10月の臓腑経絡のキホンは薬草観察?

鍼道五経会の足立です。

10月の東京講座・臓腑経絡のキホン第5回は赤羽橋駅近くの貸し会議室で行いました。

駅から降りてすぐに目に飛び込んできたのが東京タワー。

ワタクシ、44歳にして初めて東京タワーを拝見いたしました。
青空に東京タワーは映えますね。

いつもより時間にも余裕がありましたので、近くの公園を散策してみますと…

意外と薬用植物がいるものです(もちろん実際に薬用には使えないでしょうが…)。

 ツユクサの花・鴨跖草という生薬名があります。清熱利水の効能を持ちます。

 おなじみオオバコ・種が車前子、草部が車前草です。こちらも清熱利水の効能を持っています。

 オオバコとドクダミとタンポポらしき株が生えています。

ドクダミはドクダミ茶(または十薬という薬草名)として市販されていますが、清熱薬に属します。生薬名は魚腥草。熱毒や湿熱を清熱し利尿させて排毒します。そのように考えると、健康茶として毎日飲むのはどうか…と考えるところですがどうでしょう…。

 イタドリ。細いですが…虎杖という生薬名があります。これはスカンポという俗名の方がポピュラーかもしれません。野山に生えていてよく太い茎を見つけては折り取ってしがんだものです。(しがむ…かじる)美味しいわけではないのですが、ついつい齧りたくなるのです。

生薬の効能は風湿、利水です。月経を通じさせる効能もあるようで妊婦さんには禁忌とされてもいます。

 セミの抜け殻・蝉退などの生薬名があります。表を解し、風熱を散らし、痒みを取る作用があります。消風散という漢方薬にも使われている生薬です。

と、まだあと少しありましたが、ここまでに…。
でも東京タワーの足元でも、視点を切り替えれば薬草を見つけることができます。東洋医学を勉強する者としては一般とは違った東京見物が楽しめました。

…もちろん、講座の臓腑経絡のキホンもしっかりと足陽明胃経について講義してきましたよ。

そんな東京講座・臓腑経絡のキホンはいつでも新規メンバー募集しています。

興味のある方はこのホームページの【Menu・メニュー】→【問合せ・申込み】からご連絡ください。

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