『宋版傷寒論』太陽病中編の原文と書き下し文 ①

鍼灸師になじみの深い『傷寒論』

前記事『宋版傷寒論』太陽病上編①にて、鍼灸師にとっても『傷寒論』は学ぶべき医書であると書き、その理由として「病理(病伝)」を挙げました。もちろん鍼灸師必学の理由は他にもあります。

『傷寒論』には鍼灸治療に関する条文がいくつか登場します。本編・太陽病中編には「火鍼(燔鍼)」「温鍼」「灸法」「熨法」などの火法が多数登場します。そのほとんどは火法による誤治、すなわち「火逆」に対する処方を説く流れになっていますが、決して『鍼灸治療を悪者のように書いている…』なんて読むこと勿れ。鍼灸治療、とくに温法・火法の特性(とくに短所の面)を理解する上で、やはり鍼灸師にとって須知の情報といえるでしょう。

『傷寒論』にはいくつかの経穴が記載されています。傷寒論医学には経穴処方も組み込まれているのです。

例えば、前記事「太陽病上編」にも風府・風池の二経穴が登場しました。(条文二四
そして本記事「太陽病中編」にはさらに経穴が登場します。期門穴です。当時の期門穴は
さらに大椎・肺兪・肝兪も太陽病下編に登場します。

)太陽病、初め桂枝湯を服し、反て煩して解せざる者には、先ず風池風府を刺す。却りて桂枝湯を与えれば則ち愈える。


※『傷寒論』京都大学付属図書館より引用させていただきました。

※以下に書き下し文、次いで足立のコメントと原文を紹介。
※現代文に訳さないのは経文の本意を損なう可能性があるためです。口語訳は各自の世界観でお願いします。
※書き下し文には各条文に漢数字にて番号をふっています。この番号は東洋学術出版社の『傷寒雑病論』(三訂版)に準じています。

書き下し文 弁太陽病中編 第六

■書き下し文 弁太陽病中編 (弁太陽病脈証并治中 第六)

三一)太陽病、項背強ばり𠘨𠘨として、無汗、悪風するは、葛根湯これを主る。方一
葛根(四両) 麻黄(三両、節を去る) 桂枝(二両、皮を去る) 生薑(三両、切る) 甘草(二両、炙る) 芍薬(二両) 大棗(十二枚、劈く)
右(上)七味、水一斗を以て、先に麻黄・葛根を煮て、二升減ずる。白沫を去り、諸薬を内れ、煮て三升を取り、滓を去る。温服すること一升。覆いて微しく汗に似たるを取る。余は桂枝法の如し。将息及び禁忌、諸々の湯液は皆な此れに倣え。

三二)太陽と陽明の合病たる者、必ず自下利す。葛根湯これを主る。方二(前の第一方を用う。一に云う、後の第四方を用う)

三三)太陽と陽明の合病、下利せず、但だ嘔する者は、葛根加半夏湯これを主る。方三。
葛根(四両) 麻黄(三両、節を去る) 甘草(二両、炙る) 芍薬(二両) 桂枝(二両、皮を去る) 生姜(二両、切る) 半夏(半升、洗う) 大棗(十二枚、劈く)
右(上)の八味、水一斗を以て、先に麻黄葛根を煮、二升減ず。白沫を去り、諸薬を内れて、煮て三升を取り、滓を去り、一升を温服す。覆いて微しく汗に似たるを取る。

三四)太陽病、桂枝証なるに、医は反して之を下し、利遂止まず。脈促なる者、表は未だ解せざる也。喘而して汗出る者は、葛根黄芩黄連湯これを主る。方四(促、一作に縦とす)
葛根(半斤) 甘草(二両、炙る) 黄芩(三両) 黄連(三両)
右(上)の四味、水八升を以て、先ず葛根を煮て、二升減ず。諸薬を内れ、煮て二升を取る。滓を去り、分温再服す。

三五)太陽病、頭痛、発熱し、身疼き、腰痛み、骨節疼痛し、悪風、無汗而して喘する者は、麻黄湯これを主る。方五
麻黄(三両、節を去る) 桂枝(二両、皮を去る) 甘草(一両、炙る) 杏仁(七十箇、皮尖を去る)
右(上)の四味、水九升を以て、先ず麻黄を煮て、二升減ず。上沫を去りて、諸薬を内れ、煮て二升半を取り、滓を去る。八合を温服し、覆いて微しく汗に似たるを取る。須らく粥を啜るべからず。余は桂枝法将息の如し。

三六)太陽と陽明の合病、喘而して胸満する者は、下すべからず。麻黄湯に宜しい。六。(前の第五方を用う)

三七)太陽病、十日以て去り、脈浮細而して嗜臥する者、外已(すで)に解する也。設し胸満し脇痛む者には、小柴胡湯を与う。脈但だ浮なる者には、麻黄湯を与う。七。(前第五方を用う)
小柴胡湯方
柴胡(半斤) 黄芩 人参 甘草(炙) 生薑(各三両、切) 大棗(十二枚、劈) 半夏(半升、洗)
右(上)の七味、水一斗二升を以て、煮て六升を取り、滓を去り、再煎して三升を取る。一升を温服し、日三服す。

三八)太陽中風、脈浮緊、発熱悪寒し、身疼痛、汗出でず而して煩躁する者、大青龍湯これを主る。若し脈微弱、汗出で惡風する者には、これを服すべからず。則ち厥逆し、筋惕肉瞤す、此れ逆を為す也。
大青龍湯方八
麻黄(六両、去節) 桂枝(二両、皮を去る) 甘草(二両、炙る) 杏仁(四十枚、皮尖を去る) 生薑(三両、切る) 大棗(十枚、劈く) 石膏(鶏子大の如し、碎く)
右(上)の七味、水九升を以て、先に麻黄を煮て、二升減ず。上沫を去り、諸薬を内れ、煮て三升を取り、滓を去る。一升を温服し、微しく汗に似たるを取る。
汗出ること多き者は、温粉にて之を粉する(はたく)。
一服にて汗する者は、後服を停め。若し復た服せば、汗多亡陽し、遂(一つに逆と作す)に虚して、悪風、煩躁し、眠を得ざる也。

三九)傷寒、脈浮緩、身は疼かず、但だ重く、乍ち軽き時有り、少陰証の無き者、大青龍湯にて之を発す。九。(前第八方を用う)

四〇)傷寒、表解せず、心下に水氣有り、乾嘔し、発熱而して欬す。或いは渇し、或いは利し、或いは噎し、或いは小便利せず、少腹満、或いは喘する者は、小青龍湯これを主る。方十。
麻黄(節を去る) 芍薬 細辛 乾薑 甘草(炙る) 桂枝(各三両、皮を去る) 五味子(半升) 半夏(半升、洗う)
右(上)の八味、水一斗を以て、先に麻黄を煮て、二升減ずる。上沫を去りて、諸薬を内(い)れ、煮て三升を取り、滓を去り、一升を温服す。
若し渇するは、半夏を去り栝楼根三両を加う。
若し微利するには、麻黄を去り蕘花を加う、一鶏子の如しを、熬りて赤色にせしむ。
若し噎する者には、麻黄を去り附子一枚、炮ずるを加う。
若し小便不利、少腹満する者は、麻黄を去り茯苓四両を加う。
若し喘するには、麻黄を去り杏仁半升、皮尖を去るを加う。
且に蕘花は利を治せず。麻黄は喘を主る。今、此の語これに反する。疑うらくは仲景の意に非ず。
(臣憶等、謹みて按ずるに、小青龍湯、大要は水を治むる。
又、本草を按ずるに、蕘花は十二水を下す。若し水去れば、利は則ち止む也。
又、『千金』を按ずるに、形腫れる者は應(まさ)に麻黄を内(い)れるべきに、乃ち杏仁を内れる者は、麻黄を以て其の陽を発する故也。此を以て之を証し、豈に仲景の意に非ざらん也。)

四一)傷寒、心下に水氣有り、欬而して微喘す。発熱し渇せず。湯を服し已(や)みて、渇する者は、此れ寒去りて解せんと欲する也。小青龍湯これを主る。十一。(前第十方を用う)

四二)太陽病、外証未だ解せず、脈浮弱なる者、當に汗を以て解すべし。桂枝湯に宜し。方十二。
桂枝(皮を去る) 芍薬 生薑(各三両、切る) 甘草(二両、炙る) 大棗(十二枚、劈く)
右(上)の五味、水七升を以て、煮て三升を取り、滓を去る。一升を温服す。須臾にして熱き稀粥一升を啜りて、薬力を助く。微しく汗を取る。

四三)太陽病、之を下して微喘する者、表は未だ解せざる故也。桂枝加厚朴杏子湯これを主る。方十三
桂枝(三両、皮を去る) 甘草(二両、炙る) 生薑(三両切) 芍薬(三両) 大棗(十二枚、劈く) 厚朴(二両、炙りて皮を去る) 杏仁(五十枚、皮尖を去る)
右(上)の七味、水七升を以て、微火に煮て三升を取り、滓を去る。一升を温服す。覆いて微しく汗を取る。

四四)太陽病、外証未だ解せずは、下すべからざる也。之を下せば逆と為す。
外を解せんと欲する者は、桂枝湯に宜し。十四。(前第十二方を用う)

四五)太陽病、先に発汗して解せず、而るに復た之を下す。
脈浮なる者は愈えず、浮は外に在ると為す、而るに反て之を下す、故に不愈ならしむる。今、脈は浮なるが故に外に在り、當に須らく外を解するときは則ち愈ゆるべし。桂枝湯に宜し。十五。(前第十二方を用う)

四六)太陽病、脈浮緊、無汗、発熱、身疼痛、八九日に解せず。表証仍(な)お在り、此れ當に其の汗を発すべし。薬を服し已(や)み微しく除き、其の人煩を発して目瞑す。劇しき者は必ず衂す、衂すれば乃ち解する。然る所以の者は、陽氣重なる故也。麻黄湯これを主る。十六。(前第五方を用う)

四七)太陽病、脈浮緊、発熱、身無汗、自衂する者は愈ゆる。

四八)二陽併病、太陽初め病を得た時、其の汗を発す、汗先に出でて徹せず、因りて陽明に転属す。続いて自ら微汗出でて悪寒せず。若し太陽病証の罷(や)まざる者は、下すべからず。之を下せば逆と為す、此の如きは小しく発汗すべし。
設し面色縁縁(えんえん)として正(まさ)に赤なる者、陽氣沸鬱として表に在り。當に之を解するに之を熏ずべし。
若し発汗して徹せず、言うに足らざれば、陽氣沸鬱として越するを得ず。當に汗すべくに不汗なるは其の人躁煩す、痛処を知らず、乍ち腹中に在り、乍ち四肢に在り、之を按じて得べからず。其の人、短氣して但だ坐して、汗出するも徹せざるを以ての故也。更に発汗すれば則ち愈ゆる。
何を以て汗出不徹を知るや?脈濇なるを以て故に知る也。

四九)脈浮数なる者、法當に汗出で而して愈ゆるべし。
若し之を下して、身重く心悸する者は、発汗すべからず。當に自汗出でて乃ち解すべし。然る所以の者は、尺中の脈微、此れ裏虚、須らく表裏実し、津液自ずと和せば、便ち自ずと汗出でて愈ゆる。

五〇)脈浮緊なる者、法當に身疼痛す。宜しく汗を以て之を解するべし。
仮令(たとえば)尺中遅なる者は、発汗すべからず。何を以て然ることを知るや?栄気不足なるを以て血少なき故也。

五一)脈浮なる者、病は表に在り、汗を発するべし、麻黄湯に宜しい。十七。(前第五方を用う。法は桂枝湯を用う)

五二)脈浮而して数なる者は、汗を発するべし。麻黄湯に宜し。第十八。(前第五方を用う)

五三)病常に自汗出でる者は、此れ栄気和と為す。栄気和する者、外は諧せず。衛気が栄気と共に諧和せざるを以て故に爾(しかり)。栄は脈中を行き衛は脈外を行るを以て、復た其の汗を発す、栄衛和すれば則ち愈ゆる。桂枝湯に宜し。十九。(前第十二方を用う)

五四)病人、臓に他病無く、時に発熱し自汗出で、而して愈えざる者は、此れ衛氣和せず也。其の時に先んじて発汗するときは則ち愈ゆる。桂枝湯に宜し。二十。(前第十二方を用う)

五五)傷寒、脈浮緊、発汗せず、因りて衂を致す者、麻黄湯これを主る。二十一。(前第五方を用う)

五六)傷寒、大便せざること六七日、頭痛し熱有る者は、承氣湯を与う。其の小便の清なる者(一に云う、大便青)は、裏に在らざることを知る、仍(なお)表に在る也。當に須らく発汗すべし。若し頭痛する者は必ず衂する。桂枝湯に宜し。二十二。(前第十二方を用う)

五七)傷寒、発汗し已(すで)に解して、半日許(ばかり)にして、復た煩す。脈浮数なる者は、更に発汗すべし。桂枝湯に宜し。二十三。(前第十二方を用う)

五八)凡そ病、若し発汗し、若し吐し、若し下して、若し血を亡(うしな)い、津液を亡いて、陰陽自和する者は、必ず自ずと愈ゆる。

五九)大いに之を下して後、復た発汗して、小便不利の者は、津液を亡う故也。これを治すること勿れ。小便の利するを得れば、必ず自ずと愈ゆる。

六〇)之を下して後、復た発汗するは、必ず振寒し、脈微細なり。然る所以の者は、内外俱に虚するを以ての故也。

六一)之を下して後、復た発汗し、昼日煩躁して眠を得ず、夜に而して安静なり、嘔せず渇せず、表証無く、脈沈微にして、身に大熱の無き者は、乾薑附子湯これを主る。方二十四。
乾薑(一両) 附子(一枚、生用し皮を去る、八片に切る)
右(上)の二味、水三升を以て、煮て一升を取る。滓を去り、頓服す。

六二)発汗後、身疼痛し、脈沈遅なる者は、桂枝加芍薬生薑各一両人参三両新加湯これを主る。方二十五。
桂枝(三両、皮を去る) 芍薬(四両) 甘草(二両、炙る) 人参(三両) 大棗(十二枚、劈く) 生薑(四両)
右(上)の六味、水一斗二升を以て、煮て三升を取り、滓を去る。一升を温服す。本に云う、桂枝湯。今は加芍薬生薑人参。

六三)発汗後、桂枝湯を行るべからず、汗出而して喘し、大熱の無き者は、麻黄杏子甘草石膏湯を与うべし。方二十六。
麻黄(四両、節を去る) 杏仁(五十箇、皮尖を去る) 甘草(二両、炙る) 石膏(半斤、碎く、綿に裹む)
右(上)四味、水七升を以て、麻黄を煮て、二升減ずる。上沫を去り、諸薬を内れ、煮て二升取り、滓を去る。一升を温服す。本に云う、黄耳柸と。

六四)発汗過多、其の人叉手(さしゅ)して自ら心を冒う、心下悸して按を得んと欲する者は、桂枝甘草湯これを主る。方二十七。
桂枝(四両、皮を去る) 甘草(二両、炙る)
右(上)二味、水三升を以て、煮て一升取り、滓を去る。頓服す。

六五)発汗後、其の人臍下悸する者、奔豚を作さんと欲する。茯苓桂枝甘草大棗湯これを主る。方二十八。
茯苓(半斤) 桂枝(四両、皮を去) 甘草(二両、炙る) 大棗(十五枚、劈く)
右(上)の四味、甘爛水一斗を以て、先に茯苓を煮て、二升減ずる。諸薬を内れ、煮て三升取り、滓を去る。一升を温服する、日に三服す。
甘爛水を作するの法、水二斗を取りて、大盆内に置く、杓を以て之を揚げ、水上に珠子五六千顆(か)相い逐うもの有り、取りて之を用う。

六六)発汗後、腹脹満する者、厚朴生薑半夏甘草人参湯これを主る。方二十九。
厚朴(半斤、炙る、皮を去る) 生薑(半斤、切る) 半夏(半升、洗う) 甘草(二両) 人参(一両)
右(上)の五味、水一斗を以て、煮て三升を取り、滓を去る。一升を温服し、日に三服す。

六七)傷寒、若し吐し、若し下した後、心下逆満し、氣上りて胸を衝き、起きては則ち頭眩す、脈沈緊なるときは、発汗すれば則ち経を動ず。身の振振と揺を為す者は、茯苓桂枝白朮甘草湯これを主る。方三十。
茯苓(四両) 桂枝(三両、皮を去る) 白朮 甘草(各二両、炙る)
右(上)四味、水六升を以て、煮て三升を取り、滓を去る。分けて温め三服す。

六八)発汗して病解せず、反て悪寒する者、虚する故也。芍薬甘草附子湯これを主る。方三十一。
芍薬 甘草(各三両、炙) 附子(一枚、炮する。皮を去る、八片に破る)
右(上)の三味、水五升を以て、煮て一升五合を取り、滓を去る。分けて温め三服す。仲景方に非ざるを疑う。

六九)発汗し、若し之を下して、病仍(なお)解せず、煩躁する者は、茯苓四逆湯これを主る。方三十二。
茯苓(四両) 人参(一両) 附子(一枚、生用す。皮を去り、八片に破る) 甘草(二両、炙る) 乾薑(一両半)
右(上)五味、水五升を以て、煮て三升を取り、滓を去る。七合を温服す。日に二服。

七〇)発汗後、悪寒する者、虚なる故也。悪寒せず但だ熱する者、実也。當に胃氣を和するべし、調胃承氣湯を与う。方三十三。(玉函に云う、小承氣湯を与う)
芒硝(半升) 甘草(二両、炙る) 大黄(四両、皮を去り、清酒で洗う)
右(上)三味、水三升を以て、煮て一升を取り、滓を去る、芒硝を内れ、更に煮て両沸し頓服す。

七一)太陽病、発汗後、大いに汗出で、胃中乾く、煩躁して眠を得ず、飲水を得んと欲する者に、少少与えて之を飲せ、胃氣をして和わしむれば則ち愈ゆ。若し脈浮、小便不利、微熱、消渇する者、五苓散これを主る。方三十四。(即ち猪苓散是なり)
猪苓(十八銖、皮を去り) 沢瀉(一両六銖) 白朮(十八銖) 茯苓(十八銖) 桂枝(半両、皮を去り)
右(上)の五味、擣(つ)きて散と為して、白飲を以て和し、方寸ヒ(ほうすんひ)にて服す、日に三服、多く煖水を飲む、汗出でて愈ゆる。法の如く将息す。

七二)発汗し已(おわ)り、脈浮数、煩渇する者、五苓散これを主る。三十五。(前第三十四方を用う)

七三)傷寒汗出で而して渇する者、五苓散これを主る。渇せざる者、茯苓甘草湯これを主る。方三十六。
茯苓(二両) 桂枝(二両、去皮) 甘草(一両、炙) 生薑(三両切)
右(上)四味、水四升を以て、煮て二升を取り、滓を去り、分温三服す。

七四)中風、発熱すること六七日、解せず而して煩す、表裏の証有り、渇して飲水せんと欲するも、水入るときは則ち吐する者、名を水逆と曰う。五苓散これを主る。三十七。(前第三十四方を用う)

七五)未だ脈を持たざる時、病人手叉(しゅさ)して自ら心を冒う。
師、因りて教して試みに欬せしむ、而して欬せざる者は、此れ必ず両耳聾にして聞くこと無き也。
然る所以の者は、重ねて発汗するを以て虚する故に此の如し。
発汗後に、飲水多きは必ず喘する、水を以て之を灌ぎても亦た喘する。

七六)発汗後、水薬の口に入ること得ざるを逆と為す。
若し更に発汗すれば、必ず吐下すること止まず。発汗吐下の後、虚煩し眠を得ず。
若し劇しき者は、必ず反覆顛倒(音到下同)し、心中懊憹(上烏浩、下奴冬切、下同)す、梔子鼓湯これを主る。
若し少氣する者、梔子甘草鼓湯これを主る。
若し嘔する者、梔子生薑鼓湯これを主る。三十八。
梔子鼓湯方
梔子(十四箇、擘く) 香鼓(四合、綿に裹む)
右(上)二味、水四升を以て、先に梔子を煮、二升半を得る、鼓を内(い)れ、煮て一升半を取り、滓を去る、分けて二服を為す。一服を温進し、吐を得たる者は後服を止む。
梔子甘草鼓湯方
梔子(十四箇、擘) 甘草(二両、炙) 香鼓(四合、綿裹)
右(上)三味、水四升を以て、先に梔子甘草を煮、二升半を取る、鼓を内(い)れ、煮て一升半を取り、滓を去る、二服に分け、一服を温進す、吐を得たる者は後服を止む。
梔子生薑鼓湯方
梔子(十四箇、擘) 生薑(五両) 香鼓(四合、綿裹)
右(上)三味、水四升を以て、先に梔子生薑を煮、二升半を取る、鼓を内(い)れ、煮て一升半を取り、滓を去る、二服に分け、一服を温進す、吐を得たる者は後服を止む。

七七)発汗、若し之を下し、而して煩熱し、胸中窒する者は、梔子鼓湯これを主る。三十九。(上の初方を用う)

七八)傷寒五六日、大いに之を下した後、身熱去らず、心中結痛する者、未だ解せんと欲せざる也。梔子鼓湯これを主る。四十。(上の初方を用う)

七九)傷寒、下した後、心煩、腹満し、臥起の安らかざる者、梔子厚朴湯これを主る。方四十一。
梔子(十四箇、擘) 厚朴(四両、炙、去皮) 枳実(四枚、水に浸し、炙りて黄にせしむ)
右(上)三味、水三升半を以て、煮て一升半を取る、滓を去り、二服に分け、一服を温進す、吐を得たる者は後服を止む。

八〇)傷寒、医、丸薬を以て大いに之を下す。身熱去らず、微煩する者、梔子乾薑湯これを主る。方四十二。
梔子(十四箇、擘) 乾薑(二両)
右(上)二味、水三升半を以て、煮て一升半を取り、滓を去る、二服に分け、一服を温進す、吐を得たる者は後服を止む。

八一)凡そ梔子湯を用うに、病人旧(もと)微溏する者には、之を与え服するべからず。

八二)太陽病、発汗、汗出でて解せず。其の人仍(なお)発熱し、心下悸、頭眩、身瞤動し、振振として地に擗(一作僻)せんと欲する者、真武湯これを主る。方四十三。
茯苓 芍薬 生薑(各三両、切) 白朮 附子(一枚、炮。去皮、破八片)
右(上)の五味、水八升を以て、煮て三升を取り、滓を去る、七合を温服し、日に三服す。

八三)咽喉乾燥する者は、発汗すべからず。

八四)淋家は、発汗すべからず、発汗すれば必ず便血す。

八五)瘡家は、身疼痛すると雖も、発汗すべからず、汗出でれば則ち痙する。

八六)衂家は、発汗すべからず、汗出れば必ず額上陷、脈急緊し、直視して眴(音喚、又胡絹切、下同。一作瞬)すること能わず、眠ることを得ず。

八七)亡血家は、発汗すべからず。発汗すれば則ち寒慄而して振す。

八八)汗家、重ねて発汗すれば、必ず恍惚して心乱る、小便已(おわ)りて陰疼む、禹余粮丸を与う。四十四。(方、本(もと)闕(か)く)

八九)病人寒有り、復た発汗し、胃中冷れば、必ず蚘を吐す(吐蚘、一作に吐逆)。

九〇)本(もと)発汗、而して復た之を下す、此れ逆を為す也。
若し先に発汗するは、治は逆と為さず。
本(もと)先に之を下し、而して反て之を汗するは、逆と為す。
若し先に之を下すは、治は逆と為さず。

九一)傷寒、医これを下して、続いて下利を得て、清穀止まず、身疼痛する者、急ぎて當に裏を救うべし、後(のち)に身疼痛し、清便自ら調う者は、急ぎて當に表を救うべし。裏を救うに四逆湯に宜し。表を救うに桂枝湯に宜し。四十五。(前第十二方を用う)

九二)病発熱、頭痛し、脈は反て沈、若し差えず、身体疼痛するは、當に其の裏を救うべし。
四逆湯方
甘草(二両、炙) 乾薑(一両半) 附子(一枚、生用。去皮、破八片)
右(上)の三味、水三升を以て、煮て一升二合を取る、滓を去り、分かちて温め再服す、強人は大附子一枚、乾薑三両とす可し。

九三)太陽病、先に下し而して愈えず、因りて復た発汗す。此れを以て表裏俱に虚する、其の人因りて冒を致す。冒家は汗出でれば自ずと愈ゆる。
然る所以の者は、汗出れば表和する故也。裏未だ和せざるは、然る後に復た之を下す。

九四)太陽病未だ解せざるに、脈陰陽俱に停(一作に微)、必ず先に振慄し汗出で而して解する。
但だ陽脈微なる者は、先に汗出で而して解す。但だ陰脈微(一作に脈実)なる者、之を下し而して解する。
若し之を下さんと欲するは、調胃承氣湯に宜し。四十六。(前第三十三方を用う。一に云う、大柴胡湯を用う。)

九五)太陽病、発熱、汗出る者、此れ栄弱衛強と為す、故に汗をして出さしむる。邪風を救わんと欲する者は、桂枝湯に宜し。四十七。(方、前法を用う)

九六)傷寒五六日中風、往来寒熱、胸脇苦満、嘿嘿として飲食を欲せず、心煩喜嘔す、或いは胸中煩而して嘔せず、或いは渇し、或いは腹中痛み、或いは脇下痞鞕し、或いは心下悸、小便利せず、或いは渇せず、身に微熱有り、或いは欬する者、小柴胡湯これを主る。方四十八。
柴胡(半斤) 黄芩(三両) 人参(三両) 半夏(半升、洗う) 甘草(炙る) 生薑(各三両、切る) 大棗(十二枚、擘く)
右(上)の七味、水一斗二升を以て、煮て六升を取り、滓を去る、再び煎じて三升を取り、一升を温服す、日に三服す。
若し胸中煩而して嘔せざる者は、半夏人参を去り、栝樓実一枚を加う。
若し渇するは、半夏を去り、人参を前に合して四両半と成し、栝樓根四両を加う。
若し腹中痛む者は、黄芩を去り、芍薬三両を加う。
若し脇下痞鞕するは、大棗を去り、牡蠣四両を加う。
若し心下悸、小便利せざる者は、黄芩を去り、茯苓四両を加う。
若し渇せず、外に微熱有る者は、人参を去り、桂枝三両を加え、温覆して微しく汗すれば愈ゆる。
若し欬する者は、人参大棗生薑を去り、五味子半升、乾薑二両を加う。

九七)血弱く、氣盡き、腠理は開き、邪氣は因りて入り、正氣と相い搏(う)ち、脇下に於いて結ぼれる、正邪分争して、往来寒熱休作に時有り(正邪が分かれ、又争うことで、往来寒熱が起こり、又それにも休と作の時がある)、嘿嘿として飲食を欲せず、臓腑相い連なり、其の痛み必ず下り、邪は髙く痛みは下(ひく)し、故に嘔せしむる也(一云う、臓腑相い違い、其の病必ず下り脇鬲中痛む)。小柴胡湯これを主る。
柴胡湯を服し已(おわ)りて渇する者、陽明に属する、法を以て之を治せ。四十九。(前方を用う)

九八)病を得て六七日、脈遅浮弱、悪風寒、手足は温、医は二三之を下し、食すること能わず而して脇下満痛し、面目及び身は黄す、頚項は強ばり、小便難き者は、柴胡湯を与うれば、後に必ず下重す。本、渇して飲水せんと欲し而して嘔する者は、柴胡湯を与うに中らざる也。穀を食する者は噦する。

九九)傷寒四五日、身熱し悪風し、頚項強ばり、脇下満、手足温かく而して渇する者は、小柴胡湯これを主る。五十。(前方を用う)

一〇〇)傷寒、陽脈濇、陰脈弦なるは、法當に腹中急痛なるべし。先に小建中湯を与う、差(い)えざる者は、小柴胡湯これを主る。五十一。(前方を用う)
小建中湯方
桂枝(三両、皮を去る) 甘草(二両、炙る) 大棗(十二枚、擘く) 芍薬(六両) 生薑(三両、切る) 膠飴(一升)
右(上)の六味、水七升を以て、煮て三升を取る、滓を去り、飴を内(い)れ、更に微火に上(の)せ消解す。一升を温服、日に三服す。
嘔家には建中湯を用うべからず、甜(あま)きを以ての故也。

一〇一)傷寒、中風、柴胡の証有るは、但だ一証見(あらわ)せば便ち是なり、必ずしも悉く具(そな)えず。
凡そ柴胡湯の病証に而して之を下し、若し柴胡証罷(や)まざる者は、復た柴胡湯を与う、必ず蒸蒸と而して振るい、却て復た発熱し汗出で而して解する。

一〇二)傷寒二三日、心中悸而して煩する者、小建中湯これを主る。五十二。(前第五十一方を用う)

一〇三)太陽病、経を過ぎて十余日、反て二三これを下す。後の四五日に、柴胡証の仍(なお)在る者、先に小柴胡を与う、嘔止まず、心下急(一に云う、嘔止みて小しく安す)し、鬱鬱として微煩する者は、未だ解せざるを為す也。大柴胡湯これを下せば則ち愈ゆる。方五十三。
柴胡(半斤) 黄芩(三両) 芍薬(三両) 半夏(半升、洗う) 生薑(五両、切る) 枳実(四枚、炙る) 大棗(十二枚、擘く)
右(上)の七味、水一斗二升を以て、煮て六升を取る、滓を去り再び煎ずる。一升を温服、日に三服す。
一方には大黄二両を加う。
若し(大黄を)加えざるは、恐らくは大柴胡湯と為さず。

一〇四)傷寒十三日にして解せず、胸脇満而して嘔す、日晡所に潮熱を発し、已(おわり)而して微利す、此れ本(もと)柴胡証、之を下して以て利するを得ず。今、反て利する者は、医が以丸薬を以て之を下すことを知る。此れ其の治に非ざる也。潮熱する者は、実也。先ず宜しく小柴胡湯を服し以て外を解するべし。後に柴胡加芒消湯を以て之を主る。五十四
柴胡(二両六銖) 黄芩(一両) 人参(一両) 甘草(一両、炙る) 生薑(一両、切る) 半夏(二十銖。本に云う五枚、洗う) 大棗(四枚、擘く) 芒硝(二両)
右(上)の八味、水四升を以て、煮て二升を取り、滓を去る、芒硝を内(い)れ、更に煮て微沸す、分けて温め再服す、解せざるは更に作す。
(臣億等、謹みて按するに、金匱玉函、方中に芒硝無し。別の一方に云う、水七升を以て、芒硝二合、大黄四両、桑螵蛸五枚を下し、煮て一升半を取り、五合を服す。微しく下せば即ち愈ゆる。本に云う、柴胡再服し、以て其の外を解す、余の二升に芒硝大黄桑螵蛸を加うる也)

一〇五)傷寒十三日、経を過ぎて譫語する者、熱有るを以て也。當に湯を以て之を下すべし。
若し小便利する者は、大便當に鞕なるべし、而して反て下利し、脈の調和する者は、医が丸薬を以て之を下すことを知る。其れ治に非ざる也。
若し自下利する者、脈當に微厥すべし。今、反て和する者は、此れ内実と為す也。調胃承氣湯これを主る。五十五。(前第三十三方を用う)

一〇六)太陽病解せず、熱(が)膀胱に結し、其の人狂の如く、血自ら下る、下る者は愈ゆる。
其の外の解せざる者は、尚(なお)未だ攻むべからず。當に先に其の外を解するべし。外を解し已(おえ)れば、但だ少腹急結する者は、乃ち之を攻むべし、桃核承氣湯に宜し。方五十六(後に云う、外を解するに桂枝湯に宜し)。
桃仁(五十箇、皮尖を去る) 大黄(四両) 桂枝(二両、皮を去る) 甘草(二両、炙る) 芒硝(二両)
右(上)の五味、水七升を以て、煮て二升半を取り、滓を去る、芒硝を内(い)れ、更に火に上(の)せ微沸す、火より下ろし、食に先んじて五合を温服す、日に三服、當に微利すべし。

一〇七)傷寒八九日、之を下し、胸満煩驚、小便不利、譫語、一身盡重、不可転側者、柴胡加龍骨牡蠣湯主之。方五十七。
柴胡(四両) 龍骨 黄芩 生薑 鉛丹 人参 桂枝(去皮) 茯苓(各一両半) 半夏(二合半、洗う) 大黄(二両) 牡蠣(一両半、熬る) 大棗(六枚、擘く)
右(上)十二味、水八升を以て、煮て四升を取り、大黄を内(い)れ、碁子の如く切り、更に煮ること一両沸す、滓を去り、一升を温服す。本に云う、柴胡湯。今は加龍骨等(など)。

一〇八)傷寒、腹満、譫語、寸口脈浮而して緊。此れ肝の脾に乗じる也。名づけて縦と曰う、期門を刺す。五十八。

一〇九)傷寒、発熱、嗇嗇として悪寒し、大いに渇し飲水せんと欲す、其の腹は必ず満し、自汗出で、小便利するは、其の病解せんと欲す。此れ肝の肺に乗ずる也。名を横と曰う、期門を刺す。五十九。

一一〇)太陽病、二日に反て躁する、凡そ其の背を熨(い)し、而して大いに汗出で、大熱が胃に入る。(一に「二日内焼瓦熨背、大汗出、火氣入胃。」に作する)胃中の水竭(つ)き、躁煩し、必ず譫語を発す。
十余日にして振慄し、自下利する者は、此れ解せんと欲することを為す也。故に其の汗は腰従(よ)り以下は汗を得ず、小便せんと欲するも得ず、反て嘔し失溲(しっしゅう)せんと欲す、足下に悪風し、大便鞕し、小便當に数するべきに、而して反て数ならず、及び多からず。大便已(おわ)り、頭卓然(たくぜん)と而して痛み、其の人足心必ず熱す、穀氣下流する故也。

一一一)太陽病、中風、火を以て劫(おびや)かし発汗す、邪風は火熱を被り、血氣流溢し、其の常度を失う、両陽相い熏灼して、其の身は黄を発する。陽盛んなれば則ち衄せんと欲し、陰虚すれば小便難し。陰陽俱に虚竭すれば、身体則ち枯燥す、但だ頭汗出で、剤頸而して還える(頚部を境に還るように発汗は頭汗のみで身汗はしない)、腹満して微喘、口乾き咽爛(ただ)れ、或いは大便せず、久しければ則ち譫語す、甚しき者は噦に至り、手足躁擾(そうじょう)し、捻衣摸床(ねんいもしょう)す、小便利する者は、其の人治すべし。

一一二)傷寒脈浮、医、火を以て之を迫劫(はくごう)す。亡陽すれば必ず驚狂し、臥起安(やすらか)ざる者は、桂枝去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯これを主る。方六十。
桂枝(三両、皮を去る) 甘草(二両、炙る) 生薑(三両、切る) 大棗(十二枚、擘く) 牡蠣(五両、熬る) 蜀漆(三両、洗いて腥を去る) 龍骨(四両)
右(上)七味、水一斗二升を以て、先に蜀漆を煮、二升減じ、諸薬を内(い)れ、煮て三升を取る、滓を去り、一升を温服す。本に云う、桂枝湯。今、去芍薬加蜀漆牡蠣龍骨。

一一三)形、傷寒を作するも、其の脈弦緊ならず而して弱。弱なる者は必ず渇す、火を被(こうむ)りて必ず譫語す。弱なる者は発熱し脈浮なり、之を解するに當に汗出でて愈ゆべし。

一一四)太陽病、火を以て之を熏じて、汗を得ず。其の人必ず躁す、経に到りて解せざれば、必ず清血す。名を火邪と為す。

一一五)脈浮、熱甚しきに、而して反て之に灸す、此れ実を為す。実、虚を以て治す、火に因り而して動ずれば、必ず咽燥き吐血す。

一一六)微数の脈、慎みて灸すべからず。火に因りて邪と為すときは、則ち煩逆を為す。虚を追い実を遂(お)えば、血、脈中に散ず。火氣は微なりと雖も、内に攻むるに力有り。骨を焦がし筋を傷り、血は復すること難き也。
脈浮なるは、宜しく汗を以て解するべし。火を用いて之に灸すれば、邪は従(よ)りて出ること無し、火に因り而して盛んなれば、病、腰従(よ)り以下、必ず重く而して痺する。火逆と名づく也。
自ら解せんと欲する者、必ず當に先に煩すべし、煩すれば乃ち汗有り而して解する。
何を以て之を知る?
脈浮なるが故に汗出でて解することを知る。

一一七)焼鍼、其れをして汗せしめ、鍼する処に寒を被り、核起き而して赤き者は、必ず奔豚を発す。氣、少腹従(よ)り上りて心を衝く者、其の核上に各一壮灸し、桂枝加桂湯を与う、(桂枝加桂湯)更に桂(桂枝)を二両加うる也。方六十一。
桂枝(五両、皮を去る) 芍薬(三両) 生薑(三両、切る) 甘草(二両、炙る) 大棗(十二枚、擘く)
右(上)五味、水七升を以て、煮て三升を取り、滓を去り、一升を温服す。本に云う、桂枝湯。今、桂(桂枝)を加え五両を満たす、桂(桂枝)を加える所以の者は、能く奔豚氣を泄するを以て也。

一一八)火逆、之を下し、焼鍼に因りて煩躁する者は、桂枝甘草龍骨牡蠣湯これを主る。方六十二。
桂枝(一両、皮を去る) 甘草(二両、炙る) 牡蠣(二両、熬る) 龍骨(二両)
右(上)の四味、水五升を以て、煮て二升半を取り、滓を去る、八合を温服する、日に三服す。

一一九)太陽傷寒なる者、温鍼を加えれば必ず驚する也。

一二〇)太陽病、當に悪寒発熱すべし。今、自汗出で、反て悪寒発熱せず、関上脈細数なる者は、以て医これを吐すること過(す)ぐる也。一二日これを吐する者は、腹中飢え、口に食すること能わず。三四日これを吐する者、糜粥を喜(この)まず、冷食を食せんと欲し、朝に食して暮に吐す、医これを吐するを以て、致す所也。此れ小逆と為す。

一二一)太陽病これを吐す。但だ太陽病は當に悪寒すべきに、今反て悪寒せず、衣近づくるを欲せず。此れ之を吐して内煩するを為す也。

一二二)病人脈数、数は熱を為す、當に穀を消し食を引くべし、而して反て吐する者、此れ発汗するを以て、陽氣をして微ならしめ、膈氣虚し、脈乃ち数也。数は客熱を為し、穀を消すこと能わず、胃中虚冷を以て、故に吐する也。

一二三)太陽病、経を過ぎること十余日、心下温温として吐さんと欲し、而して胸中痛み、大便反て溏し、腹は微満し、鬱鬱として微煩す、此の時に先だちて自ら吐下の極むる者は、調胃承氣湯を与う。
若し爾(しから)ざる者は、与うべからず。
但だ嘔せんと欲し、胸中痛み、微溏する者は、此れ柴胡湯証に非ず。
嘔するを以て故に吐下の極むることを知る也。
調胃承氣湯。六十三。(前第三十三方を用う)

一二四)太陽病六七日、表証仍(なお)在り、脈微而して沈、反て結胸せず。其の人発狂する者、熱の下焦に在るを以て、少腹當に鞕満するべし。小便自利する者は、血を下せば乃ち愈ゆる。
然る所以の者は、太陽(病)の経に随いて、瘀熱が裏に在るを以ての故也。抵當湯これを主る。方六十四。
水蛭(熬る) 蝱蟲(各三十箇、去翅足を去り、熬る) 桃仁(二十箇、皮尖を去る) 大黄(三両、酒洗う)
右(上)四味、水五升を以て、煮て三升を取り、滓を去り、一升を温服す。下らざれば更に服する。

一二五)太陽病、身黄し、脈沈結、少腹鞕し、小便不利の者、無血と為す也。小便自利し、其の人狂の如くなる者は、血証諦(あきらか)也。抵當湯これを主る。六十五(前方を用う)

一二六)傷寒熱有り、少腹満、応(まさ)に小便不利すべし。今反て利する者は、血有るを為す也、當に之を下すべし。余(他)薬すべらず。抵當丸に宜し。方六十六。
水蛭(二十箇、熬る) 蝱蟲(二十箇、翅足を去り、熬る) 桃仁(二十五箇、皮尖を去る) 大黄(三両)
右(上)の四味、擣きて四丸に分ける、水一升を以て、一丸を煮て、七合を取り、之を服す。睟時(さいじ・一日)にして當に血を下すべし。若し下らざる者は更に服する。

一二七)太陽病、小便利する者は、水を飲むこと多きを以て、必ず心下悸する、小便少なき者は、必ず裏急に苦しむ也

太陽病中編には衛気・栄気の概念が登場する

鍼灸師ならば目を付けたいポイントが本編にはあります。すなわち衛気・栄気の定義および栄衛の生理学です。
太陽病中編には以下のように衛気・栄気に関する生理学および病理学が頻出しています。

「以榮氣不足血少故也」(五〇条文
「此為榮氣和。榮氣和者、外不諧、以衛氣不共榮氣諧和故爾。以榮行脉中衛行脉外、復發其汗、榮衛和則愈。」(五三条文
「此衛氣不和也」(五四条文
「榮弱衛强」(九五条文

といった言葉が記されています。

とくに五三条文の「栄気は脈中を行き、衛気は脈外を行く(榮行脉中、衛行脉外)」とのフレーズ、これは鍼灸師にとっては非常に馴染みのある概念ですね。

『素問』痹論篇第四十三には
「岐伯曰、衛氣者、水穀之悍氣也。其氣剽疾滑利、不能入於脈也。」
「岐伯曰、営者、水穀之精氣也。和調於五臓、灑陳於六府、乃能入於脈也。」

『霊枢』営衛生会第十八には
「営在脈中、衛在脈外」

『難経』三十難
「榮行脈中、衛行脈外。」

と、以上のように『素問』『霊枢』『難経』『傷寒論』を通じて、共通する衛気栄気の生理学といえる内容です。とくに桂枝湯証・麻黄湯証などの表証においては、表位において衛気と栄気の虚実や協調は非常に重要な条件となります。
この病理や治病理論は鍼灸師にとっても重要であることは言うまでもありません。

服薬と食事の順番について

条文一〇六)において、桃核承気湯に関する使用上の注意が変わっている点が興味深いです。

「食に先んじて五合を温服す、日に三服、當に微利すべし。(先食温服五合、日三服、當微利)」とあり、服薬と食事の順序を指定しています。服薬と食事の前後をわざわざ指定することにも意味がありそうですね。
ちなみに桂枝湯法にも「服薬した後、しばらくして薄粥を食べよ(服已須臾、歠熱稀粥一升餘、以助藥力。)」とあり、一見したところ「先薬後食(薬が先で食事が後)」の順であり、桃核承気湯と同じことを言っているように思えます。

なぜ同じ「先薬後食」の順をわざわざ明記したのでしょうか?

まず桂枝湯の記載をよくみると「薬を服し已ってから、熱稀粥を歠(すす)ることで、薬力を助ける」とあり、熱稀粥すらも薬方の一部として機能させています。なので“熱”い“稀”いお粥なのです。これが冷たいお粥でもダメで、濃いお粥でもダメなのです。いわゆる“箸の立たないお粥”をフーフーしながら食べないとダメなのです。このことは桂枝湯法に準ずる各方剤も同じといえます。

これに対して桃核承気湯の使用上の注意は単に「食」のみであり、桂枝湯法のような詳細な指定はなく、薬力を助けるために摂取するのではなく、純粋に食事としての「食」であることがわかります。

さて、この「先食後薬」について触れている書には『傷寒論輯義』(多紀元簡)や『傷寒論識』(浅田宗伯)があります。そして、両書ともに「先食」の論拠として「本草序例」(※『神農本草経集註』(陶弘景)に掲載されている)を挙げています。

「本草序例」には「病在胸膈已上者、先食後服薬。病在心腹以下者、先服薬後食。病在四肢血脈者、宜空腹時在旦。病在骨髄者、宜飽満而在夜。」とあり、胸膈より上に病位がある場合は先に食を行い、心腹以下に病位がある場合は食後に服薬する、との服薬法が概論的に記されています。他にも四肢と骨髄との浅深の違いで朝・夜や空腹時・満腹時の違いを分けている点も興味深いですね。

さて、桃核承気湯の「先食(食に先んじて服薬する)」に話は戻ります。
桃核承気湯は血分に効かせる方剤です。構成生薬に桃仁・大黄・芒硝を使用していることからも、血分をターゲットとしていることは明白です。しかし方中に含まれている桂枝の役割りも考える必要があります。
桃核承気湯内の桂枝の意図は「…以太陽隨経之熱、原従表分今傳入。非桂枝不解耳。(…太陽の経に随いて之の熱、表分より今伝入したためであり、桂枝に非らずんば解せざる…)」(『傷寒論類編』巻四 太陽病夾畜血者宜下血治法より)とあります。

これは条文にもあるように「太陽病不解、熱結膀胱…」とあるように、病位は太陽の経から腑に移行しています。つまり膀胱という“下焦に位置する腑”、そして“血分の邪熱”が関与するとはいえ、太陽表位の病であることを意識せよ、ということを伝えているのが「先食(食に先んじて服薬する)」の二文字の意図ではないでしょうか。

故に桃核承気湯は太陽病の瘀血(蓄血)証として分類されるのです。同じ太陽病編に記載され、血分の邪を対象とする抵当湯・抵当丸に「先食」の指定が無いことは、この桂枝の有無が理由になるのでは?と考えています。
桃核承気湯の記載「太陽病不觧、熱結膀胱……」(条文106)と、抵当湯「以太陽隨經、瘀熱在裏故也。」(条文124)の細かな病態の違いを鑑別するうえでのヒントになるのではないでしょうか。

とはいえ、浅田宗伯は「先食謂、服薬先於飲食也。服薬分食之、前後、本草序例有明辨。然不可強拘。或云、後人之㪽追加也。(先食の謂は、服薬を飲食より先にすること也。服薬と食の前後を分かつは「本草序例」に明弁あり。然るに強いて拘るべからず。或る人は後人の追加したる所だとも云う)」と添えています。

いずれにせよ、病位の上下や浅深・氣血などの層、そして虚実によって治療法を微妙に調整することは、鍼灸においても重要な工夫となることは言うまでもありません。

寒慄・振戦・悪寒・発熱・発汗のグレードとその機序

本編では「寒慄」「振慄」「振寒」といった言葉が散見できます。太陽病は表位に寒邪が侵入した病態なので、これらの現象が起こるのは当然です。
しかし、これらの所見「振」「慄」と「悪寒」そして「発熱」が起こる機序、その順番、組み合わせを理解しておくことは太陽病を理解する上でポイントとなります。

このことに関しては内藤一門の『傷寒論類編』が参考になりますので、機会をみて記事にするとしましょう。

鍼道五経会 足立繁久

太陽病上編 第五 ≪ 太陽病中編 第六 ≫ 太陽病下編 第七

原文 辨太陽病脉證併治中 第六

■原文 傷寒卒病論集

太陽病、項背强𠘨𠘨、無汗惡風、葛根湯主之。方一
葛根(四兩) 麻黄(三兩去節) 桂枝(二兩去皮) 生薑(三兩切) 甘草(二兩炙) 芍藥(二兩) 大棗(十二枚劈)
右七味、以水一斗、先煑麻黄葛根、減二升。去白沫、内諸藥、煑取三升、去滓。温服一升、覆取微似汗。餘如桂枝法。将息及禁忌。諸湯皆倣此。
太陽與陽明合病者、必自下利。葛根湯主之。方二(用前第一方。一云、用後第四方)
太陽與陽明合病、不下利、但嘔者、葛根加半夏湯主之。方三。
葛根(四兩) 麻黄(三兩去節) 甘草(二兩炙) 芍藥(二兩) 桂枝(二兩去皮) 生薑(二兩切) 半夏(半升洗) 大棗(十二枚劈)
右八味、以水一斗、先煑麻黄葛根、減二升。去白沫、内諸藥、煑取三升。去滓。温服一升。覆取微似汗。
太陽病、桂枝證、醫反下之、利遂不止。脉促者、表未觧也。喘而汗出者、葛根黄芩黄連湯主之。方四(促、一作縦)
葛根(半斤) 甘草(二兩炙) 黄芩(三兩) 黄連(三兩)
右四味、以水八升、先煑葛根、減二升。内諸藥、煑取二升。去滓。分温再服。
太陽病、頭痛發熱、身疼腰痛、骨節疼痛、惡風、無汗而喘者、麻黄湯主之。方五
麻黄(三兩去節) 桂枝(二兩去皮) 甘草(一兩炙) 杏仁(七十箇去皮尖)
右四味、以水九升、先煑麻黄、減二升。去上沫、内諸藥、煑取二升半。去滓。温服八合。覆取微似汗。不須啜粥。餘如桂枝法将息。
太陽與陽明合病、喘而胷滿者、不可下。宜麻黄湯。六。(用前第五方)
太陽病、十日以去、脉浮細而嗜臥者、外已觧也。設胷滿脅痛者、與小柴胡湯。脉但浮者、與麻黄湯。七。(用前第五方)
小柴胡湯方
柴胡(半斤) 黄芩 人參 甘草(炙) 生薑(各三兩、切) 大棗(十二枚劈) 半夏(半升洗)
右七味、以水一斗二升、煑取六升。去滓。再煎取三升。温服一升。日三服。
太陽中風、脉浮緊、發熱惡寒、身疼痛、不汗出而煩躁者、大青龍湯主之。若脉微弱、汗出惡風者、不可服之。則厥逆、筋惕肉瞤、此為逆也。大青龍湯方八
麻黄(六兩去節) 桂枝(二兩去皮) 甘草(二兩炙) 杏仁(四十枚、去皮尖) 生薑(三兩切) 大棗(十枚劈) 石膏(如鶏子大碎)
右七味、以水九升、先煑麻黄、減二升。去上沫、内諸藥、煑取三升。去滓。温服一升。取微似汗。汗出多者、温粉粉之。一服汗者、停後服。若復服、汗多亡陽、遂(一作逆)虚、惡風煩躁不得眠也。
傷寒脉浮緩、身不疼、但重乍有軽時、無少陰證者、大青龍湯發之。九。(用前第八方)
傷寒表不觧、心下有水氣、乾嘔發熱而欬。或渇、或利、或噎、或小便不利、少腹滿、或喘者、小青龍湯主之。方十。
麻黄(去節) 芍藥 細辛 乾薑 甘草(炙) 桂枝(各三兩、去皮) 五味子(半升) 半夏(半升洗)
右八味、以水一斗、先煑麻黄、減二升。去上沫、内諸藥、煑取三升。去滓。温服一升。若渇去半夏加栝樓根三兩。若微利、去麻黄加蕘花、如一鶏子、熬令赤色。若噎者、去麻黄加附子一枚、炮。若小便不利、少腹滿者、去麻黄加茯苓四兩。若喘、去麻黄加杏仁半升去皮尖、且蕘花、不治利、麻黄主喘。今此語反之。疑非仲景意。(臣憶等謹按小青龍湯、大要治水。又按本草蕘花下十二水、若水去、利則止也。又按千金形腫者應内麻黄乃内杏仁者、以麻黄發其陽故也。以此證之、豈非仲景意也。)
傷寒心下有水氣、欬而微喘。發熱不渇。服湯已、渇者、此寒去欲觧也。小青龍湯主之。十一。(用前第十方)
太陽病、外證未觧。脉浮弱者、當以汗觧。宜桂枝湯。方十二。
桂枝(去皮) 芍藥 生薑(各三兩、切) 甘草(二兩炙) 大棗(十二枚劈)
右五味、以水七升、煑取三升、去滓。温服一升。須臾啜熱稀粥一升、助藥力。取微汗。
太陽病、下之微喘者、表未觧故也。桂枝加厚朴杏子湯主之。方十三
桂枝(三兩去皮) 甘草(二兩炙) 生薑(三兩切) 芍藥(三兩) 大棗(十二枚劈) 厚朴(二兩炙去皮) 杏仁(五十枚去皮尖)
右七味、以水七升、微火煑取三升、去滓。温服一升。覆取微汗。
太陽病、外證未觧、不可下也。下之為逆。欲觧外者、宜桂枝湯。十四。(用前第十二方)
太陽病、先發汗不觧、而復下之。脉浮者不愈、浮為在外、而反下之、故令不愈。今脉浮故在外、當須觧外則愈。宜桂枝湯。十五。(用前第十二方)
太陽病、脉浮緊、無汗發熱、身疼痛、八九日不觧、表證仍在。此當發其汗、服藥已微除、其人發煩目瞑、劇者必衂、衂乃觧、㪽以然者、陽氣重故也。麻黄湯主之。十六。(用前第五方)
太陽病、脉浮緊、發熱身無汗自衂者愈。
二陽併病、太陽初得病時、發其汗、汗先出不徹、因轉屬陽明、續自微汗出不惡寒。若太陽病證不罷者、不可下。下之為逆、如此可小發汗。
設面色緣緣正赤者、陽氣沸鬱在表。當觧之熏之。若發汗不徹不足言陽氣沸鬱不得越。當汗不汗其人躁煩、不知痛處、乍在腹中、乍在四肢、按之不可得、其人短氣但坐、以汗出不徹故也。更發汗則愈。何以知汗出不徹。以脉濇故知也。
脉浮數者、法當汗出而愈。若下之、身重心悸者、不可發汗。當自汗出乃觧。㪽以然者、尺中脉微、此裏虚、須表裏實、津液自和、便自汗出愈。。
脉浮緊者、法當身疼痛、宜以汗觧之。假令尺中遲者、不可發汗。何以知然。以榮氣不足血少故也。
脉浮者、病在表、可發汗、宜麻黄湯。十七。(用前第五方。法用桂枝湯)
脉浮而數者、可發汗。宜麻黄湯。第十八。(用前第五方)
病常自汗出者、此為榮氣和。榮氣和者、外不諧、以衛氣不共榮氣諧和故爾。以榮行脉中衛行脉外、復發其汗、榮衛和則愈。宜桂枝湯。十九。(用前第十二方)
病人藏無他病、時發熱、自汗出、而不愈者、此衛氣不和也。先其時發汗則愈。宜桂枝湯二十。(用前第十二方)
傷寒脉浮緊、不發汗、因致衂者。麻黄湯主之。二十一。(用前第五方)
傷寒、不大便六七日、頭痛有熱者、與承氣湯。其小便清者(一云大便青)、知不在裏、仍在表也。當須發汗。若頭痛者必衂。宜桂枝湯。二十二。(用前第十二方)
傷寒發汗已觧、半日許、復煩。脉浮數者、可更發汗。宜桂枝湯。二十三。(用前第十二方。)
凡病若發汗、若吐、若下、若亡血、亡津液、陰陽自和者、必自愈。
大下之後、復發汗、小便不利者、亡津液故也。勿治之。得小便利、必自愈。
下之後、復發汗、必振寒、脉微細、㪽以然者、以内外俱虚故也。
下之後、復發汗、晝日煩躁不得眠、夜而安静、不嘔不渇、無表證、脉沈微、身無大熱者、乾薑附子湯主之。方二十四。
乾薑(一兩) 附子(一枚、生用去皮、切八片)右二味、以水三升、煑取一升。去滓。頓服。
發汗後、身疼痛、脉沈遲者、桂枝加芍藥生薑各一両人參三兩新加湯主之。方二十五。
桂枝(三兩去皮) 芍藥(四兩) 甘草(二兩炙) 人參(三兩) 大棗(十二枚劈) 生薑(四兩)
右六味、以水一斗二升、煑取三升、去滓。温服一升。本云桂枝湯、今加芍藥生薑人參。
發汗後、不可行桂枝湯、汗出而喘、無大熱者、可與麻黄杏子甘草石膏湯。方二十六。
麻黄(四兩去節) 杏仁(五十箇去皮尖) 甘草(二兩炙) 石膏(半斤、碎、綿裹)
右四味、以水七升、煑麻黄、減二升。去上沫、内諸藥、煑取二升。去滓。温服一升。本云、黄耳柸。
發汗過多、其人叉手自冒心、心下悸欲得按者、桂枝甘草湯主之。方二十七。
桂枝(四兩去皮) 甘草(二兩炙)
右二味、以水三升、煑取一升、去滓。頓服。
發汗後、其人臍下悸者、欲作奔豚。茯苓桂枝甘草大棗湯主之。方二十八。
茯苓(半斤) 桂枝(四兩去皮) 甘草(二兩炙) 大棗(十五枚劈)
右四味、以甘爛水一斗、先煑茯苓、減二升。内諸藥、煑取三升。去滓。温服一升、日三服。
作甘爛水法、取水二斗、置大盆内、以杓揚之、水上有珠子五六千顆相逐、取用之。
發汗後、腹脹滿者、厚朴生薑半夏甘草人參湯主之。方二十九。
厚朴(半斤、炙、去皮) 生薑(半斤、切) 半夏(半升、洗) 甘草(二兩) 人參(一兩)
右五味、以水一斗、煑取三升、去滓。温服一升、日三服。
傷寒若吐若下後、心下逆滿、氣上衝胷、起則頭眩、脉沈緊、発汗則動經。身為振振搖者、茯苓桂枝白朮甘草湯主之。方三十。
茯苓(四兩) 桂枝(三兩去皮) 白朮 甘草(各二兩、炙)
右四味、以水六升、煑取三升、去滓。分温三服。
發汗病不觧、反惡寒者、虚故也。芍藥甘草附子湯主之。方三十一。
芍藥 甘草(各三兩、炙) 附子(一枚、炮。去皮、破八片)
右三味、以水五升、煑取一升五合、去滓。分温三服。疑非仲景方。
發汗、若下之、病仍不觧、煩躁者、茯苓四逆湯主之。方三十二。
茯苓(四兩) 人參(一兩) 附子(一枚、生用。去皮、破八片) 甘草(二兩、炙) 乾薑(一兩半)
右五味、以水五升、煑取三升、去滓。温服七合。日二服。
發汗後惡寒者、虚故也。不惡寒但熱者、實也。當和胃氣、與調胃承氣湯。方三十三。(玉函云、與小承氣湯)
芒消(半升) 甘草(二兩炙) 大黄(四兩、去皮、清酒洗)
右三味、以水三升、煑取一升、去滓、内芒消、更煑兩沸頓服。
太陽病、發汗後、大汗出、胃中乾、煩躁不得眠、欲得飲水者、少少與飲之、令胃氣和則愈。若脉浮、小便不利、微熱消渇者、五苓散主之。方三十四。(即猪苓散是)
猪苓(十八銖、去皮) 澤瀉(一兩六銖) 白朮(十八銖) 茯苓(十八銖) 桂枝(半兩、去皮)
右五味、擣為散、以白飲和、服方寸ヒ、日三服、多飲煖水、汗出愈。如法将息。
發汗已、脉浮數、煩渇者、五苓散主之。三十五。(用前第三十四方)
傷寒汗出而渇者、五苓散主之。不渇者、茯苓甘草湯主之。方三十六。
茯苓(二兩) 桂枝(二兩去皮) 甘草(一兩炙) 生薑(三兩切)
右四味、以水四升、煑取二升、去滓、分温三服。
中風發熱、六七日不觧而煩、有表裏證、渇欲飲水、水入則吐者、名曰水逆。五苓散主之。三十七。(用前第三十四方)
未持脉時、病人手叉自冒心。師因教試令欬而不欬者、此必兩耳聾無聞也。㪽以然者、以重發汗虚故如此。發汗後、飲水多必喘、以水灌之亦喘。
發汗後、水藥不得入口為逆。若更發汗、必吐下不止、發汗吐下後、虚煩不得眠。若劇者、必反覆顛倒(音到下同)、心中懊憹(上烏浩、下奴冬切、下同。)梔子鼓湯主之。若少氣者、梔子甘草鼓湯主之。若嘔者、梔子生薑鼓湯主之。三十八。
梔子鼓湯方
梔子(十四箇、擘) 香鼓(四合、綿裹)
右二味、以水四升、先煑梔子、得二升半、内鼓、煑取一升半、去滓、分為二服。温進一服、得吐者止後服。
梔子甘草鼓湯方
梔子(十四箇、擘) 甘草(二兩、炙) 香鼓(四合、綿裹)
右三味、以水四升、先煑梔子甘草、取二升半、内鼓、煑取一升半、去滓、分二服。温進一服、得吐者止後服。
梔子生薑鼓湯方
梔子(十四箇、擘) 生薑(五兩) 香鼓(四合、綿裹)
右三味、以水四升、先煑梔子生薑、取二升半、内鼓、煑取一升半、去滓、分二服。温進一服、得吐者止後服。
發汗若下之、而煩熱胷中窒者、梔子鼓湯主之。三十九。(用上初方)
傷寒五六日、大下之後、身熱不去、心中結痛者、未欲觧也。梔子鼓湯主之。四十。(用上初方)
傷寒下後、心煩腹滿、臥起不安者、梔子厚朴湯主之。方四十一。
梔子(十四箇、擘) 厚朴(四兩、炙、去皮) 枳實(四枚、水浸、炙令黄)
右三味、以水三升半、煑取一升半、去滓、分二服。温進一服、得吐者止後服。
傷寒、醫以丸藥大下之。身熱不去、微煩者、梔子乾薑湯主之。方四十二。
梔子(十四箇、擘) 乾薑(二兩)
右二味、以水三升半、煑取一升半、去滓、分二服。温進一服、得吐者止後服。
凡用梔子湯、病人𦾔微溏者、不可與服之。
太陽病、發汗、汗出不觧。其人仍發熱、心下悸、頭眩、身瞤動、振振欲擗(一作僻)地者、真武湯主之。方四十三。
茯苓 芍藥 生薑(各三兩、切) 白朮 附子(一枚、炮。去皮、破八片)
右五味、以水八升、煑取三升、去滓、温服七合、日三服。
咽喉乾燥者、不可發汗。
淋家、不可發汗。發汗必便血。
瘡家、雖身疼痛、不可發汗、汗出則痓。
衂家、不可發汗、汗出必額上䧟、脉急緊、直視不能眴(音喚、又胡絹切、下同。一作瞬)、不得眠。
亡血家、不可發汗。發汗則寒慄而振。
汗家、重發汗、必恍惚心亂、小便已陰疼、與禹餘粮丸。四十四。(方本闕)
病人有寒、復發汗、胃中冷、必吐蚘(一作逆)。
本發汗、而復下之、此為逆也。若先發汗、治不為逆、本先下之、而反汗之、為逆。若先下之、治不為逆。
傷寒、醫下之、續得下利、清穀不止、身疼痛者、急當救裏。後身疼痛、清便自調者、急當救表。救裏宜四逆、救表宜桂枝湯。四十五。(用前第十二方)
病發熱、頭痛、脉反沈、若不差、身體疼痛、當救其裏。
四逆湯方
甘草(二兩、炙) 乾薑(一兩半) 附子(一枚、生用。去皮、破八片)
右三味、以水三升、煑取一升二合、去滓、分温再服、强人可大附子一枚、乾薑三兩。
太陽病、先下而不愈、因復發汗、以此表裏俱虚、其人因致冒、冒家汗出自愈。㪽以然者、汗出表和故也。裏未和、然後復下之。
太陽病未觧、脉陰陽俱停(一作微)、必先振慄汗出而觧。但陽脉微者、先汗出而觧。但陰脉微(一作脉實)者、下之而觧。若欲下之、宜調胃承氣湯。四十六。(用前第三十三方。一云、用大柴胡湯。)
太陽病、發熱汗出者、此為榮弱衛强、故使汗出。欲救邪風者、宜桂枝湯。四十七。(方用前法)
傷寒五六日、中風、往来寒熱、胷脅苦滿、嘿嘿不欲飲食、心煩喜嘔、或胷中煩而不嘔、或渇、或腹中痛、或脅下痞鞕、或心下悸、小便不利、或不渇、身有微熱、或欬者、小柴胡湯主之。方四十八。
柴胡(半斤) 黄芩(三兩) 人參(三兩) 半夏(半升、洗) 甘草(炙) 生薑(各三兩、切) 大棗(十二枚、擘)
右七味、以水一斗二升、煑取六升、去滓、再煎取三升、温服一升、日三服。若胷中煩而不嘔者、去半夏人參、加栝樓實一枚。若渇、去半夏、加人參、合前成四兩半、栝樓根四兩。若腹中痛者、去黄芩、加芍藥三兩。若脅下痞鞕、去大棗、加牡蠣四兩。若心下悸、小便不利者、去黄芩、加茯苓四兩。若不渇、外有微熱者、去人參、加桂枝三兩、温覆微汗愈。若欬者、去人參大棗生薑、加五味子半升乾薑二兩。
血弱氣盡、腠理開、邪氣因入、與正氣相搏、結於脅下、正邪分爭、往来寒熱、休作有時、嘿嘿不欲飲食、藏府相連、其痛必下、邪髙痛下、故使嘔也(一云、藏府相違、其病必下脅鬲中痛)。小柴胡湯主之。服柴胡湯已渇者、屬陽明、以法治之。四十九。(用前方)
得病六七日、脉遲浮弱、惡風寒、手足温、醫二三下之、不能食而脅下滿痛、面目及身黄、頸項强、小便難者、與柴胡湯、後必下重。本渇欲飲水而嘔者、柴胡湯不中與也。食穀者噦。
傷寒四五日、身熱惡風、頸項强、脅下滿、手足温而渇者、小柴胡湯主之。五十。(用前方)
傷寒陽脉濇、陰脉弦、法當腹中急痛。先與小建中湯。不差者、小柴胡湯主之。五十一。(用前方)
小建中湯方
桂枝(三兩、去皮) 甘草(二兩、炙) 大棗(十二枚、擘) 芍藥(六兩) 生薑(三兩、切) 膠飴(一升)
右六味、以水七升、煑取三升、去滓、内飴、更上微火消解。温服一升、日三服。
嘔家不可用建中湯、以甜故也。
傷寒中風、有柴胡證。但見一證便是、不必悉具、凡柴胡湯病證而下之。若柴胡證不罷者、復與柴胡湯、必蒸蒸而振、却復發熱汗出而觧。
傷寒二三日、心中悸而煩者、小建中湯主之。五十二。(用前第五十一方)
太陽病、過経十餘日、反二三下之。後四五日。柴胡證仍在者、先與小柴胡、嘔不止、心下急(一云、嘔止小安)、鬱鬱微煩者、為未觧也。大柴胡湯下之則愈。方五十三。
柴胡(半斤) 黄芩(三兩) 芍藥(三兩) 半夏(半升、洗) 生薑(五兩、切) 枳實(四枚、炙) 大棗(十二枚、擘)
右七味、以水一斗二升、煑取六升、去滓再煎、温服一升、日三服。一方加大黄二兩。若不加、恐不為大柴胡湯。
傷寒十三日不觧、胷脅滿而嘔、日晡㪽發潮熱、已而微利、此本柴胡證。下之以不得利、今反利者、知醫以丸藥下之。此非其治也。潮熱者、實也。先宜服小柴胡湯以觧外。後以柴胡加芒消湯主之。五十四
柴胡(二兩六銖) 黄芩(一兩) 人參(一兩) 甘草(一兩、炙) 生薑(一兩、切) 半夏(二十銖。本云五枚、洗) 大棗(四枚、擘) 芒消(二兩)
右八味、以水四升、煑取二升、去滓、内芒消、更煑微沸、分温再服、不觧更作。
(臣億等謹按、金匱玉函、方中無芒消。別一方云、以水七升、下芒消二合、大黄四兩、桑螵蛸五枚、煑取一升半、服五合。微下即愈。本云、柴胡再服、以觧其外、餘二升加芒消大黄桑螵蛸也)
傷寒十三日、過経讝語者、以有熱也。當以湯下之。若小便利者、大便當鞕、而反下利、脉調和者、知醫以丸藥下之。非其治也。若自下利者、脉當微厥。今反和者、此為内實也。調胃承氣湯主之。五十五。(用前第三十三方)
太陽病不觧、熱結膀胱、其人如狂。血自下、下者愈。其外不觧者、尚未可攻、當先觧其外。外觧已、但少腹急結者、乃可攻之、宜桃核承氣湯。方五十六(後云、觧外宜桂枝湯)。
桃仁(五十箇、去皮尖) 大黄(四兩) 桂枝(二兩、去皮) 甘草(二兩、炙) 芒消(二兩)
右五味、以水七升、煑取二升半、去滓、内芒消、更上火微沸、下火、先食温服五合、日三服、當微利。
傷寒八九日、下之。胷滿煩驚、小便不利、讝語、一身盡重、不可轉側者、柴胡加龍骨牡蠣湯主之。方五十七。
柴胡(四兩) 龍骨 黄芩 生薑 鉛丹 人參 桂枝(去皮) 茯苓(各一兩半) 半夏(二合半、洗) 大黄(二兩) 牡蠣(一兩半、熬) 大棗(六枚、擘)
右十二味、以水八升、煑取四升、内大黄、切如碁子。更煑一兩沸、去滓、温服一升。本云、柴胡湯。今加龍骨等
傷寒、腹滿、讝語、寸口脉浮而緊。此肝乘脾也。名曰縦、刺期門。五十八。
傷寒發熱、嗇嗇惡寒、大渇欲飲水、其腹必滿、自汗出、小便利、其病欲觧、此肝乘肺也。名曰横、刺期門。五十九。
太陽病、二日反躁、凡熨其背、而大汗出、大熱入胃。(一作、二日内焼瓦熨背、大汗出、火氣入胃。)胃中水竭、躁煩必發讝語。十餘日振慄自下利者、此為欲觧也。故其汗従腰以下不得汗、欲小便不得、反嘔欲失溲、足下惡風、大便鞕、小便當數、而反不數、及不多。大便已、頭卓然而痛、其人足心必熱、穀氣下流故也。
太陽病中風、以火劫發汗、邪風被火熱、血氣流溢、失其常度、兩陽相熏灼、其身發黄。陽盛則欲衂、陰虚小便難。陰陽俱虚竭、身體則枯燥、但頭汗出、劑頸而還、腹滿微喘、口乾咽爛、或不大便、久則讝語、甚者至噦、手足躁擾、捻衣摸床、小便利者、其人可治。
傷寒脉浮、醫以火迫劫之。亡陽必驚狂。臥起不安者、桂枝去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨救逆湯主之。方六十。
桂枝(三兩去皮) 甘草(二兩炙) 生薑(三兩切) 大棗(十二枚擘) 牡蠣(五兩熬) 蜀漆(三兩洗去腥) 龍骨(四兩)
右七味、以水一斗二升、先煑蜀漆、減二升、内諸藥、煑取三升、去滓、温服一升。本云、桂枝湯。今去芍藥加蜀漆牡蠣龍骨。
形作傷寒、其脉不弦緊而弱。弱者必渇、被火必讝語。弱者發熱脉浮、觧之當汗出愈。
太陽病、以火熏之、不得汗、其人必躁、到経不觧、必清血。名為火邪。
脉浮熱甚、而反灸之、此為實。實以虚治、因火而動、必咽燥吐血。
微數之脉、慎不可灸。因火為邪、則為煩逆、追虚遂實、血散脉中、火氣雖微、内攻有力。焦骨傷筋、血難復也。脉浮、宜以汗觧。用火灸之、邪無從出。因火而盛、病從腰以下、必重而痺、名火逆也。欲自觧者、必當先煩、煩乃有汗而觧。何以知之。脉浮故知汗出觧。
焼針令其汗、針處被寒、核起而赤者、必發奔豚。氣從少腹上衝心者、灸其核上各一壮。與桂枝加桂湯、更加桂二兩也。方六十一。
桂枝(五兩去皮) 芍藥(三兩) 生薑(三兩切) 甘草(二兩炙) 大棗(十二枚擘)
右五味、以水七升、煑取三升、去滓、温服一升。本云、桂枝湯。今加桂滿五兩、㪽以加桂者、以能泄奔豚氣也。
火逆下之、因焼針煩躁者、桂枝甘草龍骨牡蠣湯主之。方六十二。
桂枝(一兩去皮) 甘草(二兩炙) 牡蠣(二兩熬) 龍骨(二兩)
右四味、以水五升、煑取二升半、去滓、温服八合、日三服。
太陽傷寒者、加温針必驚也。
太陽病、當惡寒發熱。今自汗出、反不惡寒發熱、關上脉細數者、以醫吐之過也。一二日吐之者、腹中飢、口不能食。三四日吐之者、不喜糜粥、欲食冷食、朝食暮吐、以醫吐之、㪽致也。此為小逆。
太陽病吐之、但太陽病當惡寒、今反不惡寒、不欲近衣。此為吐之内煩也。
病人脉數、數為熱、當消穀引食、而反吐者、此以發汗、令陽氣微、膈氣虚、脉乃數也。數為客熱、不能消穀、以胃中虚冷、故吐也。
太陽病、過経十餘日、心下温温欲吐、而胷中痛、大便反溏、腹微滿、鬱鬱微煩、先此時自極吐下者、與調胃承氣湯。若不爾者、不可與。但欲嘔、胷中痛、微溏者、此非柴胡湯證。以嘔故知極吐下也。調胃承氣湯。六十三。(用前第三十三方)
太陽病、六七日、表證仍在、脉微而沈、反不結胷、其人發狂者、以熱在下焦、少腹當鞕滿、小便自利者、下血乃愈。㪽以然者、以太陽隨經、瘀熱在裏故也。抵當湯主之。方六十四。
水蛭(熬) 蝱蟲(各三十箇、去翅足、熬) 桃仁(二十箇、去皮尖) 大黄(三兩、酒洗)
右四味、以水五升、煑取三升、去滓、温服一升、不下更服。
太陽病、身黄、脉沈結、少腹鞕、小便不利者、為無血也。小便自利、其人如狂者、血證諦也。抵當湯主之。六十五(用前方)
傷寒有熱、少腹滿、應小便不利。今反利者、為有血也、當下之。不可餘藥。宜抵當丸。方六十六。
水蛭(二十箇、熬) 蝱蟲(二十箇、去翅足、熬) 桃仁(二十五箇、去皮尖) 大黄(三兩)
右四味、擣分四丸、以水一升、煑一丸、取七合、服之睟時當下血。若不下者更服。
太陽病、小便利者以飲水多、必心下悸、小便少者、必苦裏急也。

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