伝統医学の一貫性と多様性を学ぶことで道理に至る
2019/07/01 | category:切脈一葦
『切脈一葦』(中莖暘谷 著)第7弾です。上巻が終わり中巻に入ります。中巻は脈状がテーマです。 中莖氏が説く脈状論は特殊というか、賛否両論あると思いますが、私は是ととっております。中莖氏の脈状論について以下に紹介します。 『切脈一葦』これまでの内容 1...
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2019/06/28 | category:鍼の道, 黄帝内経 素問
中国医学の五大治法 ー方位と治法の意ー前回の「中国医学 五大治法と六つめの治術・その1」では五大治法として、砭石・湯液・灸焫・微針・導引按蹻を紹介しました。 『素問』異法方宜論第十二では、各治法と各方位が相当しており、各治法にはそれぞれの意が込められていたこと...
2019/05/16 | category:伝統医学文献
この夏は『ハリトヒト。』さんにインタビュー記事とおススメ図書の記事を取り上げていただく機会がありました。 そこで「鍼灸学生にビギナー鍼灸師に送る推薦図書5冊」を私なりに紹介しましたが… ハリトヒト選書 鍼灸師:足立繁久の5冊 この記事はその裏の答え・...
2019/04/18 | category:石坂流
鍼道五経会、石堂文庫から石坂流鍼書の紹介記事、シリーズ第3回、今回の紹介するのは『石坂流鍼治十二條提要』です。 石坂流鍼治十二條提要について この書は巻末には、石坂宗珪による序が載せられています。石坂宗珪(宗圭)は、石坂宗哲の娘婿さんとのことです。 ...
2019/04/11 | category:万葉集
新年号記念「万葉集特集」も最終回 ・令和の『万葉集』記事特集も、 その1「沈痾自哀文-山上憶良の悲哀-」 その2「悲歎俗道假合即離易去難留詩-維摩大士が説く病の本質-」 と続きましたが、今回はその3「老身重病経年辛苦及思兒等歌」です。 四苦である「生...
2019/04/10 | category:万葉集
悲歎俗道假合即離易去難留の詩 第1回の「沈痾自哀文-山上憶良の悲哀-」に続いて、万葉集特集記事第2弾「維摩経に説かれる病の本質」です。 山上憶良の沈痾自哀文に続いて、萬葉集巻五に収録されているのが「悲歎俗道假合即離易去難留の詩」です。 この作者は...
2019/04/05 | category:万葉集
鍼道五経会の足立です。 令和という新年号に代わり『万葉集』に注目が集まっています。 私は『万葉集』といえば防人歌をまっ先に連想しますが、これからはまた新しいイメージが万葉集に対して生まれるのでしょうね。 写真:『補訂版 萬葉集』本文篇 佐竹昭広 ...
2019/04/02 | category:鍼の道, 黄帝内経 素問
素問に伝えられる5つの治法 『素問』異法方宜論第十二には五行と五方に合わせた5つの治法・治術が紹介されています。 1、砭石(へんせき) 2、毒薬(湯液治療) 3、灸炳(お灸) 4、微鍼(鍼) 5、導引按蹻 これらの5つの治法が五方(東・西...
2019/03/20 | category:石坂流
石坂流の書、第2弾は『医源』の書き下し文です。 当会の石堂文庫(私の足立の大先輩、石堂智行先生にお貸しいただいた書籍)から拝借しております。 石坂流は独特の氣の概念を持つようだ…と、前回記事で書きましたが、『宗榮衛三氣辨』にもあるように、宗氣の概念が特...
2019/03/15 | category:石坂流
臨床実践鍼灸流儀書集成12(オリエント出版社)に収録の石坂流『宗榮衛三氣辨』の書き下し文です。 この書籍は私、足立の大先輩、石堂智行先生(岡山県総社市)にお貸しいただいた書籍のひとつ。 貴重な資料だけに少しづつ許容範囲内で紹介します。 独特の三氣を概...
2019/03/12 | category:切脈一葦
『切脈一葦』第6弾のテーマは胃の気です。 『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 4、反関 5、平脈 /* wordpress fix */ ※『切脈一葦』京都大学付属図書館より引用させていただきました ※下記の青枠部分...
2019/01/25 | category:切脈一葦
『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 4、反関 ※下記の青枠部分が『切脈一葦』原文の書き下し文になります。 /* wordpress fix */ 『切脈一葦』京都大学付属図書館より引用させていただきました 平脈 平人...
2018/12/17 | category:切脈一葦
『切脈一葦』これまでの内容 1、序文 2、総目 3、脈位 に続いて反関に入ります。 /* wordpress fix */ 『切脈一葦』京都大学付属図書館所蔵 より引用 反関の脈とは? 反関(はんかん)の脈とは、正規の橈骨動脈のルートを流れ...
2018/10/24 | category:切脈一葦
『切脈一葦』 1、序文 2、総目に続いて脈位に入ります。 写真:『切脈一葦』京都大学付属図書館所蔵 より引用 /* wordpress fix */ 切脈一葦巻の上 常陽 中莖謙 著 ■脈位 寸口は脈の顕然として見(あ...
昨日の『切脈一葦』序に続いて総目、つまり目次の紹介です。 『切脈一葦』は上中下巻に分かれています。 古典文献を読むには本文から読破するのも良いですが、序文に目を通すことも重要だと思います。 『どんな人が序文を書いているのか?』 『著者とどのような関係があ...
2018/10/23 | category:切脈一葦
鍼道五経会の足立です。 この度、鍼灸OSAKA 130号にて【『切脈一葦』にみる分析派脈診法】という記事を寄稿させていただきました。 この『切脈一葦』という脈診書は、あまり知られていないようですが、私の中ではかなり優れた脈診理論を説いていると思います。 脈...
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