医書五経を読む・第2期

講座【医書五経を読む】も第2期を迎えます。

第2期のコンセプトはビギナー向けの…

医書五経を読む・第2期は初心者向けのやさしい古典講座になります。

『素問』や『霊枢』を読んでも何ひとつ分からない。

『古典文献を勉強したいけど、何を読めばいいのか分からない。』

『自分のレベルに合った古典の勉強を教えてほしい』

そんな人に向けた講座にします。

古典を縦横に読み、自在に鍼灸治療に活用するには基本が重要です。

日本を代表する流派が伝えた書…

日本鍼灸で有名な流派といえば杉山流。日本の鍼灸学校で習う鍼術のその杉山流三部書のひとつに『医学節要集』があります。

この『医学節要集』には、伝統医学として生理学がやさしく説明されています。
また、杉山流を読んでいくと、漢方医学としての源流である『傷寒雑病論』の記述や金元医学の影響を受けており、現代日本に伝わる伝統鍼灸を象徴するようでもあります。

その構成は先天の気、後天の気から始まり、消化のこと、三焦について、井栄輸経合のこと…など、東洋医学系の鍼灸師にとっては基本となることばかりです。

もちろん、すでに鍼灸学校で習ったことばかりだと思う人もいるでしょう。

しかし、臨床現場と伝統医学に結びつけてこれらの基礎生理を学ぶ機会は少ないと思います。

【写真:難しい古典も仲間同士で相談しあうと分かる気がする!】

伝統鍼灸を医学にするために必要なこと

真面目な話、医学とするには、生理学、病理学、診断学、治療学といった要素が必要です。
これらの要素がなければ医学とは呼べません。

これらをおろそかにしてしまうと…
思いこみや直感で鍼をするか、あとは丸暗記で鍼をするしかない…というレベルになってしまいます。
※直感と直観には違いがあります。

当然ですが、東洋医学にも医学と呼ぶに値する生理学・病理学・診断学・治療学があります。
これらの学問・知識が一貫して系統的に繋がっていないと、鍼灸を東洋医学として実践するのは難しいといえるでしょう。

硬い話になってしまいましたが、
東洋医学をイチから勉強し直したいという人は講座【医書五経を読む】で勉強してみませんか?

「やさしく古典を基礎から学び、真面目に鍼灸医学の基礎を積み上げる」がモットーです。

【写真:座学だけでなく治療実技も行います】


【写真:互いに鍼灸の治療実技を行う。】

もちろん、医学としての伝統鍼灸を学ぶ講座ですので、実技も行います。
実技内容は、その時の座学内容に則して診察法や鍼灸治療についての技術研鑽を行います。

自信をもって伝統鍼灸を実践するためにも、東洋医学を学びたい鍼灸師・鍼灸学生さんはぜひご参加ください。

第2期 医書五経を読むのセミナー情報

参加条件:鍼灸師・鍼灸学生・医療関係者で東洋医学を学ぶ意欲のある方

【日 時】:毎月第2日曜日 10:30~17:00
【受講費】:6,000円。初参加の方は4,000円です。
※継続して参加される場合は別途 年会費が必要です。
詳しくはコチラでご確認ください

【持ち物】:スリッパ、白衣、勉強道具
【会 場】:足立鍼灸治療院。南海高野線 千代田駅から徒歩8分程度です。

【講 師】:足立繁久
講師 足立のプロフィールはコチラの【活動】を参照してください。

【定 員】10名
あと4名の空きがあります。

【申込先】:以下のメールフォームからお申込みください。
※記入されたメールアドレスにメールが届かないケースが多発しています。
複数のアドレス、もしくはTel情報を記入して申し込みください。

当日の連絡先・電話番号(必須)

 

おすすめ記事

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す




関連記事

鍼灸師のピクニック ~ 鍼道五経会の場合 ~
『医書五経を読もう』平旦について
講座「生老病死を学ぶ」小児はりのキホン
講座「医書五経を読む」
鍼道五経会の講座風景「医書五経を読む」11月
脈要精微論を読む【医書五経を学ぶ】第2回
胃の気を考える「医書五経を読む 2018.01」
鍼道五経会の課外活動(通称、鍼灸師の遠足)
5月の「医書五経を読む」は特殊脈診を・・・
『臓腑経絡のキホン』
日本医史学会を聴講させていただきました
2021年「医書五経を読む」の締めくくり
医書五経・2月は鍼の補瀉と脈診鍼治の機について
鍼灸婦人科を「生老病死を学ぶ」で学ぼう!
医書五経を読む 第3期の新規メンバー募集

Menu

HOME

TOP