を採用していま...
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