「生老病死を学ぶ」4月は小児科の総括と…

今月の講座「生老病死を学ぶ」は、2名の新規メンバーが参加してくれました。

ひとりは鍼灸師、もうひとりは鍼灸学生さん。
2人とも鍼灸の勉強に対して非常に意欲的で、新メンバーも先輩メンバーもお互いに刺激を受けた1日だったと思います。

今回の講義はいつもにも増して充実の内容でした。新メンバーがいてくれると張り切るのです。

ウォームアップは東医雑話

講義のスタートは「東医時事ネタ」からウォーミングアップで話します。

今回の時事ネタのお題は「同病異治・異病同治」でした。

同病異治・異病同治はこの講座の告知宣伝にも使った言葉なので、私と先輩メンバーからそれぞれ具体例を挙げて解説しました。

私の場合はちょうど前日に来られた患者さんの話。「右母指の腫れ・ノドの乾燥・ドライアイは根本的に同じ体質に根差す。実際に治療すると、目の前でみるみる母指の腫れが引いていった」というエピソードを紹介しました。

他にも挙がった例としては“便秘”。

このように実際の臨床話を交えながら、フリートーク形式で東洋医学の考え方に慣れてもらいます。

ツボカードゲーム

最近、当会で流行っているのがツボカード(名付けて“TUBONO”)。

当会メンバーのオリジナル・カードゲームです。ゲームを通して楽しみながら要穴や経穴の効能を覚えることができます。(このアイデアを商品化してくれるところはないでしょうか?)

初級者向けと中上級者向けの遊び方があります。

初級は井栄輸経合、背兪、募穴を覚えながら遊ぶ。中上級者は各ツボの効能や症例を発表しながらカードゲームに興じます。

小児科の勉強、これまでの総括

陰陽でみた子どもの特性
五行的にみた子どもの特性
胎毒と症状の関係

特に小児科特有の症状を通じて、子どもの体質・病理を勉強しました。

小児カルテから読み解く母の体質

当院で使っている“小児はり用の初診カルテ”では、お子さんの体質だけでなく、お母さんの体質や性格もある程度わかるように項目を作っています。

実際に通院された症例から、お子さんの体質とお母さんの体質と性格を考察するワークを行いました。

もちろん、実際の治療とその予後の情報をもとに答え合わせもしました。

次回の講座「生老病死を学ぶ」は…

【日程】5月の講座開催は20日です。
※基本的に毎月第四日曜日に開催しますが、5月は鍼灸フェスタに出展するため、日程を変更します。

【時間帯】10:30〜17:00
※お昼休憩や小休憩は確保します。

【会場】足立鍼灸治療院
※会場へのアクセスはこちらをご覧ください。

【参加費】初参加の方は4,000円
※継続される方は(次回より)6,000円(/回)に別途 年会費が必要です。
詳しくはこちらの入会案内をご覧ください。

【申込み】以下のメールフォームからどうぞ!

当日の連絡先・電話番号(必須)

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