久しぶりに鍼道五経会の講座風景「東京講座」の巻

いつも堅苦しい古典文献の記事ばかりアップしてきたので、たまにはイメージチェンジしてみよう。
まずは講座レポート記事だ。まずは10月の東京講座の様子から紹介しようと思う。

鍼道五経会、けっこう砕けてるんです

まずはこの写真から見ていただきたい。


どれもこれも“まがりなりにも会の代表”が絡む写真である。(しかも最後の一枚は皆が掃除しているのに率先してサボっている…)
砕けているというより“壊れている…”という言葉がぴったりな写真といえよう。
この三枚の写真から鍼道五経会のおおよそが分かるだろう。

そう、鍼道五経会にはこんな一面もあるのだ。(むしろ、この面がメインかもしれない)

楽しい講座 ♪ 鍼道五経会

さてさて強引なツカミから始まった講座レポートではありますが…
当会・東京講座の活動は、今年度に関しては3月は臨時休講。4月5月はオンライン講座という形で行っていました。

写真:オンライン講座の画面、この時はこの時で楽しかったね

実際にリアル講座が再開できたのは小中高の学校授業も再開し始めた6月からでした。密を避けるためもあり、6月以降も積極的に新規メンバーを公募することは控えておりましたが、勉強会そのものは継続して行っています。

今期 東京講座では、主に『若林先生による鍼灸師のための道教講座』『鍼医気功』『奇経八脈のキホン』+αの3本を柱に講座を行っています。(+αの部分は冒頭の写真現場 “宴”です)

鍼灸師のための道教講座とは!?

若林理砂先生は鍼灸関連著作が多数あり鍼灸師はもちろん一般の人もご存じの方が多いですが、臨床をこなしながら、早稲田大学 思想宗教系にて東アジアの伝統宗教を専攻し学んでおれていた経歴の持ち主。
道教の成り立ち・歴史から、外には出せない練功法までを知っている方なのです。

そこで鍼灸師にとって必要な道教のキホンを特別にレクチャーしていただける運びとなりました!
といっても、6月から10月の5回シリーズで一旦完結しました。(が、現在のところ続編を準備中です)

写真:呼吸法についてレクチャーされる若林先生


写真:内経図について講義される若林先生

鍼医気功は鍼灸師にとって当たり前

鍼医気功とは私の造語です。道家気功・武家気功・仏家気功といった専門的な系譜に連なるものではありませんし、正直に言いますと私自身 正式に師について気功を習得したこともありません。
しかし、日々鍼を扱う上で、気の感覚・感性は自ずと刺激されるもの。独学ながらも気についての磨き方や臨床での向き合い方はみえてくるものです。

そのようなことを紹介しています。
呼吸・重心・指先の感覚・指を通じて鍼の感覚・鍼尖の向こう側・主穴と気の柱・脈の捉え方・気を介した人体観…といったところでしょうか。
しかしこれらは気功というよりも鍼灸師が日々修めておくべき素養ともいえるものです。


写真:脈を診る、経穴を捉える、鍼を持つ…気の感覚を通じてか否かでその意味は全く変わるものだ

気功といっても決して怪しげなものでもなく、いわゆる“氣”だけに走るのでもなく、あくまでも鍼治灸治に必要な素養(知識と感覚)にフォーカスを当ててレクチャーします。
若林先生の「鍼灸師のための道教講座」と同じく、魔訶不思議な世界を追求するものではありません。

奇経八脈のキホン

奇経に関しては、本来ならば鍼灸師の独壇場と言っても良いだろう。漢方(湯液)は臓腑や表裏・三陽三陰・氣血水は強いが、経絡はその範疇の外である。ましてや奇経はその最たるものであろう。

だがしかし・・・

鍼灸師自身が奇経に対する知識が不十分なのだ…。そもそも奇経に関する文献情報が少ないことも一因なのだが、その診断法、治法が限定されているといっても過言ではない。
奇経は特殊なルートでもあり、正経と重なり合っている面もあり、極めて不明瞭な存在である。このような理由・経緯もあって、東京講座では「鍼灸師のための道教講座」「鍼医気功」「奇経八脈のキホン」を連動させたのだ。

Oops!

これ以上は本記事の主旨に反して堅苦しくなりますので、今日はココまでとしましょう。
冒頭の写真で分かる通り、当会はマジメに熱心に勉強する会を目指しています。

当会の主旨に共感を覚える方はコチラからご連絡ください。

当日の連絡先・電話番号(必須)

 

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