脈要精微論を読む【医書五経を学ぶ】第2回

鍼道五経会の足立です

講座【医書五経を読む】の第2回が先日の日曜日に途中激しい雷雨でしたが無事開催されました。

第2回の内容は前回に続いて『素問』脈要精微論の続きです。
第1回は“平旦”について学んだ回でしたが、第2回は“頭は精明の府”について終始した回でありました。

頭は中枢神経である脳が守られている部位でもあり、現代医学的には非常に重要な部位・器官であります。
東洋医学の五行説では、重要器官は五臓に分類されており、精神(五神)は各臓に蔵されていると言われています。
さながら人の精神は脳にあるのか?ハート(心胸)にあるのか?という議論のようでもありますが…。精神面における重要な機能は心にあるとされ、脳はどちらかというと稀薄な存在でした。(少なくとも学校で習うレベルの東洋医学の人体観ではそんな感じ)

では東洋医学においては“脳は重要ではないのか?”というと、そうではありません。やはり脳は大事な器官です。
『霊枢』海論篇第三十三では「脳は髄の海と為す」とあり、人体に4つあるという海(四海)の一つをなしています。他の三海もぜひ調べてみましょう!勉強になりますよ。

 
脳は元神の府…これを調べていくと、七竅、九竅、そして金元医学にも話は広がる。“古典の難しい語句を調べるだけでは臨床に結びつかない?” いやいや、決してそんなことは無い。

明代の李時珍という医家は「脳は元神の府」である。という言葉を『本草綱目』に記しております。また同書『本草綱目』の天霊蓋の項では、頭蓋のみならず頭・脳を「泥丸之宮、祖霊所集、…聖胎を圓成する」部位と見なしています。道教的な見方ですが、道教に繋がる老荘思想もまた黄帝内経を理解するためには重要なファクターです。

 
頭は精明の府について各々の考察を発表。
なるほど~と感じた瞬間から、古典医学探究の道は始まる。
まずは思い思いに感じたことを話すことも大事。

ということで、今回は頭は精明の府からほぼ進まず…。というより、この“精明”をさらに深めていけば、そう簡単に終わるはずもないテーマでもあるのですが(^^;)

五色についてももう少し深めたかったですが、望診の概要に触れたところで講義終了と相成りました。

 
2種類+αの望診について紹介。
望診についてはこの一ヶ月の課題となった。
来月は望診について座学をすすめていく予定。

【恒例の番外編】

 
打上げで立ち寄ったお店の突き出しは“もずくを蕎麦つゆで食す”&日本酒グラスで

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