【3つの脈診をマスター】with 全国鍼灸マッサージ協会

10月21日は特別セミナー『3つの脈診をマスター』の日。

全国鍼灸マッサージ協会のお招きで東京は神田にて脈診講義を行いました。

3つの脈診を紹介の予定が…


写真:脈を実際に手に取って脈診実演

今回のテーマは「3つの脈診をマスターする」なのですが、実際には4種類の脈診を紹介した結果になります。

最初に行ったのが五味の脈診

もはや当会の名物?となりつつある「味覚で脈状の変化を体感する!」という実験系脈診実技です。

写真:これから何が行われるのか興味津々?のようす

今回は五味ではなく、辛味・酸味・甘味の三味を使っての脈診実験。

この三味のチョイスにも、また実際に味見する順番にも意味があるのです。
その根拠もセミナーでは説明しました。

実験とは味を使っているので「治療にもなれば、体を壊す要因にもなる」のです。

そして脈の変化を実感できた人は参加者中95%(少数点以下、四捨五入)。

「脈診は難しい」という声も聞きますが、大事なのは“まず脈の変化を診ること”です。

条件を整えれば、脈の変化をみることは、さほど難しいことではありません。

しかし、変化が分かることだけでは現場では使えません。

「変化に気づいて、その変化から体質を分析する」

このような診断的思考も紹介しています。

例えば…

「なぜ辛味では脈の変化は乏しく、甘味だと脈の変化が分かりやすいのか?」

「三味ともに脈の変化が分かりにくかった…その理由は?」

このような考察はそのまま診断に結び付く思考なのです。

難経系の脈診を2種 さらにもう1つが気口九道脈診

今回の講座では、難経系脈診を2つ。

そして気口九道脈診を紹介しています。

写真:お互いに脈を診るという機会を最大限に増やし、習得の質を上げました。

ちなみに気口九道脈診は11月の伝統鍼灸学会でのメインテーマの一つです。
(もちろん、伝統鍼灸学会の宣伝もしっかりしておきました)

実際のセミナー構成は以下の通り。

 脈の三要素

 脈位から病位へ

 各種脈診の特性

 脈診から鍼灸治療への実演

 脈診から人体観

 複数の脈診を学ぶ意味

といった構成で約3時間のセミナーを修了しました。

鍼道五経会の東京メンバーが指導サポート

当会の東京メンバー2年目3年目クラスのメンバーも参加し、脈診の実技サポートを手伝ってくれました。

脈診実技って、10人以上になると一人では手が回らないことがあります。
受講されている人も質問しづらくて遠慮してしまうこともありますし。

そこで、東京メンバーの藤川先生、江島先生の2人にお手伝いしてもらい、
実技に関して基本的な内容指導にあたってもらいました。

写真:分からないこと、疑問などがないか一人一人見て回る藤川先生


写真:脈診時の姿勢や手の添え方など、基本かつ大事な点をアドバイスする江島先生


写真:脈診から鍼治療の流れをデモンストレーション。

参加メンバーには実際に脈が変わる瞬間をリアルタイムで確認してもらいました。

鍼道五経会では新規メンバーを募集中です

最後に鍼道五経会のメンバー募集の告知を藤川先生、江島先生に壇上に立って告知してもらいました。

実際に受講しているリアルで率直な感想を伝えてくれました。

写真:最後の〆は当会番宣・藤川先生と江島先生が頑張ってくれました!

感謝の言葉

全国鍼灸マッサージ協会さんにお招きいただくのも、今回で3回目。

この機会を作ってくださった協会理事の長野先生、東京支部長の妹尾先生、セミナー準備に手を尽くしてくれた杉浦先生。

そして懇親会でご挨拶させていただいた協会代表の斎藤先生、誠にありがとうございました。

そして当会東京メンバーの藤川先生、江島先生、いろいろとアイデアを絞ってくださり感謝しています。

番外編:懇親会で仲良くなりました

懇親会ではいろいろな先生方とお話しできました。

セミナーで聴けなかったこと、鍼灸医学に関する悩みやお考えなど、お互いに意見交換ができた良い懇親会になりました。


写真:打ち上げで仲良くなりました。

受講された方のご感想をいただきました

役に立ったの項目に全員✔をいただいたのホッとひと安心。

「とてもシンプルで分かりやすかった」
「今からの施術に使いたいと思います。」
「テキスト通りの言葉ではなく、自分の言葉で表現する大切さを感じました。」
「今までの勉強会で一番わかりやすかったです。」
「いろいろな脈診の仕方を学べて、診断治療の幅が広げられたと思います。」
「舌診、腹診などもお願いしたいです。」
「とても良かったです、来てよかったです。役に立てたいと思います。」

 

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