鍼灸師の遠足!薬草見学会
鍼道五経会と金匱植物同好会の合同企画「生薬探偵と歩く奥河内」のご案内です。
来たる6月9日(日)に奥河内のとある山にて薬草見学会を行います。
ナビゲーターは生薬探偵でおなじみの濱口昭宏先生。
濱口先生の薬草に関する知識は学術面、フィールドワーク面ともに折り紙つきです。
写真はイヌショウマについて説明される濱口先生
私も2度ほど薬草見学会に参加しましたが、薬草に対する関心や知識が大幅に増しました。
写真:ジャノヒゲの根、ところどころに塊がみえる。この根塊を生薬として用いる。麦門冬である。
鍼灸師に薬草の知識って必要なの?
『はり師と灸師の資格しか持ってないけど、薬草の知識って必要なのかな…?』こんな風に思う方もいるかもしれません 。
答えは「必要です」
特に東洋医学系の鍼灸を学ぶ人、実践する人にとって、漢方(湯液)医学の知識は必須といえるでしょう。
しかし、薬剤師資格や登録販売者資格を持たない鍼灸師は、お薬に触れる機会が圧倒的に少ないのです。
文字や知識でしか漢方に触れる機会ヲ持たない私たちにとって、生きた薬草に直接に触れることができるというのは、得がたいチャンスなのです。
第1回の金匱植物同好会の写真ギャラリー
写真:みんなで薬草を捜索中。手前のお花はツリガネニンジン(沙参)
写真:ヤマノイモ(自然薯・山薬)とオニドコロの見分け方を説明される生薬探偵
写真:マムシグサ(天南星)の根部を観察
第1回の金匱植物見学会のようす、詳しくははコチラの記事にて紹介しています。
第2回 金匱植物見学会の情報
日 程:6月9日(日)
集 合:南海高野線「千代田駅」に午前10時までに集合
観察フィールド:奥河内のとある山(比較的 緩やかなコースの予定です)
雨天中止
費 用:3,000円
持ち物:日帰り登山できる服装と足回り。タオル、軍手、水分や糖分、昼食などもご持参ください。
申込み:申込みは6月4日をもって締め切りました
当会メールフォームから申し込むか、濱口先生のサイト「蒼流庵随想」からお申込みください。
今回のお目当ては人参です。
補中益気湯や理中丸、理中湯などなどに用いられる人参ですが、人参にもいくつかの種類があり、その内の一種を自生している姿を観察します。もちろん、他にも多数の生薬の生きた姿が見られます。乞うご期待!です。
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