3月からスタートした鍼灸婦人科の部、この8月で6回目を迎えます。
第1回から「女性の体質と周期」をテーマにして月経を基礎から学びなおしています。
月経とひと口に言っても、奥が深いものです。
そう1回や2回の講座で理解できるものではありません。
女性の治療は男性の10倍難しい
「婦人の病、これに比すれば男子の十倍療すること難し。」
画像は『備急千金要方』巻二 婦人方上(京都大学附属図書館所蔵)部分より引用させていただきました。
婦人科における治療の特殊性は、このように古来より言い伝えられています。
婦人科の治療が10倍難しい理由とは?
その理由のひとつに女性の体質がもつ周期の多様さがあります。
当然ながら男性にも生理周期、即ちバイオリズムを持って生きています。
しかし女性は、女性特有の生理周期を持っています。
分かりやすく言うと、周期・バイオリズムには男女共通のものと女性特有のものがあるのです。
それをまず理解することが大切です。
その周期に合わせて、女性の体内では氣血水や五臓が互いに協調して動き出すのです。
女性特有のリズムとはなにか?
そのリズムとは何種類あるのか?
そのリズムを理解した上で気血や五臓はどのように関わっているのか?
このような内容を第1回から第6回と半年かけて、2の身体観、3の身体観、4の身体観、5の身体観、6の身体観、7の身体観と紹介しました。
女性特有の身体観を理解しておかないと、ただ東医的な病理学や治療法を勉強しても
女性の体に起こっている現象を現場レベルで理解することは難しいと思うのです。
鍼灸婦人科を受講した感想
『分かっていたつもりだったけど、ここまで女性の体質を理解してなかった。』
『この知識を知らずに不妊鍼灸をするのはとても浅い治療になる…と良い意味でショックを感じた。』
『今までの漠然とした疑問や納得いかない婦人科の問題点が見えてきた』
・・・などなど前向きな感想の言葉もいただいています。
そして次回10月からは病理学に入ります。
月経にまつわる体調不良、いわゆるPMS(月経前症候群・月経困難症)、月経の乱れ・・・など、症状別の各論を病理学から診断そして治療の組み立てとより実践的な内容に入ります。
興味のある方は途中からの加入でもOK。
ポジティブかつやる気あふれる方なら大歓迎です。
ぜひ一緒に勉強しましょう。
生老病死を学ぶに参加する方へ
【日 時】:6月19日・第3日曜日
※7月8月は第4日曜日(7/28と8/25)の開催となります
【時 間】:10:30~17:00
【会 場】:足立鍼灸治療院・・・南海高野線・千代田駅から徒歩8分
アクセスはコチラを参考にしてください。
【参加費】:初めての方は4,000円
【持ち物】:白衣、スリッパ、筆記道具
【講 師】足立繁久
次の世代の生み育てる女性に鍼灸師ができること(小児科編)(妊婦さん編)(育児ママ編)
このような想いで小児科、婦人科を日々実践しています。
【定 員】10名
あと3名の空きがあります。
【申込先】:以下のメールフォームからお申込みください。
※記入されたメールアドレスにメールが届かないケースが多発しています。
複数のアドレス、もしくはTel情報を記入して申し込みください。